なぜか動けないときは「ハードル」と「条件」を下げてみると、動けない理由が分かる

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一昨日書いたこの記事の反響がすごくて、驚いてます。

みんな「頑張るのか?」「頑張らないのか?」という二元論の中で苦しんでるのかもなあ。

では本題。

 

例えば、何かを「書く」ことをしたいとする。

そのとき、いきなり「本の原稿を書け」と言われたら、どう感じるだろう。

多分、かなりハードルが高いと感じるはず。

具体的なハードルの中身としては、

・それだけの分量を書くことができるか分からない

・他者が読んだときに価値があると思ってもらえるかどうか分からない

・売れるか分からない

・私なんかが書く資格ありません!

例えばそういったハードルが出てくるはず。

では次に、「ブログを書け」と言われたら、どうか。

本のときと違うハードルとしては、

・ネットに情報を出すと批判される!と過剰に心配している

・職場(学校)の仲間に見られて、「どうしたの?」とかマジうざいメッセージ来そう

・アクセスが集まらなかったら凹んでハゲそう

・facebookのいいねの数が気になってスマホの充電減りそう

・気になるあの人が見たときに変だと思われるかなあ?と心配

・お世話になっている人と反対意見になってしまうんじゃないかと気になる

などのハードルが出てくるのだろうか。

ここは個人差があるはずだ。

では、「ノートに思っていることを書け」だったらどうだろう。

それくらいになると、

「それならできる」と思う人もかなり出てくるのではないだろうか。

ということは、だ。

その人は「書けない」のではなくて、大まかに言えば「反応が気になっている」のだということが分かる。

「いや、潤さん、違うんです。書くことがないんです!」

と言われそうだが、一旦ノートに向き合って、

「それ、絶対誰にも見せないんで。これ、マジなんで」

と言ったとしよう。すると、案外、

「うーん、そうかあ…」となって、

「だから、本音書いちゃってもいいよ。どぎついやつでもいいし。誰かにとって価値なくてもいいからさ。今、書きたいと思ってること。それ、案外、他者にとっても価値あったりするから。自分がそう思えてないだけでね」

と言ったら、

「そ、そうなんですかあ?じゃ、じゃあ…」

という感じで書き始めることができるかもしれない。

ということは、その場合も、他者からの反応が気になっているのだと分かる。

「書くことがない」のではない。

そこが本質ではない。

これは、他者の反応を気にするな!と言いたいのではなくて、

そうやってハードルや条件をどんどん軽くしていくと、自分がどこでひっかかっているのかが分かるよ、ということが言いたいわけだ。

どこでひっかかっているか分かったら、次は、そこに許可を出してみる。

例えば、今回の例で言えば、

全くアクセスが集まらなくてもいい

他者から見て価値がなくてもいい

いいねを押されなくてもいい

反対意見になってもいい

といった感じで。

すると、「じゃ、じゃあ、それなら…」という感じで、少しずつ動き始めることができる。

しかも、案外怖れていることは起こらない。

案外起こらないし、起こったとしても大したことはない。

そうやってハードルを下げていく作業をしていくと、自分の思い込みにも気づくことができる。

あ、自分ってこういう風なことを怖れていたんだ、ということに気づける。

なので、やってみてほしい。

今回は「書く」ことでやってみたが、「書く」ことだけじゃなく、色々な場面で使えるはず。

漠然とした思いを少しずつ言語化していくことで、「あ、そういうことだったんだ!」と思えるもの。

自分が何を悩んでいるのか分からない、どこから手をつけたらいいか分からない、何が分からないかも分からない(笑)という場合にも、

ハードルを下げた状態を仮定してみることで、見えてくるものがある。

 

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