状態を高めるには色んな手段があって、
その中でも大事になるのが「そもそも考えない」という方法です。
僕らの状態において思考ってすごく影響力があるのですが、思考というのは感情状態の影響を受けやすいもの。
つまり、感情が低下していると明るい思考にアクセスすることが難しいということです。
なので、感情が低下している状態で「考える」ことを選択しても、
なかなか状態が上がってこなかったりするんですよね。
よくあるのは、時々は明るい考えになるけど、数時間後にはやっぱりネガティブな気持ちを感じている、
やっぱり良い風には思えない、という状況。
一時的に明るい思考にアクセスできたとしても、時間が経てばまたネガティブになって、
また考え直し…のループの中に入ってしまうことがよくあります。
そのループをひたすら繰り返していると、脳も疲労してきて、
脳が疲労すると、前頭葉の働きが衰えます。
脳にはネガティビティバイアスというものがあり、ネガティブに反応しやすい傾向があります。
ただ、普段は前頭葉の働きによって、その本能的なネガティブを抑えているんですね。
逆に言えば、前頭葉の働きが衰えると、本能を抑えることができず、ネガティブになりやすいわけです。
脳が疲労するということは前頭葉の働きが低下するということですから、
脳疲労が起こるとネガティブになりやすくなる。
つまり、思考のループを繰り返して疲れてしまうことがネガティブの原因になり、
それが状態向上を難しくすることがあるんですね。
そこで大事なのが、
そもそも考えないこと
であり、とにかく気分が高まるような活動をすることです。
今日イケジムのオンライントレーニングがあるのですが、
トレーニングの中では必ずゲームの時間を取ります。
ゲームをただひたすら楽しむ。
すると、疲労も取れますし、気分もリフレッシュして、明るい気持ちになれる。
明るい気持ちになれると、より良いアイデアも思いつきやすくなり、
良い気分のときに出会ったアイデアは人生をより良い方向に進めてくれるのです。
さらに、脳科学的にも、ベータエンドルフィンという神経伝達物質が出ていて、ベータエンドルフィンを活性化させることを繰り返すことで、
物事を楽しむ力が鍛えられていきます。
遊んでいる時、課題それ自体と向き合っているわけではありませんが、
課題とあえて向き合わずに気分を上げることで、より良い状態で課題と向き合えるようになっていくんですね。
このように「そもそも考えない」ことも有効な手段になってくるので、ぜひ日常の中にそういった時間も取り入れてみてほしいと思います。
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