イケジュンジムで「人狼ゲーム」をしてみて分かった、人が一歩を踏み出せない理由

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イケジュンジム大阪セミナーで、「人狼ゲーム」をしました。

有名なゲームですよね。最近は、企業の研修でも人狼ゲームが取り入れられたりするということで、よしじゃあやってみようじゃないかということで、

一人車を走らせ、ドンキホーテで人狼ゲームをゲット。実はトイザらスにも行ったのですが、人狼は大人のゲームと認識されているからなのか、ありませんでした。

『夢中になる』という感覚


 

それはどうでもいいのですが、

大体、8〜10人くらいで組を作って、それぞれ人狼ゲームをしてみたんですね。

これがまあ、面白い。普通に面白くて夢中になりました。

私はファシリテーターとしてもっぱら進行役をしていましたが、それでも楽しかったですね。

で、ファシリテーターとして、当然「意図」を持ってこのゲームをやったし、その意図は達成されたのですが、

それ以外の収穫もいくつかありました。

私の当初の意図としては、人狼ゲームを通じて「あり方」や「関わり方」「積極性」「戦略を練る力」「問題の真の原因を探求、特定する力」「人を巻き込む力」などを体感してもらおうと思っていました。

ただ、そういったある意味真面目な学びだけではなく、

「それ自体が楽しい」という感覚を思い出す体験にもなったんじゃないかな、と思うんですね。

子供のように「夢中になる」という感覚です。

この感覚というのは、大人になるにつれて失われがちな感覚。

真面目に、何かのために何かをするということがどんどん当たり前になってくる。

でも、ゲームというのはそもそも、「それ自体を楽しむ」ためにあります。ただただ、それがしたいからやる、ということ。

そうなったとき、人は時間を忘れてハマることができるし、そうすると「行動量」も増えるわけです。

行動することにネガティブな思い込みを持っていないか?


 

最近は「頑張らなくていい」ということがたくさん言われるようになって、本当に無理をしていた人もいるわけなのでそれは別にいいのですが、

同時に「行動する」ことに対するネガティブな想念が強くなりすぎていて、本当は動きたいのに、動くことが悪いことだと思い込み、動けない人が増えていると感じています。

ただ、例えば、人狼ゲームを熱中してやることが悪いことか?

ある意味すごく「行動」しているわけで、行動に夢中になっているわけですが、それは悪いことではありませんよね。

面白く、楽しく行動することだってできるわけです。

文章を書くことが楽しいとか、ビジネスをすることが楽しいとか、何かを創ることが楽しい。そうなれば人はガンガン行動するわけで、

行動できないという人は、行動することの楽しさを思い出すこと、何かをするということが面白いことなのだということを思い出すことが大事なのではないかと、

人狼ゲームをやってみて思ったんですね。

ただ、このゲームをあまり楽しめない人もいるだろう、と見ていて思いました。

ゲームを楽しめない=人生を楽しめない


 

それは、

ゲームであるにも関わらず、ゲームを上手くできるかどうかで自分の価値が決まると思い、そして上手くできる自信がなくて不安な人

です。

ゲームとは本来楽しむためにあるものなはずなのに、それを「自己価値を高めるための手段」にして、

でも自信がないことによってそれが裏返り、「自己価値を低める手段」としてゲームを捉えた人です。

その人は、不安で、緊張を強く感じ、ゲームを楽しめません。

そして、さらに気づいたことは、この心の動き、心のあり方が、現実のありとあらゆる場面で起こっていて、

それが人が動けない原因になっている、ということです。

例えば、文章を書くということをゲーム感覚でできる人がいたとしましょう。

しかし、文章を書くことを「自己価値を高める手段」と捉え、そしてそこに自信のなさが加わったとします。

すると、どうなるか。

書けなくなるし、書くことを躊躇し始めます。

自分の価値が、自分の評価が、下がるかもしれない

という恐怖の虜になってしまうからです。

自分に自信がなくなればなくなるほどその思いは強くなり、行動もできなくなっていく。

本来であれば楽しいからやっていたものに、いつのまにか「恐怖」を感じるようになる。

そこに恐怖を感じたのは、「行為が自己価値を高める手段」となったからです。

そして、行為を自己価値を高める手段としなければならなかったのは、自分には無条件に価値があると思えず、

自分の存在を正当化しなければならない、という思いに駆られたから。

証明する必要のない「自己価値」を証明する自信がない人


 

行動できない、動けない、楽しめないという人は、

何かをすることで自己価値を証明しなければならないという思いに駆られているけれど、自己価値を証明できるだけのことができるか不安である

という特徴があります。

だから、証明しなければならないものを証明できていない焦りを感じながらも、一歩踏み出して、何かをやってみて証明することが怖くてできない。

私がいつも言っている「自分には価値がある」というのは、

そもそも証明などしなくて良い

ということです。

その大前提を持つことで、ある意味様々なことをもっと「楽しむ」余裕が生まれ、心のスペースが生まれ、

挑戦してみるか、やってみるか、という気持ちを持つことができる。

すると、結果的に、現実で上手くいくことが増えるよ、ということなのです。

だって、心が軽くなることで「実際にやってみる」ことが増えるわけですから、当然、現実は動いていきますよね。

その心の軽さや、遊び感覚、楽しむ余裕、チャレンジ精神を生むのは「自分にはそもそも価値があるのだ」という感覚なのです。

 

そういったこと、大阪で人狼ゲームをやってみて感じました。

今週は、東京で。50名弱の人数が集まるので、どうなるか今から楽しみです。笑

 

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