さて今日は、メンタルを強くする最強の習慣について書いていきます。
なかなか心の状態が良くならない、心の弱さを感じる、働いているときに弱気になってしまう、恋愛時に緊張するなど、
様々な場面で心の状態の良さは影響を与えますよね。
この記事では、日々の習慣として何に取り組むことでメンタルは強くなっていくのか?について詳しく解説したいと思います。
(筆者 池田潤(イケジュン)。メンタルトレーナー&コーチ。作家。心を鍛えるメンタルジム『イケジム』主催。京都大学法学部合格後から10年以上ブログを書き続け、20代で6万5千部のベストセラー含む5冊のビジネス本を出版(『自分の「武器」を見つける技術』「無愛想のススメ」など)。)
没頭する習慣
まずは、考えすぎない、ということについて。
逆に言うと、意識を集中させる先を持つことであり、
【考えすぎずに没頭する習慣】ということになります。
これは当ブログでよく書くことなのですが、
僕らは何かに没頭しているときや、眠っているときにネガティブになることはできません。
集中している、眠っている、その間、外側の状況は何も変わっていません。
状況や結果、自分の外側は何も変わっていないのに、
「考えていない」というだけでネガティブになることはなくなります。
つまり、僕らがネガティブになるときは、何かのことを考えていて、
その思考の方向が自分の望まないものである、ということなんですよね。
例えば、人にどう思われるか?を考えすぎて気分が下がることってあります。
でも、エスパーでない限り、相手が自分をどう思っているかってわかりません。
僕らはエスパーではないので、実際にはどう思っているかは分からないわけですが、
「悪く思われたに違いない、あれは絶対の絶対にそう!」
と【考えている】わけです。
それが事実かどうかは分かりませんが、事実かどうかは関係なく、自分がそうだと考えれば、気分は下がります。
メンタルが弱いときというのはそういう風に、
自分の思考によって自分の気分を下げている状態
になっています。
なので、その状態を向上させていくこと、考えすぎることによって自分の気分を下げる習慣を改善していくことが必要になります。
大事なのは、事実なのか、自分の思考なのか、を見極めること。
そして、自分の思考によって気分を下げている場合に、考えすぎないこと。思考をストップさせること。
思考がストップすれば、それだけで状態は回復しやすくなります。
ただ、思考をストップさせようとしても、どうしても色々と考えてしまうもの。
だからこそ、考えないのではなく、何かに没頭することが大事なんですね。
・自分が好きなこと
・つい没頭してしまうこと
・意識を集中させる先
そういったものを持つことで、考えない時間を取ることでメンタルは整っていきます。
一番状態が下がりやすいのは実は、暇なときです。
暇でやることがない、時間を持て余している、さらに、何か良くないことがあった、望まない状況がある。
そのとき、僕ら人間は状態が下がるようにできています。
考える時間があまりにも長すぎるからですね。
もちろん考える時間があってもいいですし、大切な時間なのですが、
あまりにも長すぎる場合は、没頭する時間を持つようにしましょう。
できれば、その時間にポジティブな感情を感じることができれば最高です。
そういった習慣を持つことでメンタルは整い強くなっていきます。
適切なハードル設定
メンタルが弱くなる、気分が下がるのは、自分の欠落やできない部分にフォーカスしすぎているとき。
ではなぜ、自分の欠落やできない部分にフォーカスが向きやすいかというと、
適切なハードル設定ができていないケースが多いです。
僕は昔、勉強法を教えていました。
そのとき、一発逆転を目指しているのだけど、成績が上がらず、勉強量も全然伸びない子がいました。
そういう子の特徴がまさに、【ハードル設定がうまくできていない】ということだったんですよね。
つまり、今の自分にとって高すぎるハードルを設定している、ということです。
最終ゴールが高いのは良いです。
それは全く問題ないのですが、
ゴールが高いだけですごい自分になったわけではありません。
偏差値40の子が偏差値70を目指しただけで成績が伸びるわけではないのですが、
何となく、目指すところが高いだけで気持ちが大きくなって、
「偏差値50くらいの問題は解けるんじゃないか、おれ」という気持ちになってしまうんですね。
でも、目指すだけで実力がつくわけもないので、実際には偏差値40の問題から始まります。
しかし、偏差値70の大学を目指しているので気持ちが大きくなっていますから、
