自分に合わない成功者に学ぶと、武器を弱点だと勘違いして人生はうまくいかなくなる

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色々と学んでいるのになぜか上手くいかない…と感じる人は多いもの。

なぜ、そんなことが起こるのか。

上手くいかないなと感じているとき、人は自分を否定したり、自分はダメだと強く感じていることが多いもの。

「自分はダメだ」となっているとき、人は自分の持っているものを否定し、他人が持っているものを肯定するメンタリティになっている。

そのとき、「自分以外の誰かにならなければならない」と感じ、自分が持っている性質を否定するようになります。

自分を否定している状態で「成功者」と呼ばれる人に学び始める。

しかし、自分と「成功者」は別人です。

持って生まれた能力も、才能も、望みも、傾向も、何もかもが違います。

だから、真似をしようとしたって絶対に無理が出るし、自己否定は終わりません。

その人と同じようにできない自分はダメだ、ということになるからです。

例えば、私の場合は、内向的内省的な部分があるので、物を書くこと、思索することが得意です。

逆に、外にバリバリ出かけて行って活動する、ということはそこまで得意ではありません。

でも、「成功者」と言われる人の中には、バリバリ外で活動する人もいるでしょう。

そして、その人はバリバリ活動することで成功したわけですから、

「外でバリバリ活動するべきだ!」

という発信をします。

自分という視点しか持っていないのなら、そういう発信になることは当然のことです。

しかし、人によって成功の定義は違い、成功の方法も違う。

その人がその方法で成功したのは、『それがその人の武器を活かす方法だったから』です。

同じ武器を持っていない人がその人の真似をしたところで上手くいかないばかりか、

いつだって自分を否定する状態になり、一向に変われない、ということが起こる。

自分の武器を人に押し付けることほど不毛なことはない。

自分の武器の方がすごい!と言うことほど不毛なことはない。

そこに優劣はないのに。

弓と斧と槍と剣。

それぞれ「違う」だけで優劣はない。

で、学んでも変われない人は変われないからこそ余計に学び始めるのですが、

根本的に方向が間違っていることに気づかないといけない。

結局、私たちは「自分の武器」を見つけて、活かすしかない。

私がもしも本来の傾向を無視し、自分の願いを無視したら。

本は出せていないし、こうやって日々ブログも書けないし、イケジュンジムだって運営できない。

でも、自分が嫌いなときは、自分の本来持っている傾向を全く無視して、他人になろうとしてしまうのです。

例えば、小説家は文章を書くことが仕事です。

でも、文章を書くことや内省が苦手で、人とバリバリつながって成功した人は、

「もっと外でバリバリ人とつながって動けよ!」

と言うでしょう。

『自分は』それで成功したからです。

もっと悪いケースだと、

「お前のやっていることに意味はない!」

と言われたり。

自分の武器を活かせる土俵に周囲の人を巻き込み、その武器を活かすことが成功であり、それ以外はおかしいということにする。

それはつまり、他人に武器を捨てさせ、自分の武器にこそ価値があると伝え、人の自己肯定感を奪い、人を本来の道から外させることでもある。

そして、自分のことを信じられない、嫌いなときは、その人の言うことを聞いてしまうのです。

自分の感情、感覚、心の声は無視して。

むしろ、その感情、感覚、心の声は「間違っている」「克服しなければならないものである」と感じる。

その感情、感覚、心の声に従うことが「自分の武器を活かす」ことなのに、

それらを否定し、それこそが「弱点」だと思う。

11月28日発売の『自分の「武器」を見つける技術」の中に、

「武器が弱点になる」というテーマでここもより詳しく書きました。

とはいえ、「発信」に関しては自由だし、これからも様々な発信が世の中には広がり続けるはずです。

だからこそ、大事なのは受信側のリテラシーであり、受信側がどれだけ自分を知っているか、自分の感覚の方を大事にできるか。

自分の武器を知っているか否かだな、と思うのです。

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