嘘を嘘にしないため、嘘を重ねる人生


普通の実力、普通の能力だったとしても、自分に許可を出している人はどんどん前に進む。

普通以上の実力、普通以上の能力だったとしても、自分に許可を出せない人は前に進めない。

そういうことがあります。

自分に許可を出すとは、「自分はそれをやっていい」「自分はそれを求めていい」と思うこと。

FaceClubのメンバーと話していても、この子はもっともっと伸びるな、すごいな、と思っていても、それに本人が気づいていないことが多いのです。

どこかで遠慮して、自分を抑えて、自分を生かし切れていない。

本当はもっと自分から求めていけば、自分を解放してやれば、活躍できるし、本当に充実した毎日を送ることができる。

でも、そうすることを本人が許可できない。

素晴らしい才能を持っているのに、本人がそう思えない。そう思うことを許可できない。

自分なんかが、自分なんて、と思ってしまう。

私の仕事は、そういう人を解放することでもあります。

人は本来願いを叶える力を持っていますが、それを本人が信じることができない場合、願いはなかなか叶いません。

信じているものを現実にしてしまいます。

信じていなければ、そこに純粋に、ストレートに、まっすぐに、向かうことができないからです。

モヤモヤする、悔しい、鬱々としてしまう…

それは、それができないからではなく、それが本当はできるのに本気でやろうとしていないから。

実は、本当はできると思っているし、自分だってそれをやりたいのだと思っているのに、自分もそれを求めているのに、

自分にそれをやらしてあげることができない。

だから、苦しい。

そのモヤモヤを他人に投影して、他人を否定してくなってしまう。攻撃したくなってしまう。

でも、全ては自分の問題。

今まで向き合うことから逃げてきたかもしれないけれど、でも、やっぱりそれは自分の問題。

言いたいことを言ったのか。

やりたいことをやったのか。

伝えたい思いを、伝えたのか。

そのとき純粋に湧き出て来た思いを、大事にすることができたのか。

「これでいい」と、思えているか。

私自身、言いたい事を言えなかったことも、伝えたい思いを伝えられなかったことも、やりたいことができなかったこともあります。

なぜ、あのとき。

そう思っても仕方がないことは分かっていても、それでも、そう思ってしまう。

そして、そういうときというのは決まって、ちっぽけなプライドが邪魔をして、自分の純粋で素直な気持ちに従うことができなかったとき。

ただ、その経験があったから、今、自分の純粋な思いを大事にしようと思えています。

自分に正直に。自分に嘘をつかない。

自分に嘘をつけば、その嘘を嘘にしないために、さらに嘘を重ねてしまう。

結果、自分が何をしたいのか、自分が本当はどうしたいと思っているのか、自分は何を求めているのか、分からなくなってしまうのです。

そうならないためにも、自分の純粋な思いを、大事にしてみてください。