基本的には人は何かしらの強みを持っているもの。
ただ、自分の力ではなかなか見つからない、分からないということも事実。
自分のことは自分ではよく分からないもの。
どうすれば自分の強み、武器に気づくことができるのだろうか?
この本にも書いたが、大事なことなので、もう一度書いていきたい。
他人の客観的意見を受け入れる
一つは、他人の意見だ。
それはつまり、他人からなぜか褒められること、なぜか「いいね」と言われること。
そこに自分の強み、武器があることが多い。
自分には見えない部分も、他人からはよく見える。
また、他人の基準から見ればすごいということもある。
自分とは違う他人の視点、他人の基準というものに触れないと自分の武器にはなかなか気づくことはできず、
逆に、他人の意見や基準に触れることで自分の武器を知ることになる。
ただ、ここで壁があるとすれば、
それを受け入れられるかどうか。
多くの人は、人からの「いいね」を素直に受け取ることができない。
「いえいえ、私なんて」
と、どうしても言ってしまう。
しかし、そこで、そう言いたくなった自分を抑えて素直に受け取ることだ。
まず、これができるかどうか。
できれば、定期的にフィードバックを受けられる環境を何かしらの形で確保するのが良い。
そうすれば、自分のことをより知ることができ、武器への自覚も促される。
自分の武器ほど自信を失いやすい
私たちは自分の武器ほど自信を失いやすい。
大事なので、もう一度。
私たちは、自分の武器ほど自信を失いやすい。
なぜか。
よくできるがゆえに、できていない部分も誰よりも見えるからだ。
基準が高いがゆえに、人には分からない至らない部分を感じやすい。
その結果、
自分で自分を追い込んでしまったり、自分で自分に勝手に見切りをつけてしまうということが起こる。
大事なことは、そのことを知っておくこと、自覚しておくことだ。
そうすれば、そうなっている自分に意識的になることができ、
いざそうなったときに対処することができる。
客観的現実をよく見ること
さらにもう一つ、武器を見つけるヒントがある。
それは、客観的現実をよく見ることだ。
誇張も過小評価もなく、今までの自分の人生に起こってきたことを振り返る。
なぜかうまくいったこと、なぜかできていることを振り返る。
大事なのは、誇張も過小評価も一切入れずに現実だけを見つめること。
自分の人生に具体的に何が起こってきたのか「だけ」を冷静に見つめることで、
自分の特性がよく見えてくる。
なぜか共感してしまう人
あとは、なぜか共感してしまう人もヒントを与えてくれることが多い。
なんというか、自分の武器とその人の武器が共鳴するような感覚だ。
この感覚は味わったことがないと分からないかもしれないが、
その人が「自分なのではないか?」と感じてしまうような、そういう人がいるもの。
そこの妙な共感というか、どうしても他人事だとは思えないような感覚を与えてくれる人がいる。
その人が、自分の武器を教えてくれることがある。
つまりは、その人と自分の武器が似ている、ということだ。
全く同じではないけれど、どこか似た部分を持っている。
そういう人を見つけたら、ラッキーだろう。
憧れの人をコラボさせる
最後に。
憧れの人は一人だけでなく何人かいると思う。
その憧れの人の「最も憧れる部分」を取り出してみる。
そして、それらを全て「コラボ」させてほしい。
そのコラボしたところに、自分の武器が見えてくる。
基本、人と人は同じではない。
憧れの人がいたとしても、同じではないから絶対に違う部分がある。
だから、一人の人ではなく、憧れの人の憧れの「部分」を取り出してきてコラボさせた方が、
より自分に近いイメージになっていくはずだ。
ということでぜひ、以上を参考にして自分の武器に気づき、自信を持ってもらえたらと思う。
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