さて、今日もメンタルについての記事を書いていきます。
昨日、LINEで「どんな記事を読みたいですか?」と聞くと、多くの方が返信をくれたので、関連する内容についても書いていきたいと思っています。
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状態を上げる基本
さて、やはりというか、リクエストを見ていると、日常の状態をもっと上げていきたいというものが多かった。
まず状態の基本から伝えていきたいのですが、
自分が「望んでいること」を考える
これが状態を上げる基本であり、逆に言えば、
自分が「望まないこと」を考えている
これが、状態が下がる基本的な原因になります。
例えば、
対人関係などでも、「あの人は自分を嫌いなのではないか?」と想像したり「悪く思われたのではないか?」と考えれば気分は下がるよね。
悪く思われることを自分から望む人はいないわけで、そういう想像をしたり考え事をしていると、気分は下がる。
自分が望まないことを考えている
わけなので。
でも、実際には相手に確認したわけでもなく、ただ自分がそう思ってしまっているだけだったりということはよくある。
それはつまり、
(事実がどうあれ)自分が何を考えるかで自分の気分は決まる
ということになるわけだ。
事実はもしかしたら、全然自分が思っていることとは違うかもしれない。
でも、「状態」や「気分」を決めるのは自分が何を考えるかだから、事実はそこでは関係なくなってしまう。
(事実友達は「そんな風に思ってないよ」と言っていたとしても、自分が悪く思われている思考を持っていれば「嘘だ」と思ったりして、事実に関わらず気分を下げることは可能)
自分が何を考えているか
自分が何に強いフォーカスを当てているか
それが今の自分の気分を決める。
状況と状態の関係
他の例として、
京大を目指して勉強していたときというのは、とにかく京大に合格しさえすれば状態も上がって全てがうまくいくようになると思っていた。
実際、京大に合格して多くのものを得たし、もちろんそれはそれでよかった。
嬉しかったし感動したし、本当によかった。
ただ、日々の状態が京大に合格するということそのものだけで下がらなくなったかというと、そんなことはない。
合格後は合格後で様々なネガティブな気持ちも感じるし、京大内での優越劣等感みたいなものもあるわけだ。
要は、どういう状況であれ、何を手に入れ、何ができるようになったとしても、
何を考えるか、何にフォーカスするか次第で人はネガティブになることができる。
つまり、何が自分の状態を下げる原因かというと、やっぱり
自分が普段どんなことを考えているか
なんだよね。
どれだけ何かを手に入れたとしても、いくらでも「足りないもの」を見つけることはできる。
逆に、手に入れば入れるほど、足りないものが見えるのかもしれない。
で、足りないものを見ているときというのは気分が悪いわけなのだけど、
現実には、以前よりも明らかに「足りている」はずなんだよね。
明らかに事実として過去よりも足りているはずなのに、なぜ状態が下がったり気分が悪くなったりするのか。
全く同じことを何度も書いて申し訳ないのだけど(笑)、
自分が何を考えているか、何に強いフォーカスを当てているかということが今の自分の状態を決めるから
なわけです。
足りないもの、失うかもしれないという恐れなんかにフォーカスすれば、どれだけ持っていたとしても状態を下げることは可能。
年収1億円あったとしても、貯金が5000万円あったとしても、お金の不安を持つことはできる。
気分を決めるのは額(事実)ではなく、どんなことを考えているかだから。
今この瞬間から気分を上げる方法
だから逆を言えば、
お金が少なくても恋人がいなくても、どんな状況だったとしても「今この瞬間から」気分を上げる、状態を上げることは可能である、ということになる。
で、じゃあ具体的にどうすればいいかというと単純で、
少しでも自分が望んでいることを考える
こと。
めちゃくちゃシンプルだけどね。(でも、これが意外なほどできない)
そちらの方にフォーカスして、望むことを考える時間を増やすこと。
そこをトレーニングすること。
重要なのは、「自分でできるようになっていくこと」です。
誰かの話を聞いて上がった気分が続かない理由
例えば、誰かの話を聞いて一時的に気分が高揚することってあるよね。
でも、だいたい2〜3日すると、気分は元に戻るか、触れた人のエネルギー次第(恐れによるエネルギッシュさなど)では、反動で以前よりも下がってしまうこともある。
なぜそういうことが起こるかというと、
自分が何を考えるか、何にフォーカスするかということは100%自分の責任で、自分の普段の癖やパターンを反映するものだから。
人のエネルギーに触れると、そのときはその人の思考パターンやフォーカスに触れることで、自分の癖やパターンが出にくくなる。
だけど、日常に帰れば、自分の癖やパターンが必ず出てくる。
だから、「あのときはできると思ったけど、やっぱりできないんじゃないか」「やっぱりダメなんじゃないか」という、そういう思考が出てくるわけだ。
そして、その考えが自分の心の中を結局は占領していくことになる。
それが、話を聞いて一時的に気分が高揚しても変われない理由。
要は、自分自身の思考やメンタルの癖、パターン自体を少しずつ変えていくことが大事だということ。
少しずつ望むことを考えるトレーニングを
じゃあ、どうすればいいのか。
結局は、少しずつでいいから、自分が望むことを考えてみる、ということになる。
そういうトレーニングを積んでいくこと。
これは本当に「少しずつ」で構わない。
一気に変わろうとすればだいたい「今の自分はだめ」ということになり、
ポジティブになろうとして余計にネガティブになり、ポジティブになろうとすることを自体を責め始めることもある。
ポジティブになろうとすることが原因で自分の気分は下がったのだ
と考えるようになり、良くなることを嫌ってしまう。
でも、事実はポジティブや良い状態になろうとしたことが悪いのではなくて、
それが今の自分を強く否定するという場所からのスタートだったからこそうまくいかなかっただけだ。
中途半端な知識というのか、そういう形で良くなろうとすると余計に悪化してしまうということはよくあるのだけど、
大事なのは、自分にとっての次の一歩。
そこを大事にしていけば、良くなること自体が楽しくなってくる。
そうなると、日々良い状態でいることに慣れてきて、軽い気持ちで動けたり、軽い気持ちで人間関係を作れたりして、人生がさらに楽しくなっていきます。
では、今回はこのへんで。
明日までメンタルジム「イケジム」の再募集をやっています。今月も続々とメンバーが集まってくれています。女性が多いですね。男性の参加もお待ちしています。では。
明日で募集終了します。
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いけじゅんBAR「なぜ、大きな目標はあるのに行動できないのか?」
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