損できる人が、実は損しない理由。

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なかなかうまくいかないな、と感じている場合、実はその原因は「損できない」ことにあるんじゃないか、と思うことがある。

 

損ができないって、一体どういうことなんだろう。

 

もちろん誰だって普通に考えれば得をしたい。

損得だけで言うなら、誰だって得を選ぶのが当然だ。

ただ、損を極端に嫌がってしまう場合、メンタル的には、

 

「ない前提」が強い

 

ことを意味している。

 

「ない前提」が強いから、出し惜しむ、執着する、強く握りしめて手放せない、競争心があまりにも強い、プライドが高い、少しのことでイラつく、勝ち負けで世界を見る、まず相手に出させようと思う、などなど、そういったメンタル状態になっていく。

 

逆に、損できる人というのは、

そもそも大丈夫だと思っている、どうせあると思っている、そもそも自分を認めている、別に結果云々で自分の価値を判断していない、という状態の人が多い。

 

「ああ、別に損しても、オレ大丈夫なんで」

 

という感じか。

 

目の前の損をすることで何かが実は手に入っているとかそういう話よりも、

「損をできる状態」というのが、その人の人生をうまくいかせているように思うんだ。

 
例えば、誰かに愛を表現するということは、ある意味、損をする覚悟を持つということでもある。

だって、愛が返ってくるかどうかわからないから。

自分が望んでいる反応が返ってくるかどうか、わからないから。

それは、怖い。

 

自分が愛を出して、相手から同じものが返ってこなかったら「損」だと思う。

 

損している感覚になる。

損はしたくない。

だから、出さない。出し惜しむ。表現しない。言わない。伝えない。

相手が愛を表現してこない限りは。

 

人はその不安、その恐怖、その損を恐れて、いつも本当の気持ちを隠しながら生きている。

 

これは、自分も含めてね。

 

損したくないと思えば思うほど、自分から先に差し出すことをしなくなり、相手の反応に合わせて自分の対応を変えていくことになる。

 

自分のあり方が、相手のあり方次第になってしまう。

 

そうすると、自分からはアクションを起こせない。

損できない状態のとき、人はそうなる。

でも結局、そうなれば実は多くのチャンスを逃している可能性が高い。

本当はつながれたはずの人とつながれない可能性が高い。

 

つまり、損したくないと思うことによって最大の損をしているわけだ。

 

そういうことって、ある。

 

だから、損をすることを恐れず、自分にとって本当に大切なことは何なのか?を見つめてみること。

そこを忘れずにいることが大事なんじゃないかと。自戒を込めて。

 

損したくないと思えば思うほどに大きな損をしていて、

損してもいいと思えばこそ、人は本当に大切なものを得ることができるんじゃないかと思うのう。

 

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