メンタルが強くなっていくとは、脳の神経回路が発達していくということ。
脳の神経回路は使えば使うほど発達していくもので、逆に、使わなければ衰えていきます。
筋肉みたいですよね。
実際、脳科学の本を読んでいると、脳や神経が筋肉に例えられていることが多いです。
使えば使うほど鍛えられる、使わなければ衰えることが筋肉と似ているからですね。
例えば、「感謝」について考えてみても、言われることがあるのは、
「無理に感謝しようとしても難しいから、しなくていい」
というもの。
これは感情というものが一気に高まるものではなく段階的に高めていくものであるという観点で言えばそうなのですが、
一方で、
感謝できるものに意識を注いでいくことで感謝できるようになっていく
（感謝の神経回路が発達していく）
こともまた事実。
だから、なかなか感謝が難しいという場合に、今感謝できる、今感謝を感じられるものに意識を合わせて、
感謝を感じられる脳を作っていく
ことも大事なんです。
例えば、食事の前に「いただきます」と言いますよね。
イメージでいいのですが、
もし「いただきます」を心を込めて、できるかぎり感謝を感じながら言ったとします。
そして、それを１ヶ月続けたとしましょう。
そうしたとき、より「感謝を感じやすい自分」になっていそうじゃないでしょうか。
ある意味、「いただきます」を言うことがメンタルトレーニングになっているわけです。
普段何気なくそこにあるものに対して、今回で言えば食べ物に対して、
意識的に感謝してみる。
すると、感謝を感じやすい自分になる。
これを、
「いや、感謝を感じられないなら、無理に感じなくていい」
としてしまったり、安易に綺麗事扱いしてしまうのは、
意識的に取り組んでいくことでだんだんできるようになっていく
という視点がスッポリ抜け落ちているからなんですね。
今できないからといってこれからもできないわけではなく、
少しずつ取り組んで、できるようになっていく。
自信に関しても、良いところを見ようとすることに関しても、
少しずつトレーニングしていくことでできるようになっていく
という意識を持つことが大切です。
脳は何歳からでも進化することがわかっています。
それはつまり、
メンタルは何歳からでも進化するということなんですよね。
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