「嫌われるのが怖い」を克服する方法


 

恐怖が強いと、本当に向き合うべきものから逃避してしまうことがあります。

例えば、自己評価が低くて人から嫌われることが怖い場合。

多くの人は、「嫌われないためにどうするか?」を考え始めます。

で、コミュニケーション術を学んでみたりする。

好かれることではなく、好きになることの方が重要なのに、

好かれるために、嫌われないために、試行錯誤してしまうのです。

しかし、問題の根本はそこにはありません。

「なぜ、嫌われるのがそこまで怖いのか?」

ここが、根本です。

私の場合は、そこと徹底的に向き合ってきました。

なぜなら、嫌われることが怖ければ、

 

恋愛が上手くいかない、好きな人と仲良くなれない、人と親密になれない、チャンスも与えられない、人と感動を共有することもできない、やりたいことができない、日々がストレスになる、小さなことで傷ついて面倒くさい、鋭い文章が書けない、言いたいことが言えない、本気を出せない、チャレンジができない…

 

などなど、ありとあらゆるデメリットがあるから。

大体、悩みの根本は、「嫌われるのが怖い」というところに尽きる、と言ってもいいくらいです。

嫌われるのが怖いから、色んなところに逃避したくもなってしまう。

だから「嫌われる勇気」という本が売れたんでしょうね。

で、大体、嫌われるのが怖いときっていうのは、自分が自分を否定しているとき。

 

「これがバレたら、嫌われる」

 

と思っている。

自分の本来の姿がバレたら、本当は好きだということがバレたら、

本当はズボラで、まぬけで、面倒くさがり屋で、

本当はいやらしくて、ビビリで、自分のことばかりを考えることもあって…

そんな自分がバレたら、嫌われる。

そういう「想念」「固定観念」があります。

親や先生から与えられたものであることが多いものです。

かと言って、親や先生の「被害者」になるのはやめた方が良いでしょう。

被害者意識はやっかいで、被害者でいるうちは、

 

「俺がこうなのは俺のせいじゃなくて、あいつが悪い。だから俺は何もしなくていい」

 

と考え、自分を変えようとする意志を持てなくなるのです。

社会が悪い、とかもやめた方がいい。

環境が悪い、であれば、環境というのは自分で変えたり作れたりするものなので、それは良いでしょう。

本質は、

 

被害者意識で生きない

 

ということです。

被害者意識を持ったとき、人は行動できなくなるし、拗ねたり、ひがんだり、恨んだりするようになって、

ニーチェが言う「ルサンチマン」として生きることになる。

結果、人生は行き詰まります。

せっかくなので、ルサンチマンがどういうものか載せておきます。ウィキペディアより。抜粋。

 

『ルサンチマンとは、主に弱者が強者に対して、「憤り・怨恨・憎悪・非難」の感情を持つことを言う。

ニーチェによれば、ルサンチマンを持つ人とは「本来の『反動』、すなわち行動によって反応することが禁じられているので、単なる想像上の復讐によってその埋め合わせをつけるような徒輩」である。ルサンチマンを持つ人は非常に受け身で、無力で、フラストレーションを溜めた状態にある。

敵が悪の元凶とし、だから反対に自分は道徳的に優れていると主張する。「彼らは悪人だ、従ってわれわれは善人だ」ということになる。』

 

行動するのではなく、心理的な復讐心によって、自分の心の穴を埋めようとするというところが特徴かもしれません。

そして、そうなると、自分が成功することに許可を出すこともできなくなります。

だって、ずっと上手くいっている人のことを心の中で非難してきたわけだから、

自分がそうなることは許可できないですよね。

そうなると、自分がしたいことができなかったりする。

でもそことは向き合えなくて、でも心は本当は求めるものを知っていて。

内側には、抑圧された思いが溜まっていきます。

溜まっているその抑圧された思いが、イライラになったり、攻撃性になったりするわけです。鬱っぽくなることもありますね。

 

……完全に、話が脱線しました。笑

被害者意識やルサンチマンを書きたくて書いたのではないのですが。

まあ、いいでしょう。

 

文章を読むことのメリットは何なのかというと、

自分のことを客観視できることです。

人は、自分を主観的にしか観れないがゆえに、自分が何をしているのか分からなくなることがあります。

結果、迷路に迷い込む。

 

客観視できたとき、私たちは「思い込み」や「想念」「勘違い」から解放されます。

解放されたとき、これからの人生の「選択」に影響が出るのです。

それまでは、選択の余地がありません。

なぜなら、思い込みと一体化した自分こそが「自分自身」だからです。

無意識レベルでやっていたことなので、そこに「選択」の余地はない。

しかし、思い込みからの解放、自分を客観視する姿勢を通して、

「選択」が可能になります。

そして、人生とは選択の連続です。

何を選択するかが人生を決めるわけです。

文章というものが人の選択に影響を与えるものである以上、

私は、文章が人を変える、人生を変えることもあると思っています。

だから、熱い思いで本を書いたりもするわけです。

ちょっと、今回は長くなりましたね。

若干中途半端ですが、このくらいにしておきます。

また次回の記事もお楽しみに。

 

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