実は「地道なプロセスを辿ること」が超苦手でした


昔、地道なプロセスをこなすことが苦手でした。

何かもう、色んなものを飛ばしたくなる。

基礎とか基本とか嫌いで、とにかく、派手なことや成果がハッキリ分かることをやりたい。

一人で地味な努力を続けるのとかも実は苦手だったんですよね。

でも、それが丸っきり変わってしまったのが、受験のとき。

京大を受験すると決めて、そこから「現実」との闘いが始まりました。

「ああ、思っていたより、京大の問題って難しい」と分かって。

 

分かっていたけど、現役のときはその現実から目を逸らし。

怖いから。その現実を見据えるのは。

だって、見据えれば見据えるほど、できない気がしてくる。

しかも、地道なことができないから、いきなり難しい問題に挑もうとする。

 

難しい参考書やらなきゃ、合格できないっしょ!

こっちやった方が、早いっしょ!

 

と思って、できもしない問題を唸りながら考えて、勉強したフリ。

何も分かっていないから成績も伸びず。

そりゃあ、そんな勉強で受かるわけもなく。笑

浪人のときに、そのスタンスを丸っきり変えたんですよね。

超、地道にやる。

ひたすらプロセスを大事にする。

それを、ただただ意識しました。

そのときに、「形式じゃない、実質なんだ。大事なことは」と思うようになったんですね。

そこから、私はホントに変わったなと思います。

 

今、文章を書いていますけれど、「伝わる」ということを実質的に考え、誰にでも分かる形で書こうとすることが当たり前になっていますし、

人の説明を聞いているときでも、プロセスを大事にするので、

「そこ、説明不足。まあ、分かるけど、分からない人も出てくるだろうなあ」

ということを普通に感じる。

元々雑な人間だったのが、少し丁寧さを身につけたのです。

まあ、まだまだ雑な男だなあ、と思うことは多々ありますが。多々。笑

私の場合は、プロセスを地道に丁寧にできない、ということが弱点で、

それがゆえに、自分の力を生かし切れていなかったんですよね。

 

逆に、慎重すぎて前に進めない、というケースもあると思います。

大事なことは、自分の課題って何なのかを見据えること。

何が自分の邪魔をしているのか。

完璧主義なところがありすぎて、動けない人もいるでしょう。

自分を振り返り、自分を知ること。

 

そして、その自分の課題を乗り越えることで、次のステージがやってくる気がするんですよね。