人間、何かをするエネルギーというものを根本的に持っているもの。でも、エネルギーを持っているのに使っていない人、上手く使えていない人がいます。
そういう人は、鬱々としたり、何となくイライラしがち。なぜなら、使うべきエネルギーが自分の中に溜まってしまっているから。
エネルギーを使うというのは、自分が好きなことを目一杯するということ。書くのが好きならとにかく書く。歌うのが好きなら歌う。喋るのが好きなら喋る。恋愛が好きなら恋愛する。お金が好きならお金を稼ぐ。
そうやってエネルギーを発散させていかないと、何となく心の中がモヤモヤしてくる。
自分の場合もそうで、そもそも何かに取り組みたい、何かをしたいというエネルギーのようなものがあって、それを書くことや話すことで発散している部分があると感じてる。
昔はそのことに自覚的だったわけではありませんでした。でも最近、自分の感情を観察していて思うことは、やはり人間は好きな事をした方がいいし、結果はどうあれそうやってエネルギーを発散させるということ自体に価値がある。
自分がしたいことをしていない、好きなことを抑圧している人は、ハツラツとしていない。そしてそのハツラツとしていない姿は楽しそうじゃなく、人を寄せ付けない。
じゃあ、なぜその人は自分の好きなことができないのか。
自分に許可を出せないでいるから。
自分の好きなことに許可を出せず、自分で自分の思いを封じ込めている。どんどん自分の気持ちを抑圧する。
何を抑圧しているかは、例えばどんな映画が好きかとか、どんな人が好きかとか、少しねじくれた人で言うと、やたら拒否反応を示すことなどから分かる。
強い拒否反応を示すのは、自分が抑圧してしまっているがゆえにその存在を認めたくない、だけど本当は好き、ということがある。もちろんそうでないこともあるけれど、そこは自分と向き合ってみるべきポイント。
男っぽい映画が好きなら、男を感じたい。恋愛系映画が好きな女の子は、恋愛がしたい。というか、女を感じたい。自分が女であることを感じたい。
個人的には自分自身、自分が男であることを感じたいという気持ちは非常に強い。
最近は男がどんどんヘタレになっているので、女の子も女を感じる機会が減っていて大変。男のヘタレ具合は本当にどうにかしないといけないと思ってる。
話を戻して、ミュージシャンが好きな人は、何かしら自分も表現活動をしたいと思っていたりする。
自分が好きなこと、やりたいと思っていることをやっている人に、人は惹かれるものなわけです。
ただそこでルサンチマン意識などが入ってくると、逆に拒絶したり声高に批判したり、ということが始まる。でも、拒絶や批判という「強い感情」が伴っている時点で「そこに何かある」のは明白で、後は本人が自分と向き合っていくしかない。
長くなったけれど、要は、自分がしたいことをしてエネルギーを発散させてやる、使ってやるということが大事だということ。
自分を大事にするとは、したくないことをしないこと、そして、したいことをすること。
最近はしないことばかりにフォーカスする人も多いけれど、それだとエネルギーが停滞して、実際には鬱々としたり退屈でどうしようもなくなってくる。
好きなことをさせてやる。それも自分を大事にするということなんですよね。
自分の内側に沸き上がる衝動を解放させてやらなかったら、どんどん人は鬱々として楽しくなくて、気分も悪くなって、人生がつまらないものになってしまう。
なので、ガンガン好きなこと、したいことをしよう。
大事なことは、自分をもっと解放させてやることです。
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