「人を見る目がないね〜」というような会話って、たまにある。
特に、女性だったら「男を見る目」とかって、よく言われるよね。
でも、この「見る目」って一体何なのか。
もちろん、人それぞれあると思うのだけど、今回は個人的にこの「見る目」ということに関して思うところを書いていきます。
結論から言えば、人を見る目って、
「自分を見る目を持っている人」ほど磨かれていく。
自分を深く知れば知るほどに、人を見る目は磨かれていく。
ある意味、騙されやすい人というのは、自分のこともよくわかっていないというか、自分とも向き合えない人に多いもの。
例えば、自分と向き合っていると、
ああ、俺は人から認められたくてこういうことをしていたんだなあ
あ、うまい「やり方」を使って人をコントロールしようとしていたんだな
ああ、だから緊張していたのか
全然心開いてねえじゃん!
などなど、たくさんの自分に気づいていくことになる。
気づいた自分が多ければ多いほど、相手の微妙な心の動きというか、
今何を感じていて、どういう状態で、ということも感じられるようになる。
自分の感情に不感症の人は、他人の感情にも不感症になるもの。
自分と向き合うということは自分の意識が向上するということで、
そうなればなるほど、俯瞰力や意識化する力が磨かれていく。
その「状態」に自分がなればなるほど、人を見る目も磨かれていき、
例えば「やり方」がうまくて、そのうまいやり方で人を支配したりコントロールしようとしている人もすぐに分かるようになる。
(もちろんやり方も重要です!)
どれだけパフォーマンスが高かったとしても、そのパフォーマンスだけに騙されない自分になっていく。
なんかやだ
ってなる。笑
この「なんか」というところに、本質がある。
けれど、不感症の人はこの「なんか」よりも「思考」を重視してしまう。
「情報」と言い換えてもいい。
情報ばかりを信じて(しかもその情報は嘘かもしれない)、目の前のリアルな相手を感じることができなくなる。
また、
自分と向き合えず自分に自信がないときほど、人はやり方が得意なパフォーマーに惹かれる傾向にある。
ある意味、その人の心の奥底にある自信のなさ、自信のなさからくる支配やコントロールに気づくことができない。
結果、どんどん奴隷のようになっていったり、自分の感情を失い、ビクビクするようになる人もいる。
恐怖がある人ほど、人を恐怖で支配したがるもの。
そういうことを見抜くことも、大事なこと。
ただそのためには結局のところ、自分の状態に気づく力、自分を俯瞰する力が必要で、
それは自分と向き合うことで可能になっていく。
ああ、自分はこういう状態だったんだな
と「気づく」力。
それがそのまま、人を見抜く力になっていくんだよね。
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