ただカッコよくなりたかっただけなのに。目的を見失い、傷ついた男が教えてくれたこと。

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ここ半年ほど肉体のトレーニングを続けているのだけど、

方法論や食事法なんかも実はかなり奥が深くて、筋肉をつけるのってそんなに簡単なことではないんだな、ということを感じています。

方法を間違えばアウトだし、食事を間違えてもアウト。

特に体を大きくしたいという場合には、タンパク質を大量に摂らなくちゃいけなくて、当然タンパク質だけでなく炭水化物も脂質も摂らなくちゃいけない。

タイミングとかも色々あって、本気でやろうと思ったらなかなか大変です。

 

運動や筋トレは、全て仕事のためだった。

 

仕事の集中力を上げたい、もっと良い文章を書きたい、もっと良いメンタルトレーニングを作り上げていきたい。

そのために疲れやすくなってしまった体を何とかしたいな、という思いで始めたもの。

それは今でも変わらないけれど、勝手に良い体になっていくのは悪くない。

元々ハリウッド俳優とか好きだし。

 

ただ、肉体のことばかりを考えていたり、筋肉のことばかりを考えているっていうのは違うと思ってる。

何のためのトレーニングなのかが大事で、トレーニングのためのトレーニングってあんまり意味がないっていうか。

自分の最初の思いというか目的って大事。

目的を見失った男


 

トレーニングの勉強としてある本を読んでいたときに、こんなエピソードが書いてあった。

ある体を鍛えている男がいるんだけど、彼は元々カッコよくなりたくて筋トレを始めた。

ただあるとき、外人と自分を比べ始めて、腕の太さや胸板ではどう頑張っても外人に勝つことはできないと思いショックを受けたらしい。

 

でも、足の太さなら何とかなるんじゃないか?

 

彼はそう考えて、ひたすら足を鍛え始めたんだ。

その結果、ものすごい足になって、彼はそれがすごく嬉しくて「外人よりすげえぜ」と自慢していて、

あるとき、女の子に「俺の足、すげえだろう」ってやった。

そうしたら、

 

「え、キモい」

 

の一言。

彼はものすごくダメージを受けたのは言うまでもないのだけど、

まあ足の筋肉なんて普通の人からしたらどうでもいいよね。

足を見せつけられても「何この人」ってなってしまうのは当然。

夢中になっていると、そんな自分を客観的に見ることも難しくなってしまう。

 

ただ、根本的に、なぜそんなことになってしまったんだろう?

 

それは彼が元々持っていた願望を忘れてしまったからだと思う。

 

別に外人に勝つことが大事なのではなくて、ただただカッコよくなりたいというその思いで始めたはず。

彼なりに「こんな体型がいいな」という願望があったはずなんだ。

でも、人と比べることに精一杯でその願望を忘れちゃったから、足だけ太いカッコ悪い体になっちゃってた。

カッコよくなりたくて始めて、必死に努力して、最後には女の子に「キモい」じゃあ、悲しいよなあ。

文章を書く理由


 

でも、こういうことって本当によくある。

例えば、自分の場合もなぜ文章を書いているかと言えば、単純に書くのが楽しいし、自分が気づいたこと、言葉にできたことをシェアするのが大好きなんだ。

別にそれが認められるとか認められないか以前に、好きなんだな。そういうのが。

何ていうのかな、人がこうモヤモヤしているところを言葉でスパン!と説明する感じとか、

自分の中で「ああ、結局、こういうことだ」と納得できるのが好き。

 

それが自分の一つの武器で、その武器を駆使することで結果的に社会にも貢献することができると思ってる。

好きなことで貢献できたら、それが一番良いことだと思うんだ。

自分を犠牲にすることがないから自分の状態は良いし、誰かに感謝を求めたりすることもない。

自分が好きでやっているだけだからね。

 

誰かに勝っているとか負けてるとか、そういうところに囚われると書けなくなるし楽しくなくなる。

ただ、自分は楽しんで書いているだけで、楽しめる説明だったり言語化だったり洞察をしているだけなんだ。

しかも、そうやって自分の楽しさに集中しているときの方がスラスラ書ける。

誰かと比べたり、誰かになろうとしているときは、書く手がパタリと止まりますね。

まじパタリです。

 

自分で活動をする際にも、これはすごく大事なこと。

自分はどういう思いで始めたのか。

何が好きで、何が楽しくて、何をカッコイイと思って、何をみんなとシェアしたかったのか。

そこを忘れないこと。

 

でもまあ忘れまいとしても結構忘れるから、忘れたときに思い出せばいい。笑

 

「一生忘れねえ!俺は!ぜってえにな!」と固く決意してもほぼほぼ忘れるので、忘れた頃に思い出しましょう。

 

大体、忘れたときにはメンタル的にしんどくなっているはずなので、メンタル的にしんどくなってきたら忘れたサインだってことは覚えておくと良いかもしれない。

自分だったら、スラスラ文章が書けるかどうかが一つのバロメーターかなあ。

 

自分の最初の思い。

そこを見つめ続けられたら、自分にはコントロールできない周囲の反応に無愛想になって、淡々と続けられると思います。

 

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