今、割と難しくなっているなと感じるのが、ゴール設定。
目標設定、願望発見、という言い方でもいいんだけど、要は、自分がどこを目指すのか。どういう生き方をするのか。
その方向性の発見がなかなか難しくなっていると思う。
ほんと、ちょっと前までは簡単だったんだけど、今はあまりにも選択肢が多すぎる。
多すぎる選択肢の中で何を選べばいいのかわからなくなる。
今の自分には関係性は薄いけど、就活サイトだったり、就活サービスだったり、そういったものもいっぱいあるみたい。
リクナビ一択だったら分かりやすいし、企業の数も少なければ迷うことはないけど、とにかく企業の数も多い。
「ここしかない」と思うことがあまりないから、コミットもしにくかったり、いつも他の選択肢がちらつく、ということも。
恋愛も同じ。
昔以上に出会う機会というのは増えている。
今までだったら直接会えなかった人にも会えるようになっている。
でも、だからこそ、選択肢が多すぎて、ネガティブな部分が少しでも見えると「この人じゃないのかも…」と思いやすい。
(もちろん、本当にその人じゃない可能性もある)
選択肢が多いことのメリットも当然あって、自分に合ったものを選べること。
ただ、自分に合ったものが何なのか?がわからなければ選びようがないという面もある。選択肢が多いと、
ポジティブな点
・自分に合ったモノを選ぶことができる
・微細な好みを追求することができる
・自分の願望にバッチシ合ったものを見つけられる
・一つがダメでも他のものにいくことができる
ネガティブな点
・迷う、決められない
・決めた後もコミットしきれない
・決めた後「あっちの方が良かったのでは」と思いやすい
・ネガティブな要素が見えるとすぐに離れたくなる(別に他にもあるしと思うから)
・長期的で深い関係性を築きづらくなっている
といった感じかな。
自分の願望が明確である場合、今の時代ほど楽しいものはない。
選ぶ基準をしっかりと持っている状態で選択肢を見られるから。
選ぶ基準があるのであれば、今の時代は最高だ。
逆に、選ぶ基準が見えない、つまり、自分の好みや願望というものがわからない、感じられない場合には、今は迷いの時代になる。
何をどうしていいかわからない。
情報の渦の中で混乱し、疲弊し、エネルギーを使いきれない、ということになったりする。
そして、自分の願望を明確にするとか、自分の基準を持つというのは、割と難しい。
これだけ価値観が多様化すると、あっちに行ったりこっちに行ったり、となるのが普通。
もちろん、あえて情報を遮断したり、そもそも情報に触れない、という道もある。
農村の村でネットをつながず、SNSもやらず、テレビを観るくらい。というちょっと前の暮らし。
そういう暮らしをすれば、迷うことはないのかもしれない。
ただ、例えば特に若者はそれも難しい。
SNSを知らないとか、情報を知らないとなると、クラスの中でやっていけないだろうから。
学校では、流行りものを知っておかないと「ダサい」感じになったり、友達関係でめんどくさくなる要因になり得るから、情報は得ておく必要性があったりする。
そういう空気感みたいなものが学校にはあるよね、おそらく。
となると、情報を得ない、というのは意外に難しかったりする。
であれば、情報を得つつ、時代について知りつつ、色んな働き方があることを知りつつ、自分の願望が明確になっていること。
俺が好きなのはこれで、これを追い求めていて、こういう風に生きたい。
たとえそれが、誰かから見て理解できないことであったとしても。
みんなはこうかもだけど、俺はこれが好きなんだよね
とか。
誰かに理解されないことは、いくらでもある。理解されない、反論される、それは違うんじゃないかと言われる。
そういったものを怖れない力。
俺はこうだから、私はこう生きたいから、と言い切れる力。
自分を持つ力。
そういった力が、今の時代には大事になんじゃないかなと思います。
昨日は大阪でパーソナルコーチングをやっていたのだけど、ゴール設定、目標設定、願望発見には時間をかける。
じっくりいく。
ある意味、そこさえ定まってしまえば、エネルギーは自然に出てくるから。
温泉が湧き出てくるような感じで。
そこが自分の本音やワクワクから離れれば離れるほど、「やらなければならない」と感じて、パフォーマンスも上がらないんだよね。
また動画でも、そのあたり話したいと思います。
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