自分をバカにしてくる人に出会ったとき、どうするか?我慢しない自分、受け流せる自分になっていくトレーニング。

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さあ、今日はLINE@でいただいた質問に答えていきたいと思います。

質問内容は、こう。

 

「バカにしてくる人がいます。しかも、お世話になってる人です。どうしたらいいでしょうか?」

 

なるほど。

お世話になってる、か。

 

こりゃ、一つハードルが上がった感があるよね。

お世話になってるわけだからね。

 

さて、どうしようか。

よし。

メントレ的に、いつくか見ていきたい箇所があるから、一緒に見ていこう。

 

メントレポイント1 自分の言いたいことを言えるか


 

 

まず、こういったバカにされます系の問題というのは、「自分が言いたいことを言えない」「言いたいことを我慢して抑え込んでしまう」という場合に多く発生する。

 

なので、メントレポイントとしては、自分が言いたいことを言える状態かどうかを確認していこう。

 

教科書代わりに「無愛想のススメ」を読んでもらってもかまわないかな、と思う。

(手前味噌スープですんません)

 

まずは、相手に気に入られるために我慢したり愛想笑いをしている状態ではないか?を確認する。

もしそうである場合というのは、ある意味で相手は「バカにしてもかまわない」「バカにしても大丈夫」と思っているわけだ。

 

例えば、ここに、ジェイソン・ステイサムがいたとしよう。

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さあ、ジェイソン・ステイサムを面と向かってバカにできる人はいるだろうか。

 

ネットじゃないよ。笑

面と向かってだよ。

 

 

多分いない。

 

「いや、潤さん、それは極論です!彼はムキムキなので、物理的危険性を伴う存在です!」

 

なるほど。

 

もちろんそういう見方もできるけれど、要は、本人が自分をバカにしていない、バカにされることを心の中で認めていない場合は、バカにされることはなくなってくる、ということなんだ。

 

逆に、自分はバカにされる存在だという場合には、バカにされることを許容し続けることになる。

 

許容すると、「あ、いいんだ」となって、どんどん周りがそんな風になってく、ということは多いんだよね。

 

周りの人の自分への扱いは、自分自身への扱いを反映する。

 

(自分自身が心の中で「そうだ」と思っていること、自分を責めている、否定している部分を、外側の誰かが言ってきたりするものなんだよね。

自分がそう思わなくなってきたり、そんな自分を責めなくなってくると、周りから言われなくなったり、言われても気にせずいられるようにもなる。状況を変えようとするより、まず状態を変えること)

 

私はこう感じる、と伝える


 

 

さて、ここで今回の事例に目を向けてみよう。

 

今回のケースで言うと、お世話になっているという理由から、なかなか言いたいことは言えないケースに当たる。

 

通常よりも、言いにくい。

 

ただ、相談者の具体的な相談内容を見ると、そこは言っても大丈夫なんじゃないか、そこをバカにするのは人として間違ってるんじゃないか、と感じる内容になってるんだよね。

 

だから、たとえお世話になっていたとしても、そういう言い方は傷つきます、という風に言ってもいいんじゃないか、と思う。

 

相手を非難するというより、「私は、こう感じます」と伝える。

 

もしかしたら相手は、そういう風に傷ついているということに無自覚なのかもしれない。

伝えれば、分かってくれるかもしれない。

 

分かってくれるという前提で伝えることで本当に分かってもらえることは多い。

分かってくれない、というある意味で相手を低く評価している状態ではなく、分かってくれるという状態で、自分の気持ちを伝える。

 

それで状況が良くなる可能性はある。

まずそこが1つめのポイント。

 

メントレポイント2 自己概念を周囲に下げられない


 

さて、2つめのポイントにいこう。

ここでは、シルベスター・スターローン氏に登場してもらう。

 

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スタローン「やあ」

 

あ、どうもです。

 

え、てか、日本語…。

 

それはそうと、

 

もし彼をバカにしたとしたら、どうなるだろう?

 

多分、「Wow」と言うだろう。

わお。

 

で、何事もなくどこかへ行ってしまうと思う。

余裕の笑みを浮かべながら。

「こいつは、何を言ってるんだろう」みたいな感じで。

 

つまり、気にならない、相手にする必要性がない、ということ。

バカにされても気にしないでいられる。

 

かなりメントレ的に上級レベルにいると言えるのだけど、そういう状態もあり得る。

 

なぜそういう風でいられるかと言えば、自分が自分を低く評価する選択をしない、という選択をしているから。

 

周りがどうこうの前に、自分が自分を受け入れている、認めている。

その「状態」でいるってことなんだ。

 

あと、ある意味、人をバカにするということは、本人が自分をバカにしているということでもある。

 

自分をバカにしていない人は、人のこともバカにせず、リスペクトする。

自分は変わっていなくても自分をリスペクトする人もいるし、バカにする人もいる。

自分は変わってないのに。

 

つまり、自分をどう思うかということは相手の問題であり、コントロール不可能だ。

 

そこをしっかり見抜く。

ズバンと。

 

そうすれば、相手の言葉は相手の言葉として、そのままお返しできる。

 

「あなたは、そう思うんですね」

と。

 

でも、

「それを私は受け取りません」

と。

 

人が勝手に与えてきたものを受け取るか受け取らないかは、自分で決められることだ。

 

外側から何が来るかはコントロールできないかもしれないけど、

何を受け取るかは自分で決めることができる。

 

それがある意味、メンタル力でもある。

 

そのメンタル力があれば、外側の出来事や状況や他人に自己評価を下げられることはなくなっていく。

 

自分軸ができてくるわけだ。

 

自分はどう思うのか、ということをしっかりと持った自分ができてくる。

その状態になれれば、バカにされても大して気にならない、というところにいける。

 

ただもちろん、これは結構レベルが高い。

それなりにトレーニングを積まないと、そうは思えないかもしれない。

ただ、そういう領域がある、ということだけは知っておいてね。

 

受け流せる自分を作る


 

 

 

なので、例えば今回はお世話になっている相手だからどうしても言いたいことを言うことができない、という場合。(そこも一度本当にそうか?と向き合うべきところではある)

そういうケースも現実世界ではあって、さてどうしようか、ということで悩むことはあると思うんだよね。

 

その場合は、受け流す、ということをやっていこう。

つまり、受け取らない、ということ。

 

相手が何を言おうが、受け取らない。

聞き流す。

相手の問題だ、と考える。

 

で、すぐに自分の好きなことや、やりたいことを考える。

そういう手がある。

 

ただ、受け流すためには、自分自身の内面を育てる必要がある。

 

相手はコントロールできないし、相手が自分をどう思うかもコントロールできない。

 

だから、自分自身の内面を育てる。

 

自分が自分を受け入れ、自分が自分を高く評価してやる。

そのトレーニングを積む。

 

そうすれば、周囲がどうこう、他人がどうこうで自己概念を下げられることも減っていき、楽しく毎日を送ることができるはずです。

 

 

今日は、こんな感じで。

 

 

 

イケジムは来週中に再募集します。

我慢しない、受け流せる自分に現実的になっていきたいという方はどうぞ。

 

 

 

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