それをしているから素晴らしいのか、素晴らしい自分がそれをしているのか。

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何かをするときには、状態というものがある。

 

例えば、お金を稼いでいたら素晴らしい(稼いでいなければ素晴らしくない)から稼いでいるのか、素晴らしい自分がお金を稼いでいるのか。

 

人のためになることをしていたら素晴らしいから(人のためになることをしていない自分や、していない人は素晴らしくない)人のためになることをするのか、素晴らしい自分が人のためになることをしているのか。

 

明らかにすごいことをしているのだけど、心の底からの尊敬心みたいなものが湧いて来ないことってないかな?

 

すごいことをしているのに、もちろん頭ではすごいと分かるし、尊敬すべきなんだろうけども、心の内側から湧き上がって来るものではない。

 

メリットとか、そういうものを考慮すれば話は別だけど、そこを除外したときに本当に心惹かれるかというと、どうなんだろうと。

 

それはなぜかと言えば、それをしているその人の「状態」を無意識に感じ取っているからなんだ。
それはつまり、

 

「そうじゃない自分を否定しているんだな。つまり、そうでない人を否定しているし、ということは自分もそうでなければ認めてはもらえないし、そうであることを期待され求められるだろうな」

 

 

と無意識レベルで分かる、ということでもある。

 

そうであることを期待され慣れていて、まだその状態で生きていたい(条件付きで自分を認めて生きていたい)人は惹かれるだろうけれど、

メンタル的に成熟してきて、自分を愛するとは何なのか、人を愛するとは何なのかが少しずつ見えて来るようになると、そういう状態の人と一緒にいるのは苦しくなってくる。

 

誰に憧れを感じているか?で、大体その人のメンタル状態は分かる。

 

否定的なエネルギーというのは、瞬発力はあるし否定が強ければ強いほど膨大なエネルギーになるから、行動力は上がる。

 

だけど、同じくらいの反発、反動、抵抗、争いというものを引き起こすもので、その人の周りでは分離や争いがよく起こっていて、そのエネルギーが周囲に伝播し、周囲を分離させていくことすらある。

 

行動レベルでは人のためになっていても、エネルギーレベルでは人のためにはなっていない、という風にも言える。

 

その人のメンタル状態が根本的に上がらない限りは、人を変えて同じことは起こり続ける。

 

イケジュンはそういう否定的なエネルギーを原動力にするのは好みじゃない。

 

それが良い悪いではなく、好みではないし、自分にふさわしいものであるとは思えない。

 

素晴らしくない自分が何かをすることで素晴らしくなろうとするのではなく、

すでに素晴らしい自分が、好きなことを楽しんでいるだけだという、そういうエネルギーで生きていきたいし、活動していきたい。

 

それをしているから素晴らしいのか、素晴らしい自分がそれをしているのか。

 

人が抱える悩みというのは、それをしている自分だけが素晴らしいのにそれができていない、それで結果を出せていない、それが満たせていないときに生まれる。その結果、ネガティブになり、動きが止まり、さらに結果は出ず、満たされないようになる。

 

素晴らしい自分がそれをしているなら、それを好きでいられ、それを楽しめるようになる。

 

その「状態力」の違いが、本当に本当に大きなものなのだと思うんだよね。

 

 

 

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