「できる」ということだけで、本物の自信は生まれない

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自信は何かができるようになったら持てる、と思われていることが多い。

しかし、実際には、あれができるようになったら持てると思っていた自信は、「さらなるあれ」の存在によって、持つことはできないままになる。

さらに、何かができるようになったら自信が持てるようになる、と思っている人は、その時点では自信を持っていないわけだから、その何かに取り組むことはできない。

いつも躊躇し、遠慮し、自分なんかがと思ってしまう。

小さな失敗をすると、それだけで動くのが嫌になってくる。

例えば、「勉強ができる」ということで自分を支えていた大学生がアルバイトをしたりインターンに行ったりすると、

そこで撃沈して、強い自己否定や自分責めが始まることが多い。

勉強の場合は、キャリアも長いわけだからよくできる。

それ自体は何の問題もないのだが、それを自信の根拠としていた場合、実際に働き始めてからが大変になることが多い。

というのは、アルバイトであったとしてもそうだし、どんな仕事であれ、最初は難しくミスもするからだ。

慣れるまでは、アルバイトでも難しく感じ、苦労するもの。

もしも「できること」だけで自分を支えていた場合、「できないこと」に直面したときのダメージが必要以上に大きくなるし、必要以上に自尊心が傷つけられてしまう。

結果、できないことに直面しそうなことは避けるようになる。

すると、動きが止まったり、進められることも進められなくなる。

このブログでも何度も書いているが、大事なのはできない自分さえも包括した「存在レベル」で自分に自信を持つこと。

何かができるかとかできないとか、そういうことではなく、存在しているということだけで自分に価値があって当然だということを知ることだ。

⚪︎⚪︎ができません!

だからどうした?

という話なのだ、本当は。

もしも落ち込んだら、そう思い出してほしい。

失敗してもいいし、恥をかいてもいいし、できないことがあってもいい。

そのことを知ることができたとき、人は動ける。経験を積める。結果、上手になっている。

何かができることだけで自分を支える必要はない。

もちろんできることはすばらしいことだし、できることが増えていくこともすばらしいこと。

ただ、元々0パーセントの存在の自分が、できることによって10、20、と増えていくのではなくて、

元々100パーセントの存在の自分が、できることによって110、120、となっていくのだと知っておくことだ。

 

イケジュンの4作目『自分の「武器」を見つける技術』はこっち。

 

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