やる気を持続させるコツ。やる気停滞状態の抜け出し方とは?

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昨日のVLOGで「諦め癖」について話したのだけど、

 

諦め癖がついてくると、モチベーションやヤル気についても停滞したり微妙な状態が続くことが多い。

 

というのも、諦め癖がついているということは要は、自分の願望を諦める癖がついているということ。

 

自分の願望というのは基本的に「ワクワク」するもの。

 

逆に言えば、自分の願望を諦めることが癖になると、ワクワクすることって難しくなってくるんだね。

 

それはつまり、モチベーションが上がらない、やる気が出ない、という状態になっていくということなんだ。

 

同じ願望を抱いた2人のアキラの物語


 

 

例えば、ここにレゴがあるとするよね。

 

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そしてここに、レゴ大好きアキラ少年がいるとしよう。

 

今回、アキラはレゴで「お城」を作ることにした。

 

偉大な王様と美女お姫様が暮らす、最高のお城。

 

ただ、アキラの家にはお金がなかった。

 

だから、レゴが足りない。

 

アキラがイメージしているお城を作るには圧倒的な数と圧倒的な種類のレゴが必要になる。

 

さて。

 

ここで「諦め癖アキラ」と「諦めないアキラ」の2パターンのアキラに登場してもらおう。

 

 

まず、諦め癖アキラの登場だ。

 

諦め癖アキラはすでに諦める癖がついてる。

 

まじ諦。

 

だから、「うちはお金がないからどうせレゴは買えない」と考える。

 

「ふう、、、まあ仕方ない。家でも作ろうか」

 

 

と考えて、今現状目の前にあるレゴでできるものを作り始める。

 

ただ、本当に作りたいのは家じゃなくてお城。

 

だから、レゴはもちろん楽しいのだけど、本当にワクワクすることはなかなかできない。

 

家を作るのは簡単だけど、見ていてそこまでワクワクすることはできなかった。

 

でも、だんだんと家を作ることに慣れてきて、「こんなもんかな」と思い始める。

 

「レゴって、こんなもんか」

 

 

レゴで家を作ることはそこまでワクワクするものではないから、だんだんとレゴ自体にも飽きてきて、

レゴに対するモチベーションも薄くなっていった。。。

 

これが、諦め癖アキラの人生だ。

 

 

さて次は、諦めないアキラに登場してもらおう。

 

 

諦めないアキラは、現状、確かにお金がないからレゴを買えない。

だけど、諦めないから、

 

「何とかならんか…、いや、何とかなるはずだ!」

 

 

と考えた。

 

とはいえまだ、アキラの中にアイデアはない。

 

でも、何かないかと考えることにした。

 

そこでアキラの中に浮かんだアイデアは、

 

・お小遣いを貯める

・年に一度の誕生日プレゼントでおねだりする

・孫パワーを活用して、おじいちゃんおばあちゃんにおねだりする

・お年玉をフル活用する

・懸賞でレゴがないかチェックする

・くらうどふぁんでぃんぐ

・レゴ社が開催しているイベントがないかチェックする

 

などがとりあえず思いついた。

 

ただ結局は、おじいちゃんに電話しておねがりしてみたところ、

 

「仕方ないのう」と言ってニコニコしながら買ってくれた。

 

おじいちゃん神!

 

そして、お城を作れるくらいのレゴが揃った。

 

アキラはイマジネーションを広げる。

 

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自分が作りたいお城。

 

それは、最高にカッチョいい王様と、美女すぎるお姫様が暮らす極上のお城だ。

 

自分が住みたいと思うような、心震えるようなお城を作ってやろう!

 

アキラは燃えている。

 

「レゴって、こんなに楽しいものなのか…」

 

 

アキラは、夢中になって自分がワクワクするお城作りを始めた。

 

ただ、お城作りは困難を極めた。

 

時間もかかるし、なかなか思うようにならない。

 

家を作るのは簡単だった。

 

家でいいなら、1日もあればできる。

 

ただ、お城を作るとなると、たくさんの行動量と、たくさんのアイデア、たくさんの試行錯誤が必要になる。

 

自分がワクワクするものを作るのは、量という観点で見れば、なかなか大変だ。

 

アキラは思った。

 

「好きなこと、やりたいことをやるっていうのも、甘くねえな…」

 

 

ただ、アキラにはワクワクというエネルギーがあった。

 

自分のビジョン、自分のイメージに対する震えるような情熱とワクワクが、アキラの中には確かにある。

 

だから、何度も試行錯誤を重ねた。

 

その結果、だんだんとアキラがイメージするお城に近づいて来ている。

 

ここまで来るのに、1ヶ月近くかかっていた。

 

だけど、アキラは諦めない。

 

というか、楽しみながら取り組むことができている。

 

というのも、心の中で、カッチョいい王様と、美女すぎるお姫様がそのお城で優雅な暮らしをしているからだ。

 

たまに、精鋭部隊のこれまたカッチョいい部隊長がやってきて、王様に部隊の報告をしたりする。

 

「部隊長の名前は、、、趙雲だな」

 

と、なぜか三国志のキャラを命名することにした。

 

そういう具体的なことをアキラはいつもイメージして、心の中で楽しんでいた。

 

だから、レゴが楽しかった。

 

2ヶ月が経った頃。

 

ついに、お城が完成!

 

アキラはお城を見て、「ああ、これが俺が作りたかったお城だ…」と思った。

 

お城の中で王様とお姫様、そして、趙雲が送る人生を想像し、

 

「いいな、いいな〜。ここがいいんだよねえ」

 

と何度も何度も眺めた。

 

冷蔵庫からオレンジジュースを取り出し、コップに氷を3個入れて、ジュースを注ぐ。

 

タタタ!とジュース片手に階段を駆け上がり、部屋に戻る。

 

戻ったアキラはオレンジジュースを一口含み、「今日のオレンジちゃんは、格別だね」と言いながら学習机の椅子に優雅に腰を下ろし、自分が作り上げたお城を眺める。

 

最高に贅沢な時間だ。

 

このお城を作り上げるまでにかかった時間と労力。

 

そのプロセスのことを思い出し、「大変なこともあったけど、あの頃は楽しかったな…」と振り返る。

 

そして、目の前に、当時はなかった、イメージの中にしかなかったお城が実際にあるのを見て、自分に誇りを感じていた。

 

よくやったぞ、俺!俺ってカッコイイ!

 

心の底からそう思えた。

 

オレンジちゃんをもう一口含み「格別だね」と言った後、

アキラはお城を作っている最中に感じていた気持ちを思い出した。

 

「今度は、さらに上手に作れる気がする。もっと試してみたいことがある」

 

アキラの願望は、拡大していた。

 

「今度は、豪華客船を作りたい。今のお城を超えるクオリティで」

 

お城を作りながら、アキラの中には次なるイメージが浮かんでいた。

 

次なるイメージは、豪華客船だ。

 

アキラはワクワクに突き動かされながら、

気づけば受話器を握っていた。

 

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この2人のアキラの人生の違いは、

 

諦め癖があるかないか

 

たったそれだけの「メンタル」の違い。

 

ちょっとしたメンタル、ちょっとした意識の違いで現実は変わり、その後の行動、判断、基準に影響を与えていくんですよね。

 

 

:VLOG「諦め癖の治し方」

 

 

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