俳優の演技から「自己評価が高いとは、どういう状態なのか?」を学ぶ

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「クローズZERO」という映画があります。かなり男くさい映画なのですが。

漫画から映画化された映画で、もう何年か前のもので、不良高校生が喧嘩するという映画なのですが(説明適当すぎ)、

この映画には私が好きな俳優が二人出演しているんですね。

それは、「小栗旬」と「山田孝之」です。かなりミーハーどころのイケメンなので知っている人がほとんどかな、と思います。

この二人の演技力って、本当に素人目線で見ていてもすごく高いんですよね。小栗旬さんに関して言えば、以前に情熱大陸にも出演していて、演技へのこだわりの強さがそれを見れば分かるし、

山田孝之さんの演技力の高さは業界でも有名らしいです。

で、「クローズ」という映画でも二人の演技力は突出していて、その演技から学べることがすごくたくさんあります。

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例えば、写真のシーン。これは「クローズZEROⅡ」の方ですね。このシーンが私が伝えたいことを象徴的に表しています。

小栗旬演じる「滝谷源治」が、敵のリーダーである鳳仙高校の「鳴海大我」と相対して、決闘の約束をするシーンなのですが、

決闘の約束をしたあと、鳴海が、

「楽しみにしてるぞお」

みたいな感じで言います。鳴海の演技はあまり好きではないのですが、強そうに見せようとしている人がどんな感じなのかということがよく分かる例としては好きです。

で、鳴海は置いといて、そこで滝谷が、

「ああ、楽しみにしとけよ」

って言うんですけど、これ文字で表現することの限界を感じすぎてひたすらもどかしいんですけど、

とにかく「ああ、これが自分はできる、価値があると確信している人の言葉なんだな」と思わせるものがあります。

「ああ、楽しみにしとけよ」という言葉自体は文字にすると普通なんですけど、これを映像で見ると全く違った印象を受けます。

無理やり言葉にするならば、

俺が勝つのは当然。であるにも関わらず、こいつは「楽しみにしている」とか言っているのか。何言っているんだ。でもまあ、今そのことを指摘しなくてもどうせ明日になれば現実を理解するはず。今言う必要はないし、言うことすら面倒くさいこと。勝手にさせておけばいい。俺は明日、ここに来て、いつも通りの力であいつに勝てばいいだけ。ただ、それだけの話だ。

その心情から生まれる一言が、

「ああ、楽しみにしとけよ」

という感じ。

その一言に込められた裏の思いこそ、私がこのブログでもずっと伝えていることなんです。

別に全然喧嘩とかしなくていいんですけど、痛いので。そういう話ではなくて。

例えば、私の京大受験のときの心境と、この滝谷の心境というのは非常に近いものがあります。

 

自分は合格して当然。俺は明日、試験場に行き、いつも通りの力で試験を受ければいいだけ。

 

人生というのは、自分が何者であるかという自分に対する認識が反映され続けます。

モテないと思っている人間は、当然モテません。

昨日、面白い話を聞いたのですが、

自分のことを好きじゃない、自分に自信のない男が女性を口説こうとするのは、

自分の商品に自信がなく、商品を良いと思っていないセールスマンが、お客さんにその良いと思っていない商品を売ろうとするのと同じことだ。と。

まさにそう。

「この商品、全然性能悪くて、マジで微妙なんですけど、ぜひお買い求めくださいませ」

と言って、誰が買うかというと、多分誰も買わない。

「私は全然素晴らしい男じゃないんですけど、ヘタレなんですけど、こんな私と付き合ってくれませんか?」

なんて告白がうまくいくはずがありません。

つまりは、自分自身に自信を持ち、肯定し、高い自己評価を持つことが全ての元なのです。

そして、その自己評価をそのまま反映した現実が、私たちの人生そのものなのだ、ということなんですよね。

自己評価が高い人は具体的にどんな感じなのかな?というイメージを掴みたい人は、「クローズゼロⅡ」を観てみると良いです。

それを観て自分と比べて「ああ、俺なんて」と思うのではなく、自分も本来はそれくらい自分に自信と確信を持つことができるのだという、そんな姿を「思い出す」材料として使って欲しいと思います。

喧嘩が多いのと、やたら男くさい映画なので、そういうのが苦手な人はあれなのと、女性からするとイメージが掴めないかもしれません。

でも、そこから得たものを抽象化して自分ごとに置き換えることで有益なものに「できる」ので、そういう意味で観てみてもいいかもしれませんね。

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