昨日もまた、ブログ読者の方から質問をいただいた。
以下のような内容。
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いつもブログを読ませていただいている者です。私は公立学校で教師をしています。
潤さんのブログを読ませていただいて、教師らしくとか、求められる姿とかよりも、自分がワクワクするような教育。ワクワクするような自分で居たいと思えるようになり、子供たちとの関係もよくなりました。
変わってきたなあと感じる一方で、今自分のビジョンが見えなくなりました。何をしたいのか。どうありたいのか。分からなくなりました。
ビジョンを具体的なものとして設定したいと思いすぎなのか、本当にワクワクすることが分からないのか…今本当にビジョンが見えません。
ビジョンを持たずに教育を行うことは目的を持たないことだと思うので、良くないと思います。周りは僕ができないことができる人ばかり。
潤さんはどんな基準でビジョンを見ているのでしょうか?
ビジョンについて、扱っていただけたら幸いです。
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「ビジョン」についての質問ですね。
今回は、こちらの質問に回答していきたいと思います!
小難しくではなく、簡単に考える
ビジョンというと、まあ色んな本に出てくるもので、イケジムでも話したりするテーマ。
ただ、「ビジョン」という言葉を使うとどこか教科書的というか、なんだか難しそうな感じがするし、
そもそもビジョンが必要なのか?という議論をしたくなりそうな人もいそう。笑
難しく教科書的に考えるとそうなりがちなのだけど、今回は超簡単に考えていきましょう。
もっとこうだったらなあ…
色々と教科書的な回答ができそうなところだけど、
できる限り分かりやすく伝えることが自分の仕事なので、簡単にいきます。
まず、こう考えてみてください。
自分が「もっとこうだったらいいのになあ」と感じることは何か?
を考えてみること。
例えば、この方は学校の先生なので、
学校がもっとこうだったらいいのになあ
教育がもっとこうだったらいいのになあ
子供達にもっとこういう風にできたらなあ
という感じで、日頃仕事をしている中で、
「もっとこうだったらなあ」
と感じることを見つけてみる。
簡単に言えば、それが「ビジョン」です。
簡単すぎる!と思うかもしれないですが、小難しく考えずにこれくらい簡単なところからいきましょう。
もっとこうだったらいいのになあ
という感覚。
これは、現実に様々な体験を積めば、出てくるもの。
イケジュンの場合は…
イケジムでは、「願望の拡大」という呼び方で扱っているテーマで、現実の様々な嫌なことや不満なことを経験する中で、逆に、「こうだったらいいな」というものも生まれている。
例えば、自分の場合は、家にあまりお金がなく塾に行けなかった。
でも、それでも京大に合格したかったので、「独学でも受かる方法があればなあ」と考えていた。
実際にそれで合格し、次は「自分と同じような境遇の人が合格できればいいなあ」と思い、そのビジョン実現のためにブログを書き始めたことがきっかけで、今の人生があります。
今だったら、メンタルをよくして人生を楽しめる人が増えたらいいなあというビジョンがあるので、そのビジョン実現のために「メンタルジム」を作ってます。
ジムにしたのも、今のセミナー業界に対する不満があったから。
「1回こっきりじゃ無理でしょ」と。
合宿とか研修も見たけれど、結局、1回じゃ無理。
トレーニングしなきゃいけないし、同じテーマを「できるまで」学び続ける必要もあると思った。
だから「継続的にトレーニングできるジム」を作ったわけで、
ジムも「現状に対する不満」から「こうだったらいいのになあ」「こういうものがあればなあ」という思いから生まれたもの。
その「こうだったらなあ」をビジョンとして考える。
経験から生まれるもの
「潤さんはどういう基準でビジョンを持っているのですか?」
ということですが、
基本、自分の人生経験の中からビジョンは生まれています。
嫌な経験、おかしいなと思うこと、逆に、これは素晴らしいと思うものとの出会い、
そういう良いもの悪いもののコントラストを経験する中で、自分なりの
「こういうのがいいなあ」
というものが生まれている。
これは仕事だけではなくて自分のライフスタイルにしても同じで、
カフェで文章を書く時間を私は愛していますが、それも実際にやってみて、経験してみて感じていること。
ノマドワークがブームになったから、とか一切関係ありません。笑
周りがどうとか流行りとか、そういうことじゃない。
だから、ブームが去っても働き方は変わらない。
自分の心の声に従っているだけだから。
逆に、移動ばかりだったり、都会に長い時間いてみたりということもやったことがあり、そういうコントラストを経験する中で「自分はこれが好みだな」というものが体感的に見えてくる。
大事なのは「体感」。
自分がどう感じているか。
一般的にどうか、ということではなく、自分が実際にそう生きたときに、経験したときに「どう感じるか」を大切にして、
その感覚から生まれる「こういうのがいいなあ」がライフスタイルのビジョンにもなります。
今すぐ分からない場合は…
もし「こういうのがいいなあ」というのが今すぐには見えてこない場合は、
日々学校にいる中で、仕事をする中で、その感覚に意識的になってみてください。
「こういうのがいい」というのを意識的に感じて、探してみるということ。
普段は無意識だったかもしれませんが、人間は自分なりに日々感じていることがたくさんあるもの。
そのとき大事なのは、ネガティブな感情、状況もまた自分のビジョンを作るのに役立っているということを忘れないことです。
職場には色んな方がいると思いますが、それもまた自分の「こうありたい」を明確にするお手伝いをしてくれている。
嫌いなものが分かれば、裏返すことで好きなものも分かるので。
そうやって意識的に自分を感じてみることで、自分なりの「こういうのがいい」が見えてくると思います。
ブログで扱ってほしいテーマ、相談などあれば、
mail@junmethod.com
までどうぞ^^
より深い内容は、メルマガにて書いてます。
本も出版しています。
「無愛想のススメ〜人間関係が劇的に改善する唯一の方法〜(光文社)」 2016年12月発売。発売4日で増刷!
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