トレーニングを始めたら食事に興味が出始めて、料理までしている自分がそこにいた話。

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最近、ありえないことが起こってる。

ステーキをフライパンにぶちこむだけだった男が、料理し始めたんだ。

ありえない。

それもこれも、始まりは肉体トレーニングで、そこからどんどん願望が拡大していって、ついにそんなことまで始めてしまった。

まあ料理とはまだまだ言えないレベルのもので、フライパンステーキと大して変わらない。

食材が変わっただけ。フライパン以外、使えない。

 

昨日も、スーパーに行った。緑色の買い物かごをひっさげて、中をグルグル。

で、食材を入れていく。昨日は、鶏肉とたまねぎとアスパラ、あとはアボガドを入れてやったね。

アボガドとか、どんなのが良いとかわかんないから、「これ、なんかイケてそう」ってやつを感覚で選んだ。

スーパーでちゃんとした買い物をしている自分が笑えてきたけど、無事に買い物を済ませ、車で家へ帰った。

 

で、キッチンへ。

用意するのは、フライパンと包丁とまな板。

以上。

今の俺にはそれで十分。

まず、鶏肉をフライパンにぶちこむ。

味付けとか、ない。ただぶちこむだけ。

で、その間に野菜を切る。

効率的に動けてるぞ!って自分を褒めることも忘れない。

笑。

 

ただ、たまねぎにビビった。

だってあいつ、丸いんだよ。

ちゃんと切れるのか?ズリっていかないのか?って不安だった。

ズリる恐怖が襲ってきたんだ。

ズリるのだけは勘弁だった。

でも、結構イケるもんだった。案外、良い包丁さばきをしてる。

なんとか無事にたまねぎを切ったよ。

 

問題は、アボガド。

アボガドを買うときから、不安だった。

「こいつの中は、一体どうなってんだ?」って。

見当もつかない。切ってしまって大丈夫なのかすら分からない。

分からないから、買うのをためらったよ。

「アボガドは俺にはまだ早いんじゃないか?」って。

でも、そんなことを思った自分とそこで向き合った。

そして、「俺にはできる、やれる、余裕だ」と自分に言ってやったんだ。

俺は、自信を取り戻した。

気づいたらアボガドちゃんは緑のカゴの中にちょこんと居座ってたよ。

 

話を戻す。

ついに、アボガドを切ることにした。

でも、なんか、固いんだよ。

「アボガドっていうのはこんなに固いもんなのか?」

買い物していたときの恐怖が蘇ってくる。

 

やっぱり俺にはまだ早かったのか?

 

で、もういっちょグッて力を入れて切ってみると、中が見えてきたんだよね。

じゃあ、なんか真ん中に茶色いやつが見えたんだ。

そのとき気づいた。

 

くそ!種じゃねえか!

 

アボガドっていうのは、真ん中に種があって、そいつは食うものじゃなかったんだ。

ちくしょう。いいようにやられてしまった。

でも、種の存在に気づいた後の俺は、冷静だった。

落ち着いて、スプーンを取り出した。

そして、アボガドちゃんをすくってやったね。そうしたら、上手くいったよ。

 

アスパラに関しては、イージーだった。すでにアボガドという難敵との死闘を制していた俺にとっては、楽な相手だった。

鶏肉はいい感じで焼けていた。

ちゃんと蓋もしたからね。弱火でじっくりってやつ。

鶏肉を皿に移し、切った野菜をぶちこむ。アボガドは、ぶちこまない。

やつは、できるだけ生で食べるのがイケジュンスタイルだから。いや、その方がいいよって聞いただけなんだけどね。

 

ついに、料理が完成したよ。

鶏肉ステーキと、たまねぎとアスパラを炒めたやつ。あと、アボガド。

一皿にそいつらが乗っているのを見て、俺は満足だった。

ズリる恐怖やアボガドとの死闘を繰り広げた思い出が走馬灯のように蘇った。

味は当然、最高に美味かったね。

感動ものだった。

味付けとか、ほぼしてないけど。それでも、美味かった。

 

そんな感じで、今までだとありえないようなことも最近は楽しんでる。

それもこれも、トレーニングを始めて、それが楽しくて、そこから「食事はどうしたらいいんだ?」という新しい願望が生まれたことがきっかけ。

いつも「自分に許可を出そう」っていう話をするんだけど、

そうすると、どんどん願望っていうのは拡大していく。

拡大したら、その拡大した願望や自分に自分を合わせていくんだ。

そうしたら、スルスルと前に進んでいく。

どんどんなりたい自分っていうか、理想の人生や毎日に近づいていく。

 

料理はまだまだだし、別に腕を上げようとか全然思ってない。

続けるかどうかも分からないし、面倒くさくなってしまう可能性が高い。

料理は自分のキャラじゃないし。

でも、「願望に従った」っていう楽しさがあったんだ。

自分に抵抗するんじゃなくて、少しずつでいい、下手でいい、上手くできなくていいから、許可を出してみること。

そうしたら、面白い世界が待ってるものだよ。

 

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