さて今回は「目標設定」について考えてみましょう。
世の中の価値観が多様化してから、目標はいらない、と言われることも増えました。
実際、生き方は何でも良いですし、何かを目指す必要もなければ、基本何でもありです。
ただ、改めて目標設定というものを見直してみたときに、
重要な役割があることに気づきます。
目標という言葉を使う必要があるかどうかも考えたいところですが、
人間には意識したものをどんどん集めてくる性質があります。
人間の脳がそのようにできていて、もしも外の世界にある情報を全部ゲッチュしていたら、脳はすぐにパンクします。
なので、意図的に情報を選んで、取捨選択をしているわけです。
その脳の性質を考えたときに、目標設定、
つまり意識するものを決めることにはすごく重要な役割があります。
それは、見えるものが変わるということであり、入ってくる情報やアイデアも変わる、ということです。
例えば、Aさんが月1万円の収入になる副業をしよう、と思ったとします。
これはまさに目標設定ですね。
Bさんは月10万円。
Cさんは月30万円。
という設定をしたとします。
Aさん、Bさん、Cさん、それぞれ人生の価値観は違いますし、
優先順位も大切にしているものも違います。
誰が良い悪い、優れているいないもありません。
ただ、設定が違う、ということです。
すると、3人に集まる情報やアイデアは全く違うものになることが想像できます。
月1万円の副業を考えたときに月30万円のアイデアは集まってこないですし、
集める必要もありません。
月1万には1万円の、他の金額には他の金額に見合うアイデアが集まってきます。
次は、仕事のスキルに関しても考えてみましょう。
Aさんは「今の仕事レベルでいい」という設定。
Bさんは「会社内で一番のレベルになりたい」という設定。
Cさんは「業界内で一番のレベルになりたい」という設定。
だとします。
すると、やる気や意欲は誰が一番高くなるでしょうか?
ここでも「集まる情報やアイデア」の変化は起こりますし、
勉強意欲にも違いが出てきます。
例えば、仕事をしているときに、年数が長くなるとやる気を失ったり、意欲が下がるのは、
今の仕事ができればそれでいいという設定になってしまっているからだったりします。
今の仕事ができればそれでいいので、当然、勉強する意欲は湧きませんし、
最低限で済ませるということが続くようになります。
すると、自分のスキルも技術も伸びないので、
現実の変化、収入の変化、ということも起こりにくくなってきます。
逆に、Cさんの場合だと、着実に技術やスキルが伸びていき、専門的な力もつくので、
独立してもやっていける、独立後も依頼してくる人が多くいる状況になることが考えられます。
最近は独立を考える人も多いですが、単純に高いスキルを持っていればいるほど、独立は楽です。
基本的に、高いスキルを持っていて損をすることはありません。
最近は会社にいながらでも副業として働ける状況になってきていますから、
技術が高い、スキルが高いことは人生を助けてくれることになりそうですよね。
そう考えたときに、普段からどういう設定、基準を持っているのか。
この部分は人生に対する影響力が非常に大きいということが分かります。
目標を持っても持たなくてもどちらでも良いわけですが、
改めて、自分が持つ設定が与えられる人生への影響というものについて、見直しておくと良いかもしれないなあと思います。
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