原稿が書けていない状態で編集者さんに会うときの著者の心情について

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午後になると、一眠りしたくなる。

以前に比べてやはり体力は落ちたのだろうか。まあ、ブログを書き始めたのが19歳とか20歳とかそんな頃。今27歳で、もう28歳になろうとしている。

そして、その間、ブログを書き続け、別に肉体労働をしていたわけでもなく、というかひたすら知的労働ばかりをしていたわけで、体力が落ちているのは確実だろう。

ただ、どこに体力を使っているかというと、案外「書く」ことではなく、「着想」だったりする。

どれだけ頑張ったところで大した着想が思い浮かぶわけでもないが、自分なりに「これだ」と思うものは書いていたい。

ただ、その「着想」がなかなか難しい。小難しく考えがちな自分の性質の関係もあるのだろうが。

自分の場合、実際に「書く」時間はそれほど長くない。

というか、実際に「書く」のは、書くという行為の10%とかその程度だ。

問題は何をどう書くかで、そこさえ決まってしまえば後は早い。

後は早いのだが、「そこさえ決まってしまえば」の話だということを忘れてはいけない。

今、5冊目の原稿を書いている。

ただ、編集者さんに完成したものを提出し、「こことここをこういう感じで修正してくれ」と言われ、「はい」と返事をしたのは良いものの、そこからが難航している。

「同じことの繰り返しになっている感があるから」

はい。まさしくその通りです。

もっと切り口豊かにせねば!

と思って考えるが、本のテーマに合わせた切り口がなかなか思い浮かばない。

思い浮かんばんなあ、と思っている間に、イケジムセミナーや音声収録、名古屋チャリティトークライブが入る。

なんやかんやで時が過ぎる。

結果、編集者さんを待たせている状況になっている。

しかし、先日編集者さんから連絡が入り、なんと、来週中に会うことになった。

「わかりました!了解です。」

facebookのメッセンジャーで、元気よく返事をする。

しかし、その元気さとは裏腹に背中から冷や汗が流れる(この表現を使ってみたかっただけで実際には流れていない)。

「やばい…」

次に会うときまでに、ある程度原稿が出来上がっている状態でなければ、どんな顔をして会えばいいのだ。

そのときの顔を想像してみる。

いや、待て待て!

そのときの顔を想像している暇があったら、原稿を書けばいいだろう。

自分でツッコミを入れる。

そして今、気分を変えるためにいつもとは違うカフェにいる。

そしてなんと、今日は良い着想が思い浮かび、スラスラと原稿を書き進めることができた。

ほうら、着想さえ浮かべばスラスラなんだぜ!と一人ほくそ笑む。

今日はこのあともスラスラといけそうだ。ああ、良かった。

ん?

原稿が書けていないときに編集者と会うときの著者の心情?

そんなもの、

『気まずい』

に決まってる!

それ以外にあるかい!

その気まずさを少しでも緩和するために、書くんじゃい!

ということで、原稿書きます。

では。

 

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