さて今回は、「劣等感」について扱っていきましょう。
劣等感を強く感じている状態って気持ちの良いものではないですよね。
当たり前のことを書きますが、
劣等感が強いということは大前提として「他者と自分を比べている」ということ。
人と自分を比べなければ劣等することもないわけなので。
さらに、人と人との関係を『上下』で考えているということでもあります。
これを一般的に【タテの関係】と呼びます。(対になるのが【ヨコの関係】です)
・自分と他者を比較している
・タテの関係(人間関係を上下で考えている)
この2つの癖が強い、ということが特徴としてあります。
別の言い方をすれば、「絶対評価ではなく相対評価で自分の価値を測っている」という言い方もできますね。
例えば、ペットを飼っているとします。
そのとき、他の犬と可愛さで比べたり、あそこがああでこうで、とかは考えないと思います。
自分のペットは唯一無二の存在であり、絶対的な存在です。
他には代えがききません。
それは自分も同じ。
自分は自分しかおらず、絶対的な存在です。
相対評価ではなく、絶対評価。
そのことが自分に対して感じられないというのが、劣等感が強いときの心の状態だと言えます。
もちろん、資本主義社会、経済といったことを考えたとき、相対評価という要素も人生では絡んできます。
しかし、それは今この社会がそうなっているからそうなのであって、
根源的な部分において人と人に上下はなく、価値そのものに高いも低いもありません。
そこに対する「気づき」が重要です。
相対評価だけに飲み込まれて一体化してしまっていること、
そういうメッセージを受け取り続けて外的要因と自分の価値を分離できなくなってしまったことが、
劣等感を強く感じる一つの要因になってきます。
実際、今の社会は相対評価的要素が強くなっています。
SNSがその典型ですが、様々なものが数値化されることにより、
・相対評価
・タテの関係
が生まれやすい環境と言えます。
だからこそ、自分の絶対的価値を大前提として根本に持っていることが重要なんです。
土台となるそのメンタルがあるから、安定して活動できます。
そこがなければ、劣等感を感じたり、落ち込んだり、自分を責めたりして、
自信がない、続けることができない、動けない、という状態に陥ってしまいます。
(相対評価の渦に巻き込まれて状態が上がったり下がったりしている、ということ)
経済が人生に絡んでくる以上、相対評価の中に入っていくことはあります。
そこを避けるのは実際のところ難しいです。
だからこそ、大前提として自分の絶対的価値を忘れないことが重要で、
それこそが「メンタルトレーニング」で鍛えていく力の一つ。
ある意味、「ゲームをしている感覚」でいられるかどうか。
ゲームをしているとき、自分のキャラがやられても、うまくいかなくても、結果が出なくても、
「ああ、自分には価値がない…」とは思いませんよね。笑
そのような感覚に近いかな、と思います。
他にも例えるなら、
船に「錨(いかり)」ってありますよね。
重いやつです。
海の底に沈めて、船が安定するようにする重いあれ。
あれがあれば、荒波がきても船は横転したり、転覆したりしません。
船は安定し、どっしりしていられる。
あの「錨」を心の中にしっかり持っているような感覚。
社会で生きていれば、色々なことがあります。
不確実性も増してます。
自粛がボンバーしたりします。
ただ、その荒波の中でも自分を信じ愛するメンタルがあれば、どっしりと安定していられるわけです。
逆に、心の錨がない状態だと、社会の荒波、相対評価に飲み込まれてしまって、
横転したり転覆して溺れてしまう。
そうやって心の状態が安定しないと、当然、行動も安定しません。
結局、土台となるメンタル力があるかどうかが、今はガチで問われているわけです。
・相対評価の感覚が強くなりやすい社会環境
・変化が激しい不確実性の高い時代
という要因があるからです。
この時代を楽しめるか、苦しいと感じるか。
それはメンタルの土台がしっかりしているかどうか次第。
土台が安定していればこそ、今の時代、自分の人生を、
【楽しむ】ことができるんですよね。
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