お盆の悲劇。

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お盆。

基本的に、土日だろうがGWだろうがお正月だろうが何だろうがあまり変わらない日々を生きる私にとっては、お盆というのは好ましいものではない。

どこに行っても、人、人、人。

 

今日など、いつものカフェに出向くと、朝8時45分であるにも関わらず、人、人、そして人だ。

どんだけ。

結局、朝8時45分に到着したのに、席に着いたのは9時15分。

つまり、30分も待たされた。そんなことある?カフェで30分。田舎で。

悲劇だ。

 

しかも、だ。

 

「池田さま」

「はい?」

「ただ今、席が満席でございまして」

「ですね」

「カウンターなら、座れるのですが…」

 

このときから、嫌な予感はしていた。

 

だけど、これ以上待つのも勘弁だったし、まあいいかということでOKした。

 

ただ、座ってみると、隣が近い。

両脇におじいちゃんという絶妙な布陣。

左のおじいちゃんは、まだいい。

 

問題は右のおじいちゃんだ。

 

右サイドに展開したライトおじいは、明らかに食事を終えていて、いつ席を立ってもおかしくはない状況だった。

実際、私は「ああ、すぐ去るだろう」と期待していた。

 

ただ、食べ終わって誰かと談笑するでもなく、一人、空の皿の前で佇んでいる。

 

なぜ、まだそこにいる?

 

そこに一人の男がやってきて、おもむろにパソコンを広げ始めた。

 

そう、私だ。

 

食事を終えて特にすることもないライトおじい。

 

彼が次に取った行動。

 

それは「のぞき」だった。

 

そう、ライトおじいは、エロおじいだったのだ。

 

せっせと文章を打ち込んでいると、何やら右サイドが気になる。

何かを感じる。

 

チラッと右サイドを確認すると、完全に、見てる。

私のパソコンを見てる。

 

完全に、見ている。

 

チラ見とかそういうレベルではなくて、普通に「見ている」のだ。

 

手持ち無沙汰だったライトじじいにとって、隣に現れた男は格好の「暇つぶし」対象となっていた。

当の私は、右サイドからのマンマークによって身動きが取れないでいた。

いつものプレーが全くできない。

 

ピケか?

 

隣にいるのは、バルサのジェラール・ピケなのか?

と疑ってしまうほど、自分のプレーができない。

つまりは、書けない。

 

非常に気になる。

近い。

 

でも、せっかく並んだんだし、少しは書かねば。

そう思うのだけど、書けない。

 

いや、もうすでに食事を終えているのだから、あと数分の我慢だ。

帰るはずだ。

だって、食べ終わっているのだから。

 

そう思った。

 

だけど、帰らない。

 

全然帰らない。

 

いる。

 

そこに。

ずっといる。

そんなこんなで30分。

 

結局、じじいは帰らず。

 

待たされた時間も入れて、1時間。

 

何もできず、何も書けず、カフェを去りました。

 

 

お盆、嫌い!

 

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