グズでドジでノロマだった池田潤(今もか)。できない自分を受け入れることで、乗り越える力が湧いてくる

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物を書いていて、ときに忘れてしまうのが、自分のできなかった頃のこと。

例えば、受験生時代で言えば、高校三年生までは本当に散々な勉強の仕方をしていた。

当時、相当グズでドジで本当にノロマだった。

ノロマすぎた。

覚醒したのは浪人時代になってからで、ある意味、手痛い失敗をしたからこそ、自分が本当に向き合うべきものと向き合うことになったと言えるのかもしれない。

自分にとって向き合うべきポイントは「プロセス」だった。

とにかく、プロセスで手を抜く。

なぜなら、当時、すごく焦っていたから。

自分に実力がないことに目を向けるのが怖くて、その恐怖から大量に勉強量をこなしていた。

大量にこなすことで安心感を得ていた。

勉強内容はほとんど身にはなっていない。笑 安心を得たいだけ。

何もしないで現実逃避的になるよりはマシかもしれないけれど、それでも本当に実力をつけるための勉強ができているわけではなかった。

当時から色んな勉強法はすでに知っていたし、どの参考書が良いかということも知っていた。

現役時代と浪人時代で、新しい勉強法を取り入れたとか、新しい参考書を取り入れたということはあまりない。完全に同じというわけではないけれど、同じものを使うことが多かった。

それでも、結果は劇的に変わった。

それは結局、自分が向き合うべきもの、つまりは「ちゃんとわかっているのか」というプロセスをきちんとこなすことができたから。

ある意味、「マインドの違い」でしかなかったわけだ。

その「マインドの違い」によって合格を手にした私は、その後、ブログで「マインドの重要性」を語り始めることになる。

「抽象的だ」ということを言われることも多かったが、そんなのは当たり前のこと。批判になっていない。

抽象的な部分を伝えることこそが自分の使命だと思っていたのだから。

具体的な勉強法の情報など、ネット上に腐るほどあるし、ほとんど差などない。どこにいっても同じ。

ドングリの背比べ状態。どこにいっても、ある程度のクオリティはある。

あとは、サイトが綺麗かとか見やすいかとかまとまっているかとか、そういう部分の差でしかない。

そういったすでにネット上にあるものと同じサイトを作ったところで、同じことを語ったところで、意味ある?ない。

だからこそ自分は自分の語るべきことを語ろうと思ったし、そこには大きな意味があったと思っている。もちろん具体的勉強法についても書いていたけれど。

もちろん、マインドだけで上手くいくわけではない。でも、具体的な勉強法だけで上手くいくわけでもない。

そんなのはお互い様だ。

どちらに寄っているのかというだけの話だ。

教えていく中で、確実に生徒の「マインド面」と向き合わなければならないときがくる。

具体的手法を教えればそれだけで上手くいくほど単純なものではないのだということに気づかされるときがくる。(もちろん、マインドだけでもダメだ)

ただ、マインドといっても「できると唱える」とかそういうことではなくて、「きちんと理解できているか」「他の問題に応用できるか」「覚えただけになっていないか」などなど、そういう『姿勢』のことをいっている。

それは今でも大事だと思っているし、

ただ、現役時代の頃の自分はそんなことは全然できていなかった。

いつだって、「できていない自分」が先にいて、それを試行錯誤で「乗り越えた自分」がいる。

これを読んでいるあなたに知ってほしいのは、私にもできない時期はあったということ。

それは勉強だけではない。

心の部分でも全部そう。

よく自分を責めたし、否定したし、劣等感もあった。

そういうものと一つ一つ真摯に向き合い乗り越えてきただけであって、もともとは、ネガティブで卑屈なマインドの持ち主だった。

今でもできないことなどたくさんあるし、やりきれていないなと感じることもある。

そんな自分の存在を否定したところでどうしようもなくて、受け入れて一つ一つやっていけばいい。

この文章を書いているのは、ある意味、自戒の意味を込めて、という部分もある。

今の自分を責めるのでも否定するのでもなく、まずは受け入れ、まずは現状を認め、そこから少しずつ、自分のペースで自分の壁を乗り越えていく。

そんなことができれば、いい感じな気がする。

(文体が不安定なのはご愛嬌!)

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