なぜ、香川真司は代表で活躍できないのか?そのメンタル的原因と、自分がどうしたいのかを見失わない力について。

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さて今日は、なぜかサッカーネタ。

というのも、イケジュンはサッカーが好きすぎるから。笑

 

ホント、好きなんだよね。

 

で、もうすぐロシアW杯もあってサッカーは盛り上がりを見せているんだけど、

今注目されているのが「誰が代表に選ばれるか?」という点。

 

最近のニュースだと、本田圭佑、香川真司、岡崎慎司というビッグ3、これまで代表で活躍してきた選手が選ばれないんじゃないか、というものがある。

 

実際、直近の試合、ベルギー戦、ブラジル戦に3人は呼ばれていない。

 

ただ、最近の活躍からしてこの3名が日本のトップレベルであることは疑いようもないもので、

特に今回は「なぜ香川真司が選ばれないのか?代表になると力を発揮できないのか?」ということについて、メンタルトレーナー的視点から書いていきたい。

もちろん、独断と偏見で。笑

 

自分に合う環境がなければ、力は発揮されない


 

 

香川真司選手は、現在ドイツの名門ドルトムントで活躍していて、そのレベルのクラブに属している選手は他にいない。

その時点で間違いなく日本のトップなのだけど、なぜ選ばれないか。

 

まず、メンタル以外の面でいうと、

ハリル監督の戦術の問題だ。

 

香川選手のポジションが、ハリルの戦術だと「ない」、もしくは必要とされていない。

そういう戦術的な問題がある。

 

これはどれだけ高い能力を持っていたとしても、

力を発揮できる「環境」がなければその力は発揮されない、ということでもある。

 

活躍できないメンタル的理由


 

 

香川選手はクラブだと活躍できても、代表だと活躍できない、と言われ続けてきた。

 

今回はそのメンタル的原因について書きたいのだけど、

香川選手は代表にくると、一気に「しなきゃ」という意識が強くなる。

 

それが大きな原因だと思う。

 

ドルトムントで活躍していることからして、香川選手は強く期待されるし、年齢も上がってくることによって、リーダーシップを求める声まで出てきた。

 

でも、本来香川選手はみんなをリーダー的にまとめて引っ張っていくタイプではない。

 

どちらかと言えば乾選手のように、サッカーを楽しむタイプ。

乾選手はスペインに行ってさらに自分の良さを引き出され、代表でもその良さをいかんなく発揮しているけど、

 

香川選手は強く期待され、本来自分がしたくもないリーダーシップを発揮する役割を求められた結果、

代表だといつも険しい表情をしている。

 

あまり笑っているところは見られないんだよね。

 

例えば、本田圭佑選手だったら「代表でリーダーシップを発揮してくれ」と言われたら、もう嬉々として「待ってました!」と言わんばかりの状態になると思う。

 

「引っ張っていきたい」という、自分の願望そのまんま。

「俺に任せとけ!」みたいな。

 

でも香川選手の場合、会見やインタビューなどで「チームを引っ張っていきたい」と言葉では同じことを言っているけれど、

伝わってくるエネルギーは義務感でしかない。

 

本当はそんなことしたくない、自分のプレーを楽しみたいけど、立場や年齢や期待からすれば「そうしないといけない」という感じだ。

 

香川選手は本田選手以上に敏感で繊細なタイプだから、そういうプレッシャーが自分のプレーから遠ざける結果になってしまうし、

やりたくもないことをすることによって本来の自分の姿から離れた状態になる。

 

サッカーというのは本当に繊細なスポーツで、少しでもボールの置き所を誤ったり、1秒でも判断が遅れたら点は取れない。

 

また、シュート打つのか打たないのか、勝負するのかしないのかなど、そのときのメンタル状態が如実に影響されるスポーツだ。

 

だから、そういうメンタル的な葛藤を抱えると、判断を誤ったり遅れたりするし、周囲との連携も難しくなってくる。

 

香川選手の技術やスキルには疑いの余地もなく、そこが足りないのではなくて、

 

代表でも「自分らしくいる」という、周囲の期待を無視するメンタル的な強さ、無愛想力こそが今の香川選手には必要なんじゃないか。

 
そんなことを思う。

なのでぜひ、香川選手には「無愛想のススメ」を読んでもらえると良いのではないかと不遜にも思っています。笑

 

ちなみに、こちらの記事に同じような趣旨のことを書いています。

野球のDeNA筒香嘉智の話。

 

日本の4番が誕生した「伝説の2週間」 筒香が批判を覚悟し名コーチと歩んだ軌跡

 

面白いのでぜひこちらも読んでみてください。

(この記事はイケジムのメンバーが「潤さんが好きそうだと思ったので!」ということで紹介してくれました)

 

自分でいられる力


 

 

あくまでもこれは外側から見ていることで生まれた仮説でしかありません。

なので、絶対にそうだということではない。

 

ただ、こういうことは僕ら中でもよく起こること。

 

能力云々というよりも、自分の内面の葛藤によって力が発揮されない。

 

他人の声や他人の期待にかき消されて、自分はどうしたいのか、自分が最も力を発揮できる状態というのはどういうものなのか。

そこを見失ってしまう。

 

まじよくある。

 

でも、そうなると逆にどんどん苦しくなってしまうので、

自分がどうしたいのか、ということを忘れないようにしましょう。

 

 

 

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