「無愛想のススメを読んだのですが、無愛想になれません。どうしたらいいですか?」的なメールが来た。
ふむ。
基本的に、これまでの習慣を変えるというのはそんなに簡単なことじゃない。
なので、「もうちょい、やってみてください」というのが本音。
もうちょい、やってみよう。
特に、巻末の無愛想トレーニングとか実際に実践してみてほしい。
あの本で大事なのは、実際に無愛想な顔になることというよりも、そういう選択肢を持てる自分になること。
つまり、自分の言いたいことを言える、自分の気持ちに正直になれる、恐れから相手を優先するということではなく、愛から相手を思える自分になっていくこと。
ただ、それってまじで怖いことです。
だって、それまで嫌われないように愛想を振りまいて生きてきたわけで、それが生存戦略だったわけだから。
その「生存戦略を捨てなさい」と言っているわけだよね、あの無茶な本は。
まじ無茶。
誰だよ、あれ書いたの。
まったく。
もう、無茶だっていうのが前提にあるわけで、難しくて当然で、抵抗があって当然で、できなくて当然。
その前提をまずは持ってもらって、もうちょいやってみてほしい。
少しずつでいい。
少しずつ、自分の恐れに気づいていく。
自分がなぜ、愛想を振りまくのか。
なぜ、そうでない選択肢を持てないのか。
何のために、愛想を振りまいてるのか。
愛想を振りまくことが悪いというわけじゃない。
うちのカフェ(常連のって意味。オーナーではない)にも、愛想の良い店員はいる。
けど、それは恐れというよりも、お客さんに気分良くいてほしいから愛想が良いわけだよね。
愛想が良いこと、愛想を振りまくことが悪いんじゃない。
何のために愛想が良いのか?
その愛想は何のために存在しているのか?
ということが大事なのであって、もしそこに自己防衛だったり恐れがメインとしてあって、そうせざるを得ない状態なら、そこに気づこう、と。
自己防衛する必要性を感じている、そんな自分に気づく。
で、実はそんなに防衛する必要はなかった、と気づく。
実は防衛するという姿勢そのものが自分の人生を難しくしていて、幸せではないものにしていたんだ、と気づくこと。
自己防衛って、傷つかずに生きてくための生存戦略みたいなものなんだけど、
それってどんどん自分の殻にこもっていくような感じになる。
すると、確かに傷つくことはないかもしれないけど、楽しくもないわけよね。
無愛想トレを続けていると、防衛のために愛想よくする必要はないんだと、そんなことに気づくときがくる。
今ここに書かれていることを「体感」し、腑に落ちるときがくる。
そのとき、さらにレベルアップした愛想の良さを身につけることができるんだよね。
今の時代はとにかく、「分かったつもり」になりやすい。
でも、だからこそ、今分かったつもりになっていることが本当に分かったとき、間違いなく人生は変わるよ。
だから、トレーニングを続けてほしい、と思います。
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