人生を生きていく上で、「適切に自己主張できる」ことがすごく重要です。
職場や仕事においてもそうだし、
人間関係のあるところでは適切に自己主張できる力があるかどうかで幸福度も大きく変わってくるもの。
適切に自己主張できないときによく起こるのは、
Lose-Winの関係か、Win-Loseの関係。
自分はLose(負け)で、相手がWin(勝つ)。
これは自己犠牲的な関係性の作り方。
Win-Loseの関係を作る場合(相手を犠牲にするあり方)も、
両方とも「自己価値が低い」ことで起こることが多いものです。
Lose-Winの場合は、「自分なんて」「自分が我慢すればいいんだ」という形で自己価値の低さが出ているし、
Win-Loseの場合は、意見を通さなければ敗北で、敗北すると自分には価値がない、と思ってしまうという形での自己価値の低さ。
どちらも、タイプや自信のなさの発生の仕方が違うだけで、
自己価値の低い在り方になってしまっているわけですね。
ここで「なぜそうなったのか?」と、過去に遡り、過去の【原因】を探っていくということがよくされるわけですが、
実際のところ原因はよく分からなかったりするし、
過去の望まないことにアクセスするので状態が下がったり、自信を失ったりします。
そのときの「状態」「気分」を繰り返し体験することで逆効果になることもあるんですよね。
その方法以外にも、「どうしたいのか?」「どうありたいのか?」を考えて、
少しずつトレーニングしていくという方法があります。
例えば、Lose-Winの関係を作りがちな人で言うと、
まずは「なぜそうなったのか?」を考えることをやめる。
なぜそうなったか?を考えて過去にアクセスし、親や当時の大人、
生まれなどのコントロールできないことに意識を注ぐことをストップする。
まずは、原因を探る癖から離れることが最初のステップです。
原因を探る思考パターンは、親や生まれ、過去などの「自分にはコントロールできないことについて考える」ことになることが多く、
コントロールできない誰かや何かを責める、という状態になることもあります。
そうではなくて、どうしたいのか?どう在りたいのか?を考えてみること。
実際、どう在りたいのかというと、自分の意見を言ったり、自己主張をしたいわけですよね。
であれば、その練習をすればいいわけです。
もちろん、練習段階においても、抵抗する気持ちや不安な気持ちは出てくると思います。
そんなことしていいのかなあ?と不安だったからしてこなかったわけなので、
当然、実行するときは不安になる。
その不安な気持ちをなんとか消したい、完全に不安な気持ちが消えてから楽な気持ちで意見を言いたい、
そういう意識から「原因を探る」というところに行くことは多いです。
ただそれだとさっき書いたようなことが起こり、改善しない、現実が変わらない、ということが起こりがちなんですね。
そうではなく、現実の中で、日常生活の中で、少しずつ「在りたい自分を体現していく」「練習、トレーニングを積み重ねていく」ことで、
やりたいことをやりながら良い状態でいられる本物の力を手にすることができます。
【やりたいことをやりながら良い状態でいられる力】ですね。
例えば、Lose-Winの関係に入ってしまいやすい人であれば、
小さく自己主張してみること。
練習なので、いつも意見を言えない当人じゃなくてもOKです。
意見を言いやすい友人から始めてみる。
ここが重要なポイント。
完璧主義になるのではなく、小さなステップを刻んでいきましょう。
いつもだったら相手の行く先に合わせていたけど、今回は「ここに行きたい」と言ってみる。
相手の食べるご飯に合わせない。
そういう「意見を言える自分」「自分を犠牲にしない自分」を日常生活の中で体験してみる。
そういう自分で在るときの感情を少しでも体験してみること。
少しでも成功体験を積んでみること。
どうしたいのか?
どう在りたいのか?
そこに意識を合わせていくことで、在りたい自分を日常の中で体現していけるようになっていきます。
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