モチベーション格差が生まれる理由。願望を持つことで生まれるネガティブ感情への対処の仕方で人生は決まる。

shutterstock_776878708

 

 

最近「モチベーション格差」という言葉を目にした。

 

どこで見かけたのかは忘れたのだけど、

関連する話として、落合陽一さんという方が「人間とロボットの違いは、モチベーション」という話をしていたんですよね。

 

ロボットにはモチベーションってない。

 

人間に指示されたことをすることはできるけれど、ロボット自らが「こんなことがしたい」なんて思わないよね。

まあそこを思い始めたらもうなんかすごい世界になる。笑

多分今の段階ではまだそういうロボットっていないと思います。

 

人間には「こうしたい」という願望やモチベーションがあるけれど、ロボットにはないと。

 

ただ、人間とロボットを分ける大きな違いである「モチベーション」が薄い人も今はたくさんいて、そこに大きな格差が生まれている、という話。

 

人間とロボットを分けるのが願望の有無でありモチベーションの有無なのであるとすれば、

もし願望やモチベーションがないなら、どんどんロボットに仕事を奪われていくという、そういう話につながっていくわけだよね。

 

言われたことをやるだけならロボットがやった方が正確だし人件費もかかりません、と。

 

そこの専門家ではないので詳しくは書かないけれど、面白い考察であり洞察だと思う。

 

で、じゃあ何でそうやってモチベーション格差が生まれているかというと、

 

「願望とネガティブ感情の関係」にあると思ってる。

 

例えば、ずっと彼女がいなかった人が彼女が欲しいと思ったとしよう。

 

そういう願望を持ったとするよね。

その願望の良し悪しとかジャッジは置いといて。

 

でもそうすると、現状彼女はいないわけだし、ずっといなかったからできる根拠は全然ないし、

チャレンジしてみたら相手にされずに傷つくとか、そういうことが現実に起こってきたりする。

 

そうすると、惨めだし、つらいし悔しいし、悲しいよね。

 

その惨めさやつらさや悔しさや悲しさは、何から生まれるかっていうと、願望から生まれるわけだ。

 

願望を持ち行動したからこそ、それらの感情を感じている。

だって、それまでは今の現状でも別にネガティブ感情は生まれなかったわけだから。

 

すると、「このネガティブ感情は願望を持ったからこそ生まれたんだ!」という話になって、

「やっぱ彼女なんかいらないや」ということになる。

 

「俺、そういうの別に興味ねーし」という方向に向かうようになって、願望から目を逸らす。

 

願望を持つことをやめると、例えば頑張っている人がいたときに、「何頑張ってんの」という気持ちが生まれてきたりする。

 

願望に向かっている人を見ると自分を否定されたような気持ちになる(そういう気がしてしまう。なぜなら自分は自分の本当の気持ちを知っているから)から、どうしても否定したくなり、その人の頑張りの悪い部分を見つけようとする。

 

「頑張ってる割にあの人は幸せじゃない」とか「つらい思いをしているに違いない」「ストレスで大変に違いない」とか。

 

つまり、『願望に素直にならない私の方が正しい』という気持ちが生まれてくる。

 

そうなればなるほど、自分自身が願望に向かえなくなっていく。

 

願望に素直に向かっている人に対してどういう気持ちを抱くのかによって、その人の現在の状態というのはよく分かるもの。

ネガティブ感情を感じないということだけを考えるなら、それは良い手ではある。

興味がないことにすれば、ネガティブは感じなくなるから。

 

でも、そうすることで願望から目を逸らし、願望を抑圧することになるわけだ。

 

これは「お金」でも「ライフスタイル」でも、何でもいい。

 

人はそうやって、願望がありながらも、ネガティブを避けたいがゆえにその願望から目を逸らすということをよくやる。

 

ただ、その結果何が起こるかというと、

「エネルギー不足」です。

 

 

要は、モチベーションがなくなる、ということ。

 

願望から目を逸らしたわけだから「別に今のままでいいよね」という話になってくる。

もちろん存在レベルで今の自分でOKなのは当然のことで、人生にやるべきこともないし、願望に向かわないのは間違っている、ということでもない。

ただ、あるものをないことにすることによって本人がつらいし、本人にフラストレーションが溜まってしまう。

 

たまに自分が抑圧した願望を実現した人を見てイラっと来たり。

それは願望を抑圧している証拠。

 

そうなっていくと、本来の自分の願望ではなくて、とりあえずお気軽に楽しめることで毎日を満たしていくわけだ。

 

それが「モチベーション格差」の正体。

 

願望に素直になった人と、

願望によって生まれるネガティブ感情を嫌い、願望をないことにした人。

 

モチベーション格差が生まれる原因は、願望を持ち行動したことによって生じたネガティブ感情に本人がどう対処したかの違い、だ。

 

 

そこでうまくその感情と付き合って(ここはメントレで鍛えられる)願望に素直になり続ける道を選ぶか、

願望をないことにするという方法でのネガティブ感情の回避を選ぶか。

 

そこが大きな分かれ道。

うまくいっている人、モチベーションが高い人というのは結局、願望を持ち続けられた人なんだよね。

 

大事なことは、自分の願望に正直で在り続けること。

 

自分の気持ちをごまかさない、抑圧しない、我慢しない。

 

実はそれは思っている以上に難しいことだったりするのだけど、

それができるようになると、モチベーションで悩むことはなくなるんですよね。

 

 

 

YouTubeもやっています。

「やりたいことに許可を出すメントレ。「自分なんて」と抵抗する気持ちを乗り越え、やりたいことをやれる自分になる。」

 

さらに深い文章はメルマガで書いてます。

池田潤オフィシャルメルマガ登録はこちらから。

 

LINE@もやってます。LINE@限定コンテンツ配信中。

 

友だち追加

 

メンタルトレーニングジムを運営しています。

メンタルジム「イケジム」

 

 

 

本も出版しています。

「無愛想のススメ〜人間関係が劇的に改善する唯一の方法〜(光文社)」 2016年12月発売。発売4日で増刷!

15050086_1234694976587033_1261546830_n

 

『自分の武器を見つける技術』2015年12月発売。発売1週間で増刷!

スクリーンショット 2015-11-24 22.06.49

shutterstock_776878708