この記事では「遠慮してしまう性格を改善する方法」について書いていきます。
遠慮しなくてもいい場面でつい遠慮してしまう、自己主張できないときってありますよね。僕自身、すごく遠慮するタイプで、いつも相手に合わせていました。
そんな僕が実際に遠慮しすぎる性格を改善した方法。
メンタルを整えるジムでクライアント様の課題が解決した方法について、具体的にこの記事で解説していきます。
【記事を書いている人→ 池田潤 コーチ・メンタルトレーナー。20代で6万5千部のベストセラー含む5冊の本を出版(自分の武器を見つける技術、無愛想のススメなど)。900名以上が参加した心を鍛え整えるジム「イケジム」を運営。コーチ・トレーナーとして心の状態&パフォーマンスを最大化するサービスを提供。京大法学部合格後、ブログを書き始め、今に至る。趣味は、筋トレやボドゲ、読書。毎朝起きてカフェに行くのが日課】
セルフイメージの低さからの遠慮は手放す
遠慮とは、相手に気を遣うことができる、他者を優先することができるという「美徳」でもあります。
ただ、その「遠慮の出所」が重要で、
セルフイメージの低さから遠慮する気持ちが生まれる
こともあります。
セルフイメージの低さとは一言で言うなら「自分なんて」と感じている状態です。
「自分なんて」と思うと、
・自分の意見に価値はない
・自分なんて取るに足らない存在だから言いたいことを言ってはいけない
・自分は価値がないから、自分の都合を優先してはいけない
と思ってしまいます。
すると、例えば友達と旅行の予定を立てるとき、
自分は北海道に本当は行きたいけど、
友達が「やっぱ沖縄っしょ!」と言ったら、「そうだよね!」と言ってしまう。
もしかしたら「私は北海道に行きたい」と言えたなら北海道に行けた可能性もありますが、
それは申し訳ないと思ってしまうんですね。
すごくよくわかります。笑 僕もそうでした。
自分の意見より、周りの意見。
僕自身、周りがどう思い、どう感じるかを優先することが習慣になっていました。
そういう状態で生きていると出てくるのが、自己犠牲感です。
自分は北海道に行きたいのに、沖縄に行っている。
もちろんそこには相手を喜ばせようという気持ちもあるのですが、
ただその奥には「自分の意見なんて」とか「自分の意見を通そうとしたら嫌われてしまうんじゃないか」という思いがある。
そういう恐怖や不安、自己否定感がベースにあると、どうしても「自己犠牲感」が出てきてしまいます。
遠慮と自己犠牲感の関係
すると、短期的には何とか我慢できるのですが、
長期的にはイライラや鬱憤がたまってきて、最後に大爆発!ということが起こってしまいます。
人間関係でよくあるのは、一方は割と自分の意見をグイグイ言って、一方が我慢する関係性。
でも、だんだんと我慢している側のイライラが溜まってきて、
でもなかなか言い出せないから最後の最後に大爆発して関係が悪くなってしまう。
そういうことがよくあります。
爆発された方は「一体何が起こった?」とビックリ。
というのも、我慢している側は基本的に笑顔で我慢していたりするので、
自分が相手に我慢をさせているという自覚がありません。
我慢が実は溜まっているなんて思っていないんですよね。
我慢している側は、「あの人のせいでイライラする」「いつも私ばかりが我慢している」と感じるもの。
僕もずっとそう思っていたのですが、
我慢するという選択をしている自分、我慢するという選択をした結果起こっている現実にイライラしているのかもしれない、とあるとき思ったんです。
「我慢をする前に自分の意見を言ってみる」という選択肢もあるにはあるんだろうなと。
もちろんいきなりそれを実践するのは難しいところもあったのですが、
「もしかしたら自分が変われば、相手や現実も変わるのかな?」
と思えた瞬間でした。
例えば、「やっぱ沖縄っしょ!( ̄∀ ̄)」と言われたときに、「いや、北海道の方が良くない?」と言ってみる。
「そんなこと言ったら喧嘩になるのでは?」
とも思ったのですが、でも、自分を意見をただ伝えただけで喧嘩になるってどうなんだろう。
相手は相手で意見を言っているわけだから、こちらが言ったら喧嘩になるというのは、ちょっとおかしいなと。
というか、実際考えすぎで、こちらが意見を言っても相手は普通に受けとめてくれる可能性もある。
もし喧嘩になるのであれば、喧嘩したっていいんじゃないかなと思えました。
というのも、普通であれば、相手の都合って聞くものですし、相手にも行きたい場所があることを考えるはずです。
そこを考えずに「あなたの意見はどうでもいいので、私の意見に従ってください」と言うのなら、
そこはもう、喧嘩した方がいいんじゃないかと。笑
それで「あなたはおかしい」と思われたって、自分の意見は言って相手の意見を考えない人の意見なわけですから、気にする必要はありません。
自分の意見も当然価値はあるわけで、
自分の意見も相手の意見も同じくらい大事だという前提から話し合いをすればいい。
それこそ筋だろうと。
「そっかー、何で北海道がいいの?」
「あなたは沖縄で何がしたいの?」
とお互いの気持ちを確認し合う。
すると、
「なるほどね~、じゃあ今年は北海道で、来年は沖縄にする?」
など、お互いの意見をどっちも尊重できた結論に至ることもあるかもしれません。
そうやって自分の意見をちゃんと言えたなら、自己犠牲感はなくなっていきます。
たとえ沖縄に行くことになったとしても、自分の意見や気持ちを言えているというだけで、全然気持ちは違うんですね。
適切に自己主張すること
これが「遠慮しない」ことの効果です。
自分が我慢しない、遠慮しない力を身につけることで、実は長期的に関係性を継続できるようになっていく。
では、遠慮しすぎないようになっていくためには、どうすればいいか?
自分の意見、自分の気持ちにはみんなの意見や気持ちと同じ価値がある
と気づくこと。
その前提を持って行動することです。
今までは無意識に「自分なんて」という前提から行動し、それが「遠慮」「意見を言えない」という形で表に現れてきたかと思います。
その前提を変えていくことが大事なんですね。
違う前提を持ったときに生まれる行動をする、こと。
例えば、嫌われることを恐れて言わないでいた自分の気持ちを、少しずつ語るようにする。
少しずつでいいから、自分の気持ちや意見を、「自分の気持ちや意見にも価値がある前提」を持って語るようにする。
そうすることで、だんだんと自分の前提が変わってきて、恐れから生まれる遠慮の気持ちはなくなっていきます。
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