良い状態をクリエイトする方法。前提と感情の秘密のパートナーシップとは?

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さて、今日は「感情」というものについて書いていきます。

 

感情って、「前提」と「思考」の影響を受けるもの。

 

例えば前提が「自分はダメかも」「自分には価値がないかも」というものだと、

ネガティブな感情をすごく感じやすいんだ。

 

失敗したとか結果が出なかった(状況)という場合に、必要以上にネガティブを感じる場合って、

「自分はダメなんだ〜」というところにアクセスした、

もともと自分にあったネガティブな前提に触れることになったからこそネガティブな感情を感じている。

 

つまり、状況(失敗)それ自体が感情を生んでいるのではなくて、

前提、自己概念、セルフイメージというものが感情を生んでいる部分があるわけだよね。

 

状況→前提・思考→感情

 

 

ということ。

 

一般には、

 

状況→感情

 

という風に思われているのだけど、実際には間に「前提・思考」が入っているんだ。

 

で、よく生まれてきた感情自体を受け入れようとか、そんな私もOK!みたいな話があるんだけど、

もちろん受容や受け入れは大事。

 

ただ、ある意味でファーストステップ的なところがあって、そこがゴールというよりは、スタートだったりする。

というのも、

 

状況→前提・思考→感情

 

だから、前提・思考を変えない限り、同じネガティブな感情を感じ続けることになる。

 

一事が万事だから、

結果が出ない、失敗したということで必要以上に落ち込む人は、

同じように何かしらの結果が関わっていることで、めちゃくちゃ落ち込んだりする。

 

出てきた感情自体を受容することももちろん大事なんだけど、

それだけだと課題は解決しなかったり、次も同じことを繰り返したり、もしくは同じことすら怖くてできなくなってしまったりする。

 

なので、ファーストステップとして受容して、そこから前提・思考に目を向けてみること。

 

 

前提と思考が変わっていないと、状況に対して生まれる感情も変わらないわけなんだけど、

これが「変わっていない」ということなんだね。

 

「変わっていない」を具体化すると、

 

前提と思考が変わっていないので生まれてくる感情も変わらず、その感情を状況のせいにするというパターンを繰り返している、ということになる。

 

例えば、

 

自己主張が強い人がいる→黙り込んでストレスを溜め、自分を責め、いつか爆発する

 

とかもそう。

 

ここでも実際には、

 

自己主張が強い人がいる(状況)→自分が言いたいことを言ってはいけないし、要求なんてしちゃいけないし、相手の主張を飲まなければならない(前提・思考)→黙り込んでストレスを溜めていつか爆発する

 

 

ということになっているわけだね。

 

で、感情を状況のせいにするというパターンを繰り返しているというのは、

 

本当は自分の前提や思考が今の感情や行動を決めているんだけど、そこに気づけないでいるということ。

 

 

これが、自分の前提や思考に気づいて、「自分も言いたいことを言っていい、断っていい(新しい前提)」になっていくと、

 

自己主張が強い人の前でも以前のようなネガティブな感情を感じなくなってくるし、その人の前でも自由でいられるようになるし、

自分が言いたいことを言えれば言えるほど、相手に対して「高く評価する」ことができるようになる。

肯定的に見る視点が新たに生まれたりする。

 

これが「変わった」つまり、「メントレできてる」ってことになるんだ。

 

(受容の話をしておくと、「イライラしていいよね!爆発してもいいよね!」ということだけでは、同じパターンを繰り返すことになり、根本的には変わっていないと分かると思う)

 

 

同じような状況だったとしても落ち込まない人はいるし、前を向ける人もいる。

そういう人を一般的に「メンタルが強い」という風に言うと思うのだけど、

要は「前提」として自分はダメだとか、できないと思っていない、

思考の方向づけが上手だから前向きな考え方を採用できていたり、物事の肯定的な側面に目を向けるのが上手なんだよね。

 

 

例えば、ジムメンバーの例だと、

 

子供がディズニーランドで拗ねちゃった

 

という状況があって、昔だったら

 

子供が拗ねた(状況)→イライラ(感情)

 

だったのが、

 

子供が拗ねた(状況)→まあそういうこともある。子供なんだから。それも可愛い。今回の目的はみんなで良い思い出を作ることだから、楽しい時間を作るために機嫌良くいたいな(前提・思考)→良い機嫌(感情)

 

という感じで、結果的に子供の機嫌も戻って、目的であった良い思い出を作るということが達成された、という報告をいただいたことがある。

 

前提と思考自体を鍛えていくと何が起こるかというと、こういう風に前向きな感情や状態を自分でクリエイトできるようになってくる。

 

これが「自分で自分の機嫌を取れる」ということなんだ。

 

それができれば、当然、コミュニケーションの質も上がるし、仕事の質も上がるし、恋愛で悩むってことはほぼなくなる。

パートナーシップに関しても良い影響が出てくるし、少なくとも片思いで必要以上に状態が下がるってことはなくなる。

この「前提・思考」の質を高めていくことがメントレでやっていくことで、そこの力がついてくると、色んな場面で自分の機嫌を自分で取れるようになり、

現実が上向いてくる、ということなんだね。

 

 

では今日はこのくらいで。

 

 

メンタルジムは今日の23時59分で募集終了。

 

イケジム9月のコンテンツは、1時間弱の音声が4本あるんで結構内容的に多岐に渡るんですが、

 

自分の内側から良い感情をクリエイトするトレーニング

具体的で実践しやすいセルフイメージを高めるトレーニング

良い状態の作り方の基本振り返り

 

などなどのベーシックなトレーニングに加えて、

 

やりたいことを明確にする方法

どうすればもっと楽しめるようになるのか?楽しむメントレ

目の前の仕事や勉強、タスクをもっと楽しめるようになり、生産性を高める個人の主観に基づかない科学的根拠のある方法

 

という「目の前の物事に良い状態で取り組む」ことに関するトレーニング、

 

メンバーの声を取り上げることで行う、「具体的な状況の中でいかにメントレを生かしていくか?」という、ストーリートレーニングも行います。

 

最近はストーリートレーニングが多くなっていて、具体的な話が出てくるので「ああ、そういう風にすれば状態が上がるんだ」ということが分かりやすくなっているかな、と思います。

 

メンタルジム詳細はこちら

 

 

 

 

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