この記事では、機嫌が悪い母親に対する具体的な対処法について書いていきます。
家で一緒にいる母親の機嫌が悪いと、こちらのメンタルも下がってきますよね。
色々と気を遣ったり、言いたいことが言えなかったり、母親の機嫌が悪くならないような選択をしなければ、と思うようになったり。
そういうのがめんどくさいと感じたり、しんどくなってくる。
様々な部分で母親の機嫌を気にし、行動している自分に気づくこともあるかもしれません。
この記事では、具体的にどういう心持ちでいればいいのか、どういう行動を取ればいいかについて詳しく解説していきます。
【この記事を書いている人→池田潤 コーチ・メンタルトレーナー。20代で6万5千部のベストセラー含む5冊の本を出版(自分の武器を見つける技術、無愛想のススメなど)。900名以上が参加した心を鍛え整えるジム「イケジム」を運営。コーチ・トレーナーとして心の状態&パフォーマンスを最大化するサービスを提供。京大法学部合格後、ブログを書き始め今に至る。趣味は、筋トレやボドゲ、読書。毎朝起きてカフェに行くのが日課】
母親の機嫌の責任はあなたにはない
まず最も重要なのは、母親の機嫌の責任はあなたにはない、ということです。
基本的に、機嫌というのは本来自分自身で取るもので、
誰かが機嫌が悪いからと言って、無理してあなたが機嫌を取らなければならない、ということはありません。
母親であってもそれは同じことです。
このことを自覚することが大事で、というのも、身近にいる人の機嫌が悪い場合、「自分が悪いのではないか」と感じてしまうことがあるからです。
機嫌が悪い人は「周りに機嫌を取ってもらいたい」と感じやすくなります。
自分で自分の機嫌を取ることを難しく感じるので、周りに機嫌を取ってほしくなるんですね。
すると、「私の機嫌を取ってほしい。私の機嫌が悪いのはあなたのせいである」というメッセージを発しやすくなります。
それを真に受けてしまうと、「母親の機嫌が悪いのは私が悪いんだ。私に責任があるんだ」と考えやすくなります。
まずは『そんな風に思う必要はない』と伝えておきたいと思います。
母親の機嫌が悪いのはあなたのせいではありません。自分を責めなくて大丈夫ですし、無理に頑張らなくて大丈夫です。
他人の不機嫌を個人的に受け取らなくていい
のです。
不機嫌な母親とは関係なく幸せになること
その上でどういう意識が大事になるかと言うと、
自分が勝手に幸せになること
です。
母親が不機嫌である、不幸せそうである。
そのとき、母親のモードに合わせなければならない、同じようにネガティブにならないといけない、と感じるかもしれません。
そんなことはありません。
母親が不機嫌だろうと、不幸せそうであろうと、幸せになっていいのです。
これができるようになったとき、母親のことが気にならなくなってきて、
だんだんと受け入れたり許すことさえできるようになっていきます。
母親に関係なく幸せになる。
母親がどうであるかに関わらず、あなたは人生を楽しみ、喜びを感じて、自分の好きなことに夢中になっていく。
あなたは自分の願望に集中していて、他のことは気にせず、人生の喜びに没頭し、最高の気分を感じていく。
母親は変わらず不機嫌ですが、そこに注意を向けるのではなく、自分の願望に集中する。
すると、母親が不機嫌であるということの頭の中で占める割合が減り、以前よりも自分に対する影響力を持たなくなっていきます。
結果、心が楽なり、幸せな気分を感じられます。
周りの人が不機嫌なとき、その影響を受けて自分も不幸モードになりやすいのですが、そうなると苦しいです。
自分がこの不幸な気分を感じなくなるためには、母親が変わってくれることが必要であると感じることも苦しいことで、
というのも、他者はなかなか先には変わってくれないからです。
母親に変わってもらいたいのだけど、なかなか変わってくれない。
そうなると、不幸せな気分になり、その不幸せの原因になった母親を責めたくなる。
そんな苦しいループに入ってしまいます。
そうでなく、母親はそのままで、まず先に自分が幸せになってしまう。
好きなことに意識を集中させ、やりたいことに没頭し、願望に夢中になる。
母親はそのままで、幸せに生き始めてみる。
母親が変わってくれるかどうか。
それはわかりません。
人生はそれぞれが主人公ですから、母親がどう生きるかは母親が決めること。
そこを無理にコントロールすることはできません。
また、母親が変わるまで幸せになれないなら、いつまで待てばいいのか。その間の自分の人生はどうするのか、という話になります。
母親はそのままで、幸せになること。その方向に踏み出していくことが大切なのです。
めんどくさい母親への具体的な対処法
母親はそのままで幸せになるとは具体的にどういうことか。
まずこの記事の最初に書いた、
他者の不機嫌を個人的に受け止めないこと
です。
これができることで、幸せになる土台ができます。
個人的に受け止めている状態では、先に良い状態になるのは難しく感じるので、まずはここを意識してほしいと思います。
相手の不機嫌はあなたの問題ではありません。
そう思えることで、不機嫌によるダメージを減らすことができます。
このステップを意識するだけでも、普段の生活において気持ちはかなり楽になると思います。
その上で「幸せになる」ということですが、これは好きなことをする、ということ。やりたいことをする。そちらに夢中になるのです。
具体的に言えば、リビングで母親が不機嫌でいるなら、自分の部屋に行って好きな本を読む。好きな音楽を聴く。
そうやって、母親に関係なく、もう好きなことをしちゃってOKです。
母親の機嫌が良くなるのを待つ必要はありません。
自分が幸せだからこそ、その心の余裕が生まれます。
「リビングにいる母親を残して部屋でご機嫌に音楽を聴くなんて、母親が可哀想!」
と思うかもしれません。
でも、僕らは自分が幸せだからこそ、相手のために行動できます。自分を幸せにすることは、他者に対する愛にもなるのです。
ここも非常に重要なところなので解説します。
自分を幸せにするから母親との関係が改善する
母親がリビングで不機嫌だとしましょう。仮に、我慢して自分もリビングにいて、母親の不機嫌を受け止め続けたとします。
そんな毎日が続いたとして、自分の状態はどうなっているでしょうか。
相当下がっているはずです。
すると、母親に対してどんな気持ちを抱くかというと、
「母のせいで私は幸せじゃない」
という被害者意識が生まれると思います。
例えばその状態で、母親のために本心から行動したいと思えるかというと、どうでしょうか。
難しいと思います。自分を犠牲にしている状態で相手のためになるのは心理的に無理がありますよね。
無理に母親のために何かしようと思っても続きません。母親との仲も悪くなってしまいます。
逆に、自分の部屋で好きな音楽を聴いたり、好きなことをして、自分の人生に夢中になる。そうすれば、良い気分になり、楽しくなり、幸せになれます。
すると、母親の話を聞く余裕も生まれますし、ポジティブが関わりができたり、母親のために何かしてあげようかな、とも思えるようになっていきます。
自分も無理することなく、関係性が良くなるような関わりをすることができるようになるのです。
自分をケアするこからこそ、相手のためにもなれる。
つまり、自分をケアすることは相手に対する愛でもある。
あなたが自分の部屋で好きな音楽を聴くことが、母親のためにもなるのです。
もちろん、実際に母親が不機嫌な中で、個人的に受け止めないこと、先に幸せになること、好きなことをすること。それが難しいと感じることはあると思います。
いきなり完璧にできる必要はありませんし、できるところからで大丈夫です。
その方向に進んでいくことで、自分の気持ちも楽になり、関係性もポジティブな方向に進んでいくので、ぜひ少しずつ試してみてほしいと思います。
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