ネガティブ感情は「細かく分解する」ことで勝手に消える【最新科学アプローチ】

スクリーンショット 2026-09-29 15.51.43

 

面白い研究があったのでシェアします。

『感情粒度』という概念があります。

どれだけ解像度高く自分の感情を認識できているか、を示す概念です。

 

研究によると、感情粒度が高い人ほど、メンタルの状態が良いことが判明しました。

 

感情粒度が高いとは、自分の中で生まれる感情を抽象的に捉えるのではなく、

より具体的に詳細に捉えられていることが重要ということです。

 

わかりにくいので具体化しましょう。

 

例えば、納期があるのに、急にクライアントから大幅な修正依頼がきたケースを考えます。

 

そのとき、最初の感情が、

「うわ、最悪なんだけど」

だったとしましょう。

 

ここで止まってしまうと、感情粒度が低い状態になります。

感情粒度の低さの問題は、解決策が大雑把になることです。

研究で言われているのは、

・暴飲暴食
・アルコール
・スマホ

などの行動(代替行動)に走る傾向が高くなるということ。

 

ネガティブ感情が大雑把に理解されているからこそ、解決策も大雑把になってしまう。

 

問題は、目の前の問題が根本的に解決されないことです。

問題そのものが日常の中に存在し続けることになり、そのたびに代替手段を取ることになり、結果、悪習慣が日常化してしまいます。

 

一方、感情粒度が高い、つまり感情の解像度が高い状態になると、

 

「今、締め切りに間に合わないかもしれないという焦りが出てきてるな。

修正に伴う作業量の多さに圧倒される感覚もあり、作業が増えたことによる重荷も感じている。

 

…それだけじゃない気がする。

 

大幅に修正を求められたことで、自分の仕事のできなさを指摘された気がしている。

修正を否定と受け取り、自己否定的感覚、自分はダメだ、という感覚が強くある。

それがネガティブ感情の大きな部分を占めているかしれない」

 

という風に、自分の中で起こっていることを明確に認識することができます。

 

ここまで解像度高く自分の感情を理解することができれば、

 

「締め切りと、修正作業による負担は仕方ない。

でも、自己否定の部分は自分でコントロールできる。

今回の結果は事前の打ち合わせ不足、お互いのイメージ共有することができなかったことが原因であって、自分の仕事力全般の話ではない。

あくまでも打ち合わせ不足の話であって、自分にはよくやれている部分もある。

今回のことで学ぶこともできたから、次はもっとうまくやれるはずだ」

 

と考えることで気分を上げることができます。

 

こうやって解像度高く理解していないと、『自己否定による感情低下』を改善できません。

そうなれば、今後も、自己否定的感情低下で感情を下げることになります。

自己否定がパフォーマンスを低下させ続けるわけです。

 

その度に、とりあえずスマホを見たり、現実的逃避的な代替行動で感情をごまかすことになります。

スマホがアルコールになったり暴飲暴食になれば、健康リスクも出てきてしまいます。

 

つまり、感情粒度を高めることは人生において極めて重要だ、と言えます。

 

もういっちょ、例を出します。

 

「仕事や育児で疲れ果てて帰宅した際、パートナーがのんびりスマホを見ており、こっちの大変さも知らずにと腹が立ってきた」

 

この場面。

感情粒度が低い状態だと、

「なんで労いの言葉一つもない?」イライラ。ドアを大きめな音でバタンと閉める

となるかもしれません。

 

そうなれば、夫婦関係が悪化します。

もし継続的にそういったことが続くとなれば、形としては夫婦を保てても、感情がついてこない関係、仮面夫婦的になってしまう恐れもあります。

 

感情粒度を上げると、

 

「肉体が限界にきているからイライラを感じやすくなっているな。

このイライラは相手が原因というよりも、自分の身体状態が大きく影響している可能性が高い。

労いの言葉一つでもあると期待していたけれど、それがなく、

自分が持っていた期待が満たされないことによって、ネガティブな感情が生まれている。

ただ、相手はこちらが大変だったことを知らないから、何も言わずにねぎらいを要求するのは理不尽なことなのかも。

自分の期待値の方を柔軟にしていくことが有効になりそう。

あと、相手は相手で疲れていたり、調べたいことがあるのかもしれない」

 

といった形で感情を理解し整理することができます。

 

さらに、もっと高いレベルで感情粒度を上げるなら、

 

「そもそもなぜ、相手に労いの言葉を求めているんだろう?

一つは、自分のキャパを超えていたから。キャパを超えていなければ労いがなくても問題はなく、今回、キャパを超えるようなことがあったから労いが欲しくなった。

こうやって不機嫌になるくらいだったら、そもそもキャパを超えないようにタスクをマネジメントした方が良さそう。

 

…あと、自己肯定感も関係があるかも。

 

自分は他者から感謝されたり、労ってもらえたりすることで、自分の価値を感じられる感覚がある。

だからこそ、それらがないときに、大事にされていない、愛されていない、軽視されている、無視されている、と感じてしまう。

 

今回、相手は特に悪気はなく、というかそのときスマホを見ていただけで、別に感謝がないわけでもこちらを軽視しているわけでもないだろう。

労いの言葉を必要以上に求め期待する自分自身の自己肯定感の問題が大きいかもしれない。

そこを改善することに取り組んでいこう。

では、自分の場合、何に取り組んでいけばいいかというと…」

 

これが最も高いレベルの解像度と言えます。

 

このレベルに到達して、取り組みを続ければ、根本的な問題が解決されます。

その結果、あらゆる分野、あらゆる場面において、感情が乱れることが激減しパフォーマンスが上がります。

その積み重ねで成果や現実の変化も起きてくる。

イケジムやパーソナルセッションでは、このレベルを実践していきます。

 

感情粒度を上げるためには、一つ一つの感情を言語化していくこと。

正確に言葉にすることを続けていくことでだんだんと上がってくるので、ぜひ意識してみてください。

 

近日中に新作メルマガを配信するので、よければ下記からご購読ください。

:【メンタルを楽しく鍛えられる】無料メールトレーニング講座はこちら

スクリーンショット 2025-05-20 11.20.07

 

LINE@でも最新情報、LINE限定コンテンツを随時配信中です。

友だち追加

 

本も出版しています。

こちら韓国でも出版されました。

「無愛想のススメ〜人間関係が劇的に改善する唯一の方法〜(光文社)」 発売4日で増刷!

15050086_1234694976587033_1261546830_n