人生にはコントロールできないことがあるものです。
そもそもどこに生まれるか、どんな親か、どんな時代か、どんな環境かという初期設定も選べない。
この初期設定というのは影響力が当然大きいわけですが、
ただ「おぎゃー！」と自分はそこに生まれるだけですよね。
「自分で選んできている」と言われることもあるのかもですが、
それが真実であろうがなかろうが、結局はこの自分で生きていくということなので、
まあ、あんまり気にしなくていいかな、と思います。
ただ、自分を受け入れ、自分に与えられたものに感謝し、最大限自分を活かして生きていく。
選んできているということを受け入れたときも結局は、受け入れ感謝し活かすことを考えるはずで、
結局同じことをするので、最初からただそう生きればいいですよね。
この初期設定というところで言うと、
例えば、イケメンが良かった、天才が良かった、才能溢れマンが良かった、美人が良かった、
などなど色々な思いを抱いたことがある人も多いのかもしれません。
僕自身も、受験勉強に苦労したときに「IQ１７０が良かった」とか思いました。
初期設定が高かったなら楽だったろうと。
でも、そう考えても仕方なく、誰かを羨んでも、自分の境遇や自分自身を嫌っても、
自分は自分として生きていくだけ。
コントロールできないことは受け入れ、コントロールできることに取り組んでいく。
僕は「コントロールできることに集中する」ということが好きです。
というのは、そうやって過ごしていると、
「いや、これ、結構変えられること、できることはあるぞ」
と気づくんですよね。
意外にできることはある、と。
特に最初は受験勉強のときに感じたのですが、僕が数学が苦手でした。
数学って、どうでしょう。
受験勉強の中で「最も才能っぽい」科目じゃないでしょうか。
できる人はできる、できない人はできない的な。
当時、僕もそう思っていて、半ば諦めていた時期がありました。苦手意識もすごくあったんです。
でも、最終的には、数学の天才だった子に京大受験本番で勝っちゃった。
それまで一度も勝ったことなどなかったのに。
かなりの衝撃で、ただ実際、勉強している段階で自分の数学力が飛躍的に向上していることを感じていました。
そもそも数学の勉強を好きになっていた。
それまでは「数学ができるかどうかは変えられない」とどこかで思っていたのですが、
いやいや、できることってあったんだなと強く感じた瞬間でした。
例えば、運動に関するやる気が高いのも、
科学的に運動がパフォーマンスを上げることはまじ認められていて、
運動って誰でもできますよね。
やろうと思えば、誰でもできる。
で、やる気、集中力、ストレス耐性。そういったものが全て高まると。
コントロールできることで自分のパフォーマンスを高められる、というのが好きなんですよね。
ただこれは、受け取らないとか、運を活用しないとか、そういうことじゃありません。
それらも活用するし、助けてもらうこともあります。
運や、時代の流れ、たまたまうまくいく。
そういうものは放っておいても勝手にそうなるわけで、
まあ、あまり気にせず普通に生きていればいい。
そして、運の良いときはその運を受け取り、流れが良いときは流れに乗る。
そういったものも活用しながら、基本的には自分ができることに集中していく。
人生では最初から与えられるもの、自分では決められないものもあります。
でも、自分にだけ与えられているものがあるとも言えるし、
何か制約や制限があるのなら、
それをどうやって超えていくか？を考え、楽しむと良いのかもしれません。
この間、ボードゲームを友人とやったのですが、あえて難易度をハードにしたがるんですよね。みんな。
なぜか？
その方が楽しいからです。
簡単なことをやっても面白くない。
難しいことをクリアしたい。
だから、もし自分に制約や制限を感じることがあれば、
その制限があるから楽しくて、成長できて、喜びも大きくなるのだ、という意識を持つと良いのかなと。
そう思うことで、変えられないことを受け入れ、受け入れることから楽しむという状態になり、
日々自分ができることを淡々とやっていくことができるのかなと思います。
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