「拗ねたままで終わるな」。一人の作家が生涯をかけて残したメッセージ。

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生きていく上で、

 

素直に

純粋に

シンプルに

 

いられたらいいなあ、と感じる。

この逆になってしまうと、楽しくなくなる気がするんだよね。

 

人間って面白いもので、

昔は、欲しいものやなりたいものに純粋に向かっていったもの。

 

少年の頃、少女の頃は、とにかく全てに素直で純粋で、全てがシンプルだった。

 

でも、大人になるにつれて、ちと複雑になってくる。

で、その複雑さを生むのは、

 

拗ねてる

 

からなんじゃないかと思うんだよね。

手に入れたいものが手に入らない。

だから、拗ねてしまう。

 

これって、よくある心理状態。

 

どうせ俺なんて

おれ、好きとかじゃねーし

別に喋れなくてもいいし

寂しいとかじゃないし

もうそういうのすでに乗り越えたし

欲しくないし

本当はやりたいことじゃなかったし

仲良くなりたいとかじゃないんやし

全然大丈夫やし

 

という感じで、大体、語尾が「し」になっていく。

〜やし

〜し

って感じで。

 

語尾に「し」がつき始めると、だんだん人生が楽しくなくなっている証かもしれない。笑

 

で、拗ねやすい人にもポイントがあって、それは、

 

プライドが高い

 

ということ。

プライドが高いと、

 

恥をかく

失敗する

 

ということに対してすごく敏感になり、自分を守りたくなる。

だから、チャレンジも挑戦も、練習すらもできなくなっていく。

結果、望むものも手に入らない。

 

すると、心にイライラや不平不満が溜まってドロドロになっていき、

しまいには他人に対してトゲのある人になることも。

自分の中に溜まったイライラを自分の中で処理できず、イライラビームを他人に向けるようになってしまうんだ。

 

ビームこわい!

 

 

多分一番つらいのは、

 

強い願望があるのにプライドの高さが邪魔して素直になれず失敗もできず練習もできず、拗ねることによって素直に願望に向かえなくなった状態

 

なんだと思う。

 

拙著『自分の「武器」を見つける技術』の中で、「山月記」の話を書いた。

 

詩の力がありながら願望もありながら、プライドが邪魔をして素直に学べず練習できない男。

 

おれ、そういうダサいことはしねえし!まじ

 

みたいな感じか。笑

そうなると……力がつかない。

でも、強い願望はある。

強い願望はあるけれど、練習しないから願望に近づけない。

 

その現状をプライドが許さない。

 

結果、苦しみ続け、苦しみを消すために願望をないことにするけれど、ときに願望が刺激されて、その度に抑圧して…の繰り返し。

 

結果、心がこじれにこじれて、虎になってしまった男の話。

時代は違えど、人間というのはそんなに変わらない。

 

山月記を書いた作家の中島さんの人生も同じようなところがあったらしい。

 

そして彼は、病によって短い人生を終えている。

 

一人の男が、「拗ねたままで一生を終えるんじゃなくて、そんな自分と向き合うんだよ」と、人生を賭けて伝え残しておいてくれたメッセージ。

 

素直に

純粋に

シンプルに

 

生きていきたいもんだなあ。

 

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本も出版しています。

「無愛想のススメ〜人間関係が劇的に改善する唯一の方法〜(光文社)」 2016年12月発売。発売4日で増刷!

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『自分の武器を見つける技術』2015年12月発売。発売1週間で増刷!

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オンライン人生相談BAR「いけじゅんBAR」もやってます。

いけじゅんBAR第2回「なぜ、大きな目標はあるのに行動できないのか?」

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