昔、小説や映画を楽しめなかった理由が、そのまま自分の人生が上手くいかない理由だった。

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今、海外の小説をコツコツと読んでいるのだけど、海外の小説は分厚いものが多い。

今読んでいるのも500ページくらいあるもので、結構な分量になる。

なぜそんなに量が多いかと言えば、描写が細かいから。

人物の顔から服装、景色、そのときの状況。

映画とは違って全てが「言葉」で表現しなければならないため、それだけの分量になる。

読み手としては、読んでも読んでも話が前に進んでいかない感覚があって、その道中を楽しむことができないと、結構読んでいて辛くなってくる。

ただ、それが自分にとっては良いトレーニングになっていて、じっくりゆっくり焦らずに毎日コツコツと読み進めていて、もう400ページまで来た。

昔の自分は、小説を読むのが結構苦痛だったんだよね。

というのも、すぐに答えに行き着きたいというか、

「結局、どういうこと?」ということを真っ先に知りたくなってしまうので、その道中を楽しめない。

あーまどろっこっしい!!!

はよ、展開して?物語!

となってた。笑

とにかく、さっさと先に進みたかった。

多分、映画が観られない人も同じようなところがあるんじゃないかと思っていて、道中を楽しむことができず、結果だけを欲しがる。結果を手に入れることに焦ってプロセスを歩めない。

自分が映画を観ているときに楽しめない場合というのもまさにそれで、ある結末に至るまでのプロセスを楽しめない、楽しむ余裕がないときに、映画は面白くなくなる。

昔は特に、そんなところがあったなあ、と思う。

その気質というか、そういう自分の性質というのが受験勉強にも出ていて、とにかく早く成績を上げたかったから、

本当には分かっていないくせに先へ先へと進もうとしていて、そんな勉強のやり方をしていたからとにかく成績は上がらなかった。

成績が上がらないから余計に焦って、別の参考書を買ってみたり、新しい方法を試してみたり。

とにかく早く結果が欲しくてたまらず、その結果、結果は手に入らなかった。

そんな経験をする中で、結果を性急に欲しがって焦ってしまっても結果は手に入らないのだな、と思ったんだよね。

さらに、自分にはそういう性質があるな、ということもよく分かった。

例えば、筋トレにしてもいきなり結果は出ない。

このいきなり結果が出ない、というところが今は個人的には好きで、

その道中、そのプロセスを一つ一つ歩むことの大切さを日々噛み締めながら取り組んでいる。

結果が出るかどうかというよりも、そうやって一歩一歩前に進んでいる感覚それ自体が楽しくて、小説もこれからじっくりゆっくり焦らずに淡々と読み進めていければ良いと思う。

それが何かのためになるかどうか、それは分からない。

分からないけれど、着実に読み進めていくことが自分自身のためになるんじゃないかと、勝手に思っている。

 

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