何もしなくていい喜びと、何かをする喜び。

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たまに、トレーニングをしている人に「どこを目指しているんですか?」と聞く人がいるらしい。個人的にはまだ、出会ったことはない。

多分、会うような人と言えばイケジムメンバーで、彼彼女たちには普段からトレーニングしている理由なんかも伝えているから、そんな質問に出会うこともないのだろうなあ。

 

で、じゃあ、どこを目指しているのか?ということなのだけど、何かを目指しているけど、何も目指していないというか、そんな感じ。

体がカッコよくなっていくのはもちろん嬉しいのだけど、正直、トレーニングするということや、日常の中にトレーニングが存在してくれていることが楽しい。

 

ブログもそうだけど、毎日取り組めること、ハマれること、打ち込めることが存在するということが楽しい。

 

そこが実際には一番大きいのだと思う。

生活に張りが出るんだよね。

食事のことも考えて、たんぱく質の量に気を遣って、ジムに出かける。一見大変そうに見えるのだけど、それも全部生活の「張り」。

今は結構何もしないことブームというか、そういうのがある。あるし、それは悪いことじゃない。

みんな疲れてるし、エネルギー低いし、何をしていいか分からないし、景気もなんか微妙らしいし、給料上がらないとかあるしね。

頑張りすぎの人も多い。ブラック企業だって存在する。

そんな中で、「頑張ることの辛さ」を経験している人も多いと思う。

ただ、ずっと個人でやってきた自分は、逆に、何もしないことの退屈さや、何かをすることの喜びをよく知っている。

 

(もちろん、何もしなくていいあの解放感も大好きなんだけど!

でも、解放ばかりだと解放「感」ってなくなっていく。笑)

 

サラリーマンとして生きてきたわけじゃないから、あまり休みに対する欲求が薄いというか、休みに対する欲求が強くなるようなコントラストを経験してこなかった。

 

ある意味、夏休みがずっと続いているような感じなんだ。8年も9年も、そんな感じ。

 

ずっと学校に行っている子は、夏休みを思いこがれる。休みが欲しいと思う。

でも、夏休みがあまりにも長いと、学校が始まってほしいと思う。何かをしたい、勉強したい、と思う。

世の中の多くの人は前者(夏休みが欲しい)で、自分は後者(学校に行きたい)なんだと思うんだ。

夏休みがあまりにも続けば、生活に張りはなくなる。だらだらと過ごし、退屈になり、何のために生きてんだ?などと余計なことを考えるようになる。

そうなれば、状態はどんどん落ちていく。

 

一時期、生活に張りを失ったときは、毎日が面白くなくなった。

普通の人とは逆のコントラストを経験したんだよね。

別に、激務で自分を追い込みたいとは思ってなくて、

ただ、好きなことをやっていたい、打ち込んでいたいというだけ。

打ち込めることがある、それも自分がワクワクすることで、自分の本質に近いことであるその喜びをよく知ってる。

 

何のためにトレーニングしているの?と聞かれれば、

 

トレーニングに打ち込めるということ自体が楽しいから

 

という回答になるんじゃないかと思う。

 

ただ、好きなんだよね。

 

マッチョになって自慢したいというよりも、トレーニングすることが楽しいし、自分に充実感を与えてくれる。男としていい男になっている、という感覚も与えてくれる。

トレーニングをしていると、自分は男なんだな、と感じることができます。笑

 

今回のこの文章に共感する人もいると思うし、そうじゃない人もいると思う。

それはそれで良くて、大事なのはいつも言うけれど、誰かに合わせるのではなくて、自分の喜びに素直になること。

今どんなことが世間で言われているとか、流行っているとか、流れがどうだとか。

そういうことじゃなくて、自分にちゃんと聞くこと。

 

自分は何が喜びで、どうしたくて、何をして生きていけば本当に幸せを感じることができるか。

 

自分が好きなことをしようと思えば、他人から低く評価されることもある。

それはそれでいいんだ。気にしなくていい。

人は自分がうまくいった方法に固執するし、それこそが正しいと思うし、自分の生き方を肯定されたいと思う生き物だから、誰かと違う生き方を選べば否定されることだってある。

自分以外を否定したくなる、自分を守りたいと感じるのも人間なのであって、それは誰しもが同じ。

みんなそういう弱さを持ってる。

だから、否定されること、人と違うことにいちいち反応しても仕方ない。

 

ただ、そういうものなんだ、と思っておけばいい。

 

それは問題じゃなく、否定されることもあることがこの現実世界で生きていくということ。いちいち腹を立てるより、そういうものなのだと達観している方が生きやすい。

で、自分は自分の好きなように生きる。

ただ自分が自分の心に従って楽しく生きているというだけでも、人のためになれるものなんだと思うんだ。

そこには色んなバリエーションが生まれて、そこから人は「ああいうのがいいな」「あれは違うな」と感じながら自分を知っていくことになるから。

 

だから、自分の好きに生きよう。

 

 

あ、今日で29歳になりました。

 

 

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