さて今日は人間関係、特に「喧嘩」ということについて考えていこう。
喧嘩が起こる原因をザッと挙げてみると、ザッとと言ってもかなり根本的なものを挙げていくと、
自分が不安だから、ネガティブになることが多い
不安だから、自分のことばかり考えてしまう
相手が不安の強い相手で、こちらがよく責められてしまい、話が通じなくなってしまう
こちらが状態を保っていても、相手の状態が些細なことで崩れやすく、相手がヒステリーや不要な問題を起こしてしまう
自分が仕事上の不安などがあって、そこをパートナーに語れず強がり、イライラという形で些細なことで相手とぶつかってしまう
「自分でやらなきゃ!」と無理しているけど、無理していることを相手に伝えられず、本質は自分が言いたいことを言えないことが原因だけどそこと向き合えず、被害者意識、悲劇のヒロインを一人で演じてしまう
言いたいことを言えない&被害者意識が強いことで、直接の話し合いをしないまま心の中で相手を責め続けている
自分のネガティブな感情を相手のせいにしてぶつけてしまう
自分の中にあるジャッジを相手が遠慮なくやっているとき
自分のジャッジが強いとき
自分の不安やジャッジがそもそも強いから、攻撃的な意識になってしまっている
競争意識、どっちが上か(エゴ)という意識が強いことで争いを起こしてしまう
自分が言いたいことを言えないことで鬱憤がとにかく溜まっている=家の中で悪い状態になっている
感情的にならない「冷静な話し合い」をすることができない(感情に振り回されている状態でお互いに会話している)
どちらか一方、もしくはお互いに、自分が幸せじゃないから相手を思う余裕がない
結局は、
自分、もしくは相手、もしくはお互いの、
「不安」と「ジャッジ」
が、大きな喧嘩の原因になってくることがあるんだ。
不安がそもそも大きいと、その不安から生まれるネガティブ感情を相手のせいにしたり、相手にかまってほしがったり、相手になんとかしてほしいと感じるもの。
そもそもの「自分の」不安が大きいことが、家の中でのネガティブにつながり、そこにパートナーがいることで「相手のせい」にしてしまうんだよね。
結局は、お互いの「状態」がものすごく大事で、どちらか一方でも難しい。
2人の関係性の中では2人ともが自分の状態に気を配り、状態をそもそも下げないようにしていることが大事。
自分に安心感を感じている
伝えたいことを冷静に伝えることができる
ジャッジが薄い
ジャッジがあったとしても自分のジャッジなのだと冷静に判断できるくらいの意識を保っている
ネガティブな感情を自分で処理する力を持っている
ネガティブなときは静かにしている(何もしない)ことができる
「一人で」自分の感情と向き合える力を持っている
こういう力を『お互いが』持っていること。
一方が崩れると、そのエネルギーをダイレクトに受けてしまうので、相当なメンタルの安定がその人にないとお互いに崩れてしまうもの。
逆に言うと、一方が実は状態がすごく悪いのに関係性が続いているとすれば、
もう一方の人がめちゃくちゃ頑張っている、メンタル力が非常に優れているということ。
ただ、それも相当に頑張っているので、そういう人はどこかで誰か信頼できる人に相談したり、自分がどれだけやっているかを心から分かってもらったりするといいです。
少なくとも、イケジュンはそれがどのくらい大変で、どれだけすごいことかということを分かっています。
ただ、そういうメンタル力を持っているのはレアなケースだったりするので、多くの場合は一方が崩れると耐えきれなくなって、関係も崩れてしまう。
この「状態力」は仕事ができることとは全く別の力だから、
仕事は頑張っているけど夫婦関係ボロボロとか、内側が崩れているとか、そういうことって普通に起きる。
本当の状態力というのは「近しい人との関係」に一番よく現れるんだね。
自分の不安を仕事でごまかしている、「できる自分」でごまかしている場合は、
本当の状態力を身につけてもらうためにも、家族が問題を起こしたりする。
もっと内側見てよ!って感じで。
仕事やできる自分、他人からの賞賛などの「凄さ」で不安をごまかしている場合、時間もエネルギーも内側より外側を重視することになるから、
内側に愛も時間もエネルギーも注げなくなっていって、内側から問題が起こってくるんだ。
じゃあ、どうしたらいいのか。
自分が本当の状態力を身につけること。
なんだけど、ただ、現実的に難しい部分もちゃんと書いておこう。
人と人との関係性の中で、お互いに対する認識というのはだんだんと固定化してくる。
「あの人は無理」
となって、そこから時間が経ってくると、だんだん「そうとしか思えない」という風になっていきがち。
大体、問題が深刻化してきて初めて向き合い始めることが多くて、本当は深刻化する前の段階で取り組めるのが一番いい。
だけど、深刻化しないと向き合おうと思えないことも事実で、要は虫歯みたいなもの。
虫歯も早期であれば治せるけど、深刻化しないと直そうと思えず、ただあまりにも深刻化すると、抜くしかなくなるよね。
それと似たような状況になってくる。
(ただ、人間関係の場合は、修復することも可能)
やはりそもそも自分の状態力を高めておくこと、自分の不安と向き合い、ジャッジを向き合い、自分の感情を自分で高める力を持っていることが本当に大事。
ちゃんと歯磨きする、ということ。笑
そもそも虫歯にならないようにしておくことがすごく大事で、
日々少しずつメントレして状態を整える時間を取ることが、人生レベルで大事なことだと個人的には思ってます。
結局は、
自分の不安とジャッジを少しずつ癒していくこと
これが根本的に大事なこと。
自分の状態が変われば、相手の状態も変わってくる。
この「少しずつ」というのも一つキーワードで、特に、相手との関係において相手が急に変わることってなかなかない。
自分を変えるより相手を変える方がめちゃくちゃむずかしい。
だから、相手に対しては特に「少しずつでいい」という長期的に考える認識の仕方って大事で、
「一気に変わってほしい」と思うと、余計に相手へのジャッジが強くなり、できていないところに目が向き、やろうとしたことを評価できない心の状態になる。
相手への期待が大きすぎて、自分が苦しむ。
逆に「少しずつでいい」と思うだけで、そういう意識にアクセスするだけで、自分の気持ちがホッとする。と思う。その感覚の違いが鬼大事なんだよね。
「相手に一気に変わることを期待する自分の思考」が、自分の状態を下げていたりするんだ。
こういうこともメントレしていけば見えてくるもので、そこに気づけるだけで「自分で状態を整える」ことができる。
自分が何を考えているから状態が下がっていて、
どう考えれば状態が上がるかを自分が理解し、意識的に整え直すことができるんだね。
その力がないと、感情的になって、相手のせいになって、どんどん問題は悪化していく。
とにかく、自分が自分の機嫌や状態を整えられることがやっぱり大事なんだ。
他にも色々と書きたいことがあるんだけど、あまり長くなりすぎてもあれなので、今回はこのへんで。
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