さて今回は「自分を愛する」というテーマでいきましょう。
自分を愛するってかなり抽象的なので、とりま具体的にしていきたいのですが、自分を愛するをもう少しわかりやすくすれば、
自分を受け入れる
ということになるでしょう。
自分を受け入れるもまだ抽象的感がにおうのでもう少し具体的にすると、
自分にあるものに目を向けられる
ということになるかと思います。
例えば、鬼滅の刃の鬼の話でもしましょう(←いきなり)。
鬼滅の刃には当然「鬼」が出てくるわけですが、この漫画の面白ポイントは鬼になってしまった人間にもスポットライトが当たり、
ストーリーが描かれること。
鬼になった人間にも理由がある、ということをかなりしっかり描きます。
鬼には上弦と下弦というグループがあって、さらに壱〜陸(1〜6)と数字が振られており、上弦の壱が一番強いのですが、
その上弦の壱のめちゃ強鬼は、自分を愛せないことで鬼になってしまいました。
いつも人と自分を比べ、自分にないものを数え、欠乏感を感じている。
しまいには「あいつがいるせいで自分は気分が悪い」と、
自分の気分の悪さ、「自分を愛する力の欠如から生まれる不快感」を相手のせいにしてしまいます。
そう。
あうち、です。
上弦壱の鬼に足りなかったのは、自分を愛する力。
人と自分を比較しない力。
自分のあるものに意識を向ける力でした。
周りは彼を愛していたし、バカにもしていなかった。
でも、他でもない彼自身が、自分を認め、あるものに意識を向けられなかった結果、
自ら鬼になる決断を下してしまうのです。
自分を愛する練習とは、
自分にあるものにしっかりとフォーカスを向ける練習です。
自分にあるもの、自分の強み。
今ある人間関係。
今あるもの。
そこをしっかりと認め、それがあることを受け入れる。
【あるもの】に意識を向けられることが重要で、
状態が下がっているときは基本的に、欠乏感、欠落感を感じている状態。
自分にないものにスポットライトを当てる癖があると、
欠乏感を感じやすくなり、状態は下がっちゃいます。
逆に、自分にあるものに意識を向けられるようになれば、状態も高まり、自尊心や自信、やる気も高まってくる。
そうなれば、他者のことを認めることもできるようになってきます。
自分が自分を認められているから、それで満足できるようになり、結果、他者のことも認めやすくなる。
ただ、それも「心の状態」なところがあるので、
一度それができるようになったら半永久的にそれができるかというと、そういうものでもありません。
例えば、自分よりもできる他者がいたときに「あー、やっぱり自分はダメぽよかなあ」と感じるときがあったり、
そう感じやすい環境や状況に出会うことはあるわけです。
なので「状態を整える」ことが大事。
自分を愛するという意味で状態を整えるというのは、
自分にあるものに意識を向ける、あるものにアクセスする、ということになります。
なので、状態を整えるということに継続的に取り組んでいると、
【あるもの】にアクセスする回数が増え、その練習を積み重ねることが増えるので、
自分を愛する感覚が自分の中で強化され定着していく。
すると、その状態が「安定化」してきて、ちょっとのことではブレなくなってくる。
落ち込むようなことがあっても「いや、私にはこれがある」「今できることをやればいい」という感じで、
意識を良いところで保つことが自然にできるようになってくるわけですね。
その状態で、自分がやりたいことをやったり、願望実現していけばいい。
願望実現するときも、
誰かと比べたりするのではなく、ただ自分のゴールがあって、そのために今できることをやっていく。
ただ、それだけのこと。という感覚。
実際、自分の願望があるなら、
今日できることをやっていく
だけですよね。
そこには本来他者は関係ありません。
自分には、自分にできることしかできないからです。
自分を愛する感覚にアクセスできるようになってくると、
そういう風に、シンプルになっていく。
あまり考え込まないというか、
ただ、今日できることをやっていくだけ
という風に【意識を戻す先】があることで、状態が整う。
そうすると日常のパフォーマンスも上がっていくので、ぜひ、
自分を愛する練習
をしてみて欲しいと思います。
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