メンタルが不調だから、メンタルに関する取り組みをする。
これももちろん良いのだけど、最近の例えば医学、スポーツ医学なんかでは「予防医学」が重要になっている。
例えば、イタリアのスポーツドクターは、怪我を予防し、減らし、パフォーマンスを向上させるために存在する。
怪我を治すというより、そもそも怪我をさせないために存在するんだよね。
「そもそもイタリアにあって日本にないのが「怪我の予防」という概念であり、そのためのスポーツドクターという考え方だ。イタリアのスポーツドクターは怪我を予防し、減らし、さらにはパフォーマンスを向上させるために存在する」
「日本は違う。怪我をしてからお世話になる、つまり手術をしてくれる整形外科医がスポーツドクターという位置付けだ。慢性化した怪我をせっかく整形外科の手術で治しても、痛みの原因を突き止めないままなら再発するかもしれない。
付け加えると、日本には怪我の予防やパフォーマンス向上を専門とするスポーツドクターを育てるシステムが、事実上存在しないという。」
メンタル的な取り組みに関しても、予防とパフォーマンス向上という意識がすごく大事だと思う。
つまり、調子が悪くなる前から、調子の良い自分を維持する取り組みをして、調子を上げる術を身につけておく。
怪我をしてから治すというよりも、そもそも怪我をしないことの方が一番良いよね。
もちろん、どれだけ気をつけていても怪我をしてしまうことはあるけれど、怪我をしないに越したことはない。
メンタルに関して言えば、落ち込まないとか、落ち込んでも回復が早いとか、少なくとも自分を責めたり否定しないようになっておく。
人生では当然、うまくいかないことや思い通りにならないと感じることもある。
ただ、メンタル的な技術を持っているだけで、そういう状況にも対処できる。
今調子が悪いから治すのにプラスして、調子の良さを維持するためのメントレ、さらにパフォーマンスをアップさせるためのメントレ、という捉え方が大事。
「予防し、パフォーマンスを上げる」という捉え方。
どういう考え方をすればネガティブになり、どう考えれば状態は上がるのかというのは、もう分かっている。
メンタルに良い取り組みだってすでに存在するし、食事に関してもメンタルに良いものは分かっているわけだよね。
一旦不調に陥ってから治すとなると、結構な時間がかかったりする。
もちろんそれは大事なことなんだけど、
前提として「そもそも怪我をしないことが一番だ」という観点から、調子を下げないような取り組みを普段からやっていることが大事。
虫歯になってから歯医者に行くより、歯医者さんに「どうすれば虫歯にならないのか?」「虫歯にならないための日々の取り組みとはな何なのか?」と聞いて日々実践する方が良い。
イケジュンの場合も、メンタル的な取り組み、身体的な取り組みを日々続けているけれど、別に不調なわけじゃない。
不調なわけじゃなくて、不調にならないための取り組みであり、さらにパフォーマンスを上げるための取り組みなんだよね。
良い調子を維持する、さらに元気になっていく、機嫌よくなっていく、今の調子や機嫌の良さを維持し向上させる。
そういう感覚でメントレができれば、さらに楽しく取り組んでいけると思うし、実際に人生は良くなっていくもの。
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