昨日も色々と話を聞いていたけれど、
人が悩むときというのは、
自分にとって何が大切なのか?
を忘れてしまったとき。
別の言い方をすれば、
自分にとって「自分を大切にする」とはどういうことか?
を見失ってしまったときなのかな、と思う。
だから、「む〜なんかモヤモヤする」と思ったときは、自分にとっての大切なことを思い出せばいい。
自分にとって何が大切なのかを思い出せば、優先順位をどうすればいいか分かるし、するかしないか、行くか行かないかなどの選択も自然に判断できるようになる。
人を見て「自分はこれでいいのか」と思ってウロウロすることもなくなるし、人と比べて「自分はダメだなあ」と思うこともなくなっていく。
例えば、自分にとっては人間関係が大事、優先順位が高いのに、実際には一人でずっと仕事している。
そうなれば、ワクワクはしないだろうし、日々も楽しくないはずだ。
そうじゃなくて、人と触れ合う時間、交流する時間もしっかり確保してあげればいい。
逆に、仕事に対する優先順位が高いなら、友達に遊びに誘われるがままに遊んでいると、楽しくはないということになる。
遊ぶことを否定しているのではなくて、その人にとって仕事をすることが遊ぶことと同等、いや、それ以上に楽しいことなんだ。
ときには遊ぶこともしつつ、しっかり自分に仕事をする時間を確保させてやればいい。
個人的な話で言うと、
トレーニングをするかしないかという選択があったとして、
「する」を選択する方が、自分を大切にしていると感じる。
トレーニングをするということが、自分を大切にする、自分の本音を聞いてあげることだ、と思う。
食事に関してもそうで、栄養価の高いもの、トレーニングに有効なものを食べることが「自分を大切にする」ことになっていて、
トレーニングをして、良い食事を摂ることにワクワクしている。
そこには「やらなければならない」という感覚はなくて、ただそうしたいし、そうすることが自分自分で在るってことだなあと感じる。
自分に自信がない、これでいいと思えない、充実感がないときというのは、
自分が本当にしたいことを自分にやらせてあげていない
ことが多い。
自分自身が「こうしたい」と思っていることを自分にやらせてあげると、結果云々に関わらず、状態は良くなるし自信も生まれる。
何かに失敗したから自信を失ったということもあるかもしれないけれど、
失敗した後、うまくいくかどうかを心配するあまり、自分の純粋な「こうしたい」「こう在りたい」という気持ちをないがしろにし続けたことの方が、自信を失わせることにつながっていることが多いんだね。
失敗自体が自信を失わせるというよりも、
失敗をどう捉えたか?
失敗した後、どう生きるか?
こそが、大切なのかもしれない。
人間関係で言っても、
自分にとって大切な人は誰なのか?
を見失わないでいられる人はメンタルも安定する。
人にはそれぞれのフィルターがあるから、誰からも好かれることはできない。
そのときに、自分を嫌いだと思っている人にフォーカスし続ければ、人生はキツイだろう。
でも、「そういうあなたが好きなんだ」と言ってくれる人もいるわけだよね。
自分のことを嫌いな人
と
自分のことを好きな人
さて、大切なのは、どちらだろう?
どちらを大切にして生きていけば、心地良いだろう?
そんなことを少し立ち止まって考える時間を作ってみる。
さらに言えば、人生の中で、「この人」と思える人との関係が良いものでありさえすればいい、という人がいるかもしれない。
そういう人がいる場合なんかは特に「自分にとって誰が大切なのか?」を見失わないでいることが大切だ。
自分にとって大切なことは何か?
自分にとって「自分を大切にする」とはどういうことか?
迷ったときは、ぜひそこを見つめてもらえると良いのではないかと思う。
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