基本的に、人は自分が信じている通りに、外側の出来事を意味付けする。
例えば、ほんの些細なことだけど、
誰かが自分を無視するような態度を取ったとして、自分をいつも低く見積もったり卑屈な考えを信じていたりすると、
ああ、無視された。自分はどうでもいいんだな…
と受け取り、ヘコむことになる。
けど、そういう受け取り方をしないと決めていれば、
あ、気付いていないんだな
とか、もしくは実際に無視されたとしても、
無視するような人と無理に仲良くする必要はないし、好かれる必要もない
という考えを選択することもできる。
そう考える人は、ヘコまない。
結局、
自分が信じていることが自分にふさわしくないものなら、人はどんな些細なことにもネガティブに反応することができるんだね。
あうち。
(その「状態」では、外側の「状況」が一時的に良くなったとしても、気持ちはアップダウンを繰り返すことになる。他人はコントロールできないし、状況を全て自分の思い通りにすることはできないから。)
逆に言えば、
自分のネガティブな反応を見れば、自分が自分をどういう存在だと思っているか、自分が自分をどう扱っているか、何を信じているかがよく分かる。
外側の他人の言動、その言動に対する自分の反応というのは、自分の信じていることを表しているわけで、
たとえ一見ネガティブな状況だったとしても、自分にはその状況を変えられる力があるし、そこから大切なことに気づけるし、乗り越えられると信じていれば、ネガティブな状態にはならない。
ちょっとパワフルすぎる!と思うかもしれないけど。笑
ネガティブな感情が強くなるときは、自分はその状況を「乗り越えられないものだと信じている」「自分のためにならないものだと信じている」「ネガティブなものだと意味付けしている」わけだね。
もちろんそれが悪いってことではなくて、ほんの少しでも、
「いや、大丈夫かも」
「なんとかなるかも」
「これ、良い出来事かも」
「乗り越えられるかも」
という方向に信じ始めたときから、人は状態が良くなる。
状態がよくなれば、何かしてみようかと思う。
何か動きたくなる。
実際に、ちょっと動く。
ちょっと良い状態で、人と接する。コミュニケーションする。
そうすれば、徐々に事態は好転していく。
そういう風に、自分が信じていることって実はものすごく現実に影響を与えているし、日々の気分に関係しているものなんだ。
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