自分1人でいるときと、他者と一緒にいるときで、状態を整える難易度は変わってきます。
実は意外に難しいのが、「他者と一緒にいるとき」です。
というのも、1人でいるときは自分で状態を整えるしかなく、
誰かに機嫌を取ってもらったり、かまってもらったりが物理的にできません。
なので、何とか自分で状態を上げていこうという風に考えられます。
ただ、他者と一緒にいるとき、その他者に「機嫌を取ってもらいたい」と無意識に考えてしまうことがあるんですよね。
すると、あえて自分を不機嫌にすることで、
「自分は不機嫌だよ。あなたの行動で私を満たしてくれないと、この不機嫌は治らないからね」
というメッセージを伝え始めてしまったりします。
このとき、不機嫌でネガティブな状態を【手段】としているわけです。
その【目的】は何かというと、相手の言動をコントロールすること。
相手に一定の言動を取ってもらうために、ネガティブを手段として使う。
この状態って割とよくあって、ただそのことに無意識なので、
「なんだかネガティブ」
「不機嫌が続いてしまう」
「相手に対しての不平不満がある」
という風に感じていることも多いです。
そのとき大事なのは、自分の状態に気づくこと。
「あ、今そうなっているな」と気づくことで、整えることができるようになります。
実際、ネガティブを手段とすることでうまくいくことってなくて、
喧嘩になったり、お互いに対して好意を持ちにくくなります。
短期的に相手の言動をコントロールできたとしても、
長期的には関係性悪化につながるものです。
相手も心から納得してそうしているわけではなく、仕方なくそうしているだけなので、
心の中にはモヤモヤやイライラをため込むことになるからです。
なので、そうなったときには気づいて、整えることが大事。
具体的には、
【相手の言動に関わらず、自分の力で自分をご機嫌にする】
こと。
相手の言動で機嫌を良くするのではなく、
自分の力で自分の機嫌を良くする。
その力がついたときに、人間関係はもっと楽になり、うまくいくようにもなるんですよね。
簡単に実行できることとしては、
相手に関わらず自分が好きなことをすること。
好きなことをすれば、それだけで機嫌は良くなります。
もちろん、もっと内面的なアプローチも取れるとさらに良いのですが、
まず簡単にできることとして十分に効果があるので、試してみてほしいと思います。
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