休むのが苦手な人ほど、全力で休む勇気を持とう

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基本的に休むことが苦手な人間はいるものだ。

他ならぬ私がそうである。

休むのが苦手。

というか、そこまで休みたいと思っていないのだけど、どうやら疲れというものは溜まっていくようで、

どこかの時点で休まなければ、キツくなってくる。

全力で休む勇気


 

働くといっても基本的に分析したり洞察したりそれを言語化することがもっぱら。

だから、傍目にはそんなに働いているようには見えないかもしれない。

本を書いていたときだってそうだ。

実際に書く時間というのはそんなに長くない。

どういう構成で、どんな例えで、どんな順序で、どういう想定で、どういう切り口で、というところに時間がかかるわけだ。

熟成期間というのだろうか。

先日、ある本にまた面白いことが書いていた。

その本は先延ばし癖を「肯定」するという変わった主張をしている本だったのだが、その論理がなかなか納得のいくもので、

なかなか結論を出さない人というのは、物事を先延ばししやすい。けれど、先延ばししたことについて頭の隅っこで考え続けている。

そうしている間に考えが熟成されてきて、ふと何かを見た拍子に全てがつながって良いアイデアを思いつくというのだ。

その人にとって先延ばし期間は「熟成期間」でもあって、良いアイデアを思いつくのに必要なことだったというのである。

(レオナルド・ダ・ヴィンチは、「モナリザ」を1503年に描き始め、完成したのは1519年らしい。まあ、そこまでいくとレベルが違いすぎるが。(その本とは、 ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 アダム・グラント 三笠書房)

なるほど、そういうことか。

よし、自分もそうなのだと思うことにしよう!と思いながら執筆できればよかったのだが、その情報を知ったのは執筆が終わってからだった。

くそ。

ただ、自分はずっとそんな感じだったのかもなと思えて、

世間的に「間違っている」とか「ダメ」とされることの中にも良い点というのはあるし、何が良くて何が正しいかなどわからんのおと思ったものだ。

ただ先延ばしをする「理由」が重要で、意味ある先延ばしの仕方(しっかりと考える時間が欲しい)でないと単なる先延ばしになってしまうのでご注意を。

著しく話が逸れた。

私のような休むのが苦手な人種にほど、休むことは必要だ。

特に、頭を使って仕事をしている人は、意外なほど疲れていたりする。なぜか体だって疲労する。

しかし、休むのが苦手な人は結構負けず嫌いだったりするものだから、

「疲労なんかに負けてたまるか」と、疲労に勝負を挑んだりする。

ただ、忘れてはならないのは、体は自分の敵ではないということだ。

私は以前まで、なぜか体を敵視していたところがあったなと思ったりするのだけど、体のことを思ってこそ、私たちは自分が持っている力を発揮できる。

世にも奇妙な右腕プルプル


 

そのことに関連して、最近奇妙なことをしている。

体の声を聞くトレーニングだ。

体に「どこを動かしたいか、言ってみな」と問いかける。

すると、奇妙な動きを始める。

私の場合は、腕をプルプル振り始め、指をクルクル回し始める。特に、右腕だ。

まあ、とにかく腕と指が疲れていて、動かしたくなるわけだ。

ただ、頭の声を聞いているうちは、なかなかそういう動きはしない。

頭の声をストップさせればさせるほど、腕はプルプル状態になる。

もしくは腰をグルグル回し始めたり、とにかく傍目から見ると奇妙な動きをする。

そんな奇妙なことを始めたのは、ひなっちという治療家に施術してもらってから。

全く、変なものを教えてくれたものだ。

効果は抜群だけど!

例えば、本当は寝たい自分を頭で抑え続けることは可能だ。

ただ、その頭の声をストップさせたときに、ぐーすかぐーすか眠り始めたりする。

頭で押さえつけていたものを解放させ、体の声に耳を傾けたわけだ。

で、眠って起きてみると、驚くほど頭がクリアになっていたりする。

すると、やる気ではなく「気力」が湧いてくる。

「やる気」はあるけど「気力」がない


 

多くのやる気がないと悩んでいる人は、気力がないケースが多い。

やる気はあるけど、気力がない。

生命力というか、そういう根本の根本が弱っていたりする。

そういうときは、思いっきり寝て、思いっきり体に良いものを食べることだ。

思いっきり休むことができてこそ、思いっきり動くことができる。

動きたい!というノリで動くことができる。

疲れているときはどうしても「動かなきゃ…」という意識になるはずだ。

疲れ、気力が湧かないとき、人は動きたくなくなる。

でも、動きたくないということは休みたいというサインでもあるわけで、

素直にその声に従って休んでみると、自然に動きたくなったりする。

中途半端な休息では、中途半端な動きになる。

まあ、こんなことを書いている私もいまだに休むことは苦手だが、

休むことに許可を出して、休むことの達人になることで好きに動けるようになれればいいなと思い、

今日も熟睡しようとたくらんでいるところだ。

 

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