「偏差値40の問題なんて、簡単すぎる。自分にはふさわしくない!」
と考え始め、真剣に取り組めなくなります。
結果、土台が固まりません。
土台が固まらないまま勉強を進めてしまうので、思うように問題が解けません。
問題が解けない、分からないので、勉強が面白くない。
勉強が面白くないので、継続ができない。
勉強量が伸びない。やる気も出ない。
そのままやる気が出ない時期が続き、ズルズルと時間だけが経過していきます。
時間が経てば経つほど「今さら基礎からなんてできない」という気持ちになります。
時間が経てば経つほど、自分にとってふさわしい勉強ができなくなっていくのです。
すると、力はつきませんから、やっぱり勉強が面白くない。
勉強できない。
そのまま気づいたら夏になって、いつの間にか夏が終わり、結局、今から頑張っても間に合わない、という状況に陥ってしまう。
歯車が狂ってしまったのは、第一歩。
自分にとって適切なハードルを設定できなかった
ことです。
ただ、それだけです。
偏差値40の自分を認めて偏差値40の勉強ができたなら、
理解できますし、問題も解けます。
成長を実感できます。
結果、勉強が楽しくなります。
そうなったらもう勝ったも同然で、楽しく勉強を続けられるので、勝手に成績も伸びます。
最初の歯車が整うだけで、こんなにも変わってくるんですね。
ハードル設定がうまくできないと、メンタルも悪化します。
なぜなら、できないことにばかり直面し、成功体験を全く積むことができないからです。
結果、ダメな自分、できない自分、というセルフイメージが強化され、メンタルは弱くなっていってしまうんですね。
だからこそ、適切なハードルを設定すること、自分にとっての一歩を設定する力が大切になります。
それができるだけで健全なメンタル状態で物事に取り組むことができるので、ぜひ意識してみてください。
コントロールできることに集中する習慣
気分が下がるとき、メンタルが弱くなっているときというのは、
コントロールできないこと
に意識が向いていることが多いです。
例えば、
・相手がどう思うか
・過去のあれこれ
・未来の不安
・結果がどうなるか
・他者の言動
など。
こういったところに意識が向いてしまうと、コントロールができないことなので不安や心配が膨らんでしまいます。
結果、考えすぎることになってしまって心の状態が低下してしまうんですね。
なので大事なのは、コントロールできることに集中すること。
そのために、自分にコントロールできることは何で、コントロールできないことは何なのかを明確にすることが大切です。
そして、日常生活を過ごす中で、ネガティブな状態に陥ったら、
「今自分が考えていることはコントロールできることだろうか?」
「今の状況で、自分にコントロールできることは何だろうか?」
と考え、意識を整えていきます。
そういう習慣を持っているだけでメンタルは強く整いやすくなってくるので、ぜひ試してみてほしいと思います。
運動する習慣
運動をすることによるメンタルへの好影響については、様々な研究で証明されています。
・やる気の向上
・集中力アップ
・うつの予防
・ストレス耐性のアップ
・記憶力向上
挙げればキリがないほどの効果があり、
メンタルを向上させるということを考えたとき、運動しないという選択肢はない、と言ってしまっても良いほどです。
ただ、一見関係ないように見える、めんどくさいという気持ちになりやすい、効果が数値化されるわけではない、
などの理由からなかなか取り組めないことが多いものでもあります。
その場合、まずは知識レベルで、どれだけ運動に良い効果があるのかを理解することも有効です。
オススメの本を挙げると、
:一流の頭脳 アンダース・ハンセン サンマーク出版
:脳を鍛えるには運動しかない ジョン・J・レイティ エリック・ヘイガーマン NHK出版
この2つ冊さえあれば、運動のメンタルに与える好影響についてはよく理解できると思います。
運動の効能が理解できると、「運動してみようか」という意識が強まります。
最初の一歩は本当に小さなところからでOKです。
いきなり走る必要もなく、気軽に散歩するところから始めましょう。
筋トレをするにしても、いきなり重量が重いものではなく、軽いところから。
そうやって自分にとって適切なハードルを設定して取り組んであげることで、習慣になっていきます。
運動のメリットを深く理解する×小さな一歩から始める
をぜひ試してみて欲しいと思います。
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