昨日は、FaceClubのメンバーと、映画「セッション」を観て来ました。
一言で言うと、面白い。激しい。ずっと興奮状態で観られる映画で、さすがはアカデミー賞受賞映画、という感じ。最後のどんでん返しも鳥肌もの。観て損はしないのでぜひ観て欲しいなと思う映画。
ただ、もうそろそろ上映しなくなる頃かなと思うので、この記事読んで観ようと思った方はお早めに。劇場で観た方がいいと思います。
一人の若者がドラムを叩きまくっていて、とにかく上達するために奮闘するのですが、今ってここまで一つのことに打ち込んでいる人ってどれだけいるんだろうな、と。
打ち込むものがあるというのは、ただそれだけですごく毎日が充実する。やることがない、打ち込めるものがない。その状態って結構つまらないかな、と個人的には思います。
ただ、その打ち込めるものってなかなか見つからないというか、自分が本当に情熱を注げるものって何なのだろうと考える人も多いと思うんですね。
でも、頭で考えても見つからないもので。というのは結局それは頭で考えていることなので、気持ちがついてこないわけですよね。情熱を注ぐっていうのは気持ちで動くことなわけなので、頭でどうこうしても分からない。
しかも、頭で考えることが多くなると、否定的な声を自分で生み出してしまうことがある。
そうなると何が起きるかというと、自分の感情や衝動をジャッジしてしまって、ないものにしてしまったりするんですよ。
その感情や衝動、情熱のままに進んでいけばいいものを、「どうせできない」「自分が創るものに価値はない」というジャッジが入って、情熱がしぼんでいってしまう。
「やりたいことがない」という人は、やりたいことがないんじゃなくて、やりたいことができると思えないだけ。
自分の感情をジャッジして、否定して、どうせと言って、何もできなくなってしまう。
好きな人が出来ても、どうせ自分なんて相手にされない、と思ってしまうという場合。
「好きになった=情熱、衝動、強い感情」が芽生えたということ。
だけどそこで、「どうせ自分なんて相手にされない=できない」という思考が入って、「好き」という衝動を消してしまう。
それが恋愛だけじゃなくて色んな場面で起きているよね、ということ。
「ビジネスしたい!」と思った。「でも、やっぱ無理でしょ」と否定。
「ブログ書きたい!」と思った。「でも、やっぱ無理でしょ」と否定。
「モテモテになりたい!」と思った。「でも、やっぱ無理でしょ」と否定。
そういったものを否定した上で、
「俺って何がしたいんだろうなあ」と考える。
いやいや、ビジネスすることでしょ!ブログ書くことでしょ!モテることでしょ!あったじゃん、最初っから!ないことにしたのあなただよ!という話。
大事なことは、まず自分の思いをジャッジせずに、ああこんなことがしたいと思っているんだな、と受け入れること。自分の気持ちを素直に。
そこからしか、内発的情熱は生まれて来ないから。
人の情熱に触れたいという方は、映画「セッション」をぜひ観てみてくださいね。
情熱ということだけでなく、色々と考えさせられることの多い映画です。
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