さて今回は「スマホいじっちゃう問題」について検討していきたいと思います。
わたしが子供の頃というのはガラケーの全盛期で、スマホなど存在しませんでした。
パソコンの速度はものっそい遅いですし、ネットで映画など観れません。
結果、そんなに暇つぶしできるものって今ほどなくて、
ただその結果「目の前のことに集中できた」と思います。
今何がむずいかというと、集中するのがむずいわけです。
映画館で2時間映画観れなくてスマホいじっちゃう人がいると聞いたときはちょっと笑いましたが、
笑っちゃいけないレベルでそういうことが普通に起こる時代なんだと思います。
じゃあ、どうすればいいのか。スマホをどうすればいいか。
結論としては、
運動すること
です。
それが究極の解決策になります。
割と変化球的な回答になっているのかなと思うのですが、かなり真面目です。
というのも、結局は「集中できる脳」を手に入れる必要があるんですね。
スマホは存在しちゃってるし、SNSは流行っちゃってるし、Netflixは便利なわけです。
それはもう変えられない。
変えられないし、変わらないし、むしろこれからも進化します。
圧倒的スピードで暇つぶしのレベルは上がっているし、これからもまだまだ上がっていく。
となったら、僕ら自身が何とかしてそこに対処していく必要があるわけですが、
意志の力で耐えるのは無理です。
集中できない脳状態で、スマホの誘惑に打ち勝ち、目の前のことに集中するのは相当分が悪い。
というのも、暇つぶしたちは圧倒的なレベルを誇っているからです。
世界の天才たちが考案しているわけなので、かなり分が悪い。
ただ、人間はそもそも「没頭すること」が楽しいと感じる生き物。
そこに勝機があって、実際受け身のコンテンツをただ観ているより、
主体的に勉強したり文章を書いたりアイデアを練るときの方が楽しいんですよね。
これは僕の体感だけの話ではなくて、
心理学の実験でも主体性を伴うものに取り組んでいるときの方が人間は幸福度が高い、ということが分かっています。
ただ、昨日も書いた通り、運動不足になると「意欲」「やる気」がそもそも下がります。
脳の幸福ホルモンが出ないのと、そもそもの量も減ってしまう。
やりたいことととか目的とか、そんなことは関係なく、根本的に元気のない状態になってしまうんですね。
そして、やる気や意欲にまつわるホルモンは「集中」にも影響を与えていると言われていて、
やる気や意欲の低下とともに集中力も低下します。
結果、やる気、意欲、集中が連動して下がり、
勉強、仕事、読書といった主体的な取り組みができなくなった結果、
スマホを触る時間が増えることになる。
スマホで触れられるコンテンツというのは「刺激物」であることが多く、
やる気、意欲、集中が難しい脳の状態は「刺激」を求めます。
例えば、肩こりの肩を揉むときってより大きな刺激が必要になりますよね。
少ない刺激だと、
「ぜんぜん効かんのう」
となるわけですが、あれと同じようなことが起こるわけです。
ちょっとした刺激では面白いとは思えない脳の状態になっていて、
より大きな刺激が必要になっている。
だから、仕事のタスクとか、やる必要のあることとか、
そういったものが「面白くない」と感じて取り組めなくなっていくわけなんです。
「脳を鍛えるには運動しかない!最新科学で分かった脳細胞の増やし方 NHK出版」
という有名な本がありますが、そこに書かれている通り、
脳を良い状態にして意欲、やる気、集中力を高めるためには、運動が最適です。
運動することで、やる気、意欲、集中力がそもそも高い自分になることによって、
スマホに触らなくても、受け身の刺激物に触れなくても幸福感を感じられる自分になることができます。
環境的に集中が難しくなっているからこそ、自然に集中できる自分になっていきましょう。
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