本物の自信を手に入れる方法は、カメとうさぎの童話が教えてくれている。

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カメとうさぎの話がある。

カメとうさぎが競争して、うさぎが怠けて、最後はカメが勝つ。

やっぱり、コツコツやるのが大事だよね、というそういう話。

 

ただ、誰も触れようとしないのだけど、

 

なぜ、そもそもカメはうさぎと競争したのか?

 

ここからは勝手なストーリーになってしまうのだけど、

うさぎには、劣等感があったんじゃないか。

そして、カメにもまた同じようなところがあったんじゃないか。

 

基本的に、自信がない人、劣等感がある人は、人に罪悪感を与えようとする。

 

罪悪感を与えるとは、

お前はそのままじゃダメだぞ

というメッセージを伝えるということ。

 

おそらくうさぎは、

 

「なあ、カメきち、お前はノロノロと歩いて遅えなあ!それじゃダメだよ。飛び跳ねることに価値があるんだから。のろいお前は、価値がないぞ」

 

と言って、カメを無理に陸上での競争に引っ張り出そうとする。

罪悪感を刺激する。

 

これは人間であっても同じ話で、自信のない人は人に罪悪感を与えて支配しようとする。

そうすれば、周りの人は自分の言うことを聞くから。

 

ただ、そのとき、もしカメに本物の自信があれば、

 

「いや、僕はカメだから。陸ではのろいけど、海でゆったり泳げる。それが僕だし、それが楽しいんだ」

 

と言って、そもそもうさぎと競争することが不毛だということに気づいて、うさぎとの勝った負けたに興味を示さなかったんじゃないか。

つまり、そもそも競争のフィールドに立たなかったんじゃないか。

 

うさぎの挑発には乗らず、ただ海を優雅に泳ぎ、奥さんカメと楽しく生涯を過ごした可能性が高い。

 

でも、もしもカメが自分がカメであることを受け入れておらず、自分に自信がなければ、

 

「確かに、うさぴょんの言う通りかもしれない…。実際、陸だとのろいし、うさぴょんはぴょんぴょんだし、早く飛び跳ねられるようにならないと自分はダメなのかもしれない!ダメきちかも!」

 

と、自分が本当に飛び跳ねたいという願望を持っているかどうかは無視して、

刺激された劣等感を解消するために、無理に自分に合わない陸というフィールドに出かけていって、

苦しみ、悩み、自信を失う日々を過ごし、最悪の場合、海で泳ぐ喜びを忘れたまま、海に奥さんカメを残したまま、陸で一人生涯を終えてしまうかもしれない。

つまり、あのうさぎとカメの話は、劣等感や自信のなさに苦しんでいる者同士の話なんじゃないか。

と思ったわけです。

ちょっと考えすぎか。 笑

ただ、

 

うさぴょんはぴょんぴょん自由に飛び跳ねて、

かめきちはノロノロ歩いて、海を優雅に泳いでいればいい。

 

お互いが自分に自信があれば、お互いの特徴や生き方を、心からリスペクトし合うことができる。

そこには卑屈さも劣等感もなく、

ただお互いの素晴らしさを称え合う愛があるだけだ。

 

どちらの生き方も素晴らしいし、無理がないし、自分が自分でいられる喜びがそこにはある。

 

うさぎがカメになろうすれば溺れるし、

かめがうさぎになろうとすれば甲羅が重すぎて挫折しかない。

 

自分は自分でいいのだと思い、人は人で良いのだと思えるメンタル状態であればこそ、人は自分の喜びを純粋に追求できるし、周りの人も自分の喜びを純粋に追求することができる。

 

 

 

 

